チケット発売日の朝が来た。
前日にシステムメンテナンスでチケット発売日が一日ずれていた。
ふと予感がしてメンテナンス終了時刻にHPを見ると、アドレスが変わっていた。
サブドメインが、「www」から「shibuya」に変更。
確かに吉祥寺も出来るのだから、当然の措置だ。
・・・となると、予約画面もトップ画面も全てアドレスが変わることは間違いない。
外注スタッフなのか内勤スタッフなのか・・・。
いずれにせよ、チケット予約システムも含めての全面リニューアルを一晩でとは・・・。
素晴らしいスタッフさんがいるという事だ。
・・・とは言え、それはお客様には関係ない事。
発売時刻前に、チェックしておく。
今までとは違って、予約には無料の会員登録が必要になっていた。
すでに、アップリンク会員になっている方のログイン方法が不明などもあったようだ。
他にも先日の吉祥寺のクラウドファンディングで会員登録をされた方のログインなど色々あったみたいだった。
メンテナンス直後は、そういうことはむしろ普通のことで。
きっと、様々な問い合わせに対応された一日だったんじゃないだろうか?
今回予約してくださったお客様の中にネットで予約出来ずに電話でお願いした方もいらっしゃった。
対応してくださる方も、そこまでして予約してくださる方にも、頭が下がる思いだ。
そんな状況なのに、予約がどんどん入っていった。
発売開始直後は、スケジュールが同時発表だったこともあって、ゆっくりのスタートだったけれど。
昼休みを越えるぐらいから一気に加速していった。
アップリンクの予約システムは、直接、希望している席を予約できる。
だから、予約画面でどのぐらい埋まっているのかが確認できる。
見るたびに、席が埋まっていくのがわかることは、純粋に感動だった。
午後になって、ソフトバンクの大規模障害。
こんな日に限って・・・。
予約したくても、ネットが繋がらない方もいらっしゃったと思う。
wifi環境を探したり、PC環境を探したりして予約された方もいらっしゃった。
プロデューサーも、K'sシネマの台風といい、システムや回線の障害にしても。
セブンガールズという作品は、何かと予期できないことが起きますねぇと連絡があった。
そんなふうに言えるのは、週末の予約がどんどん埋まっていったからだ。
これであまり予約が入っていなかったら、ついてないなぁと下を向きたくなったかもしれない。
様々なトラブルがあるのに、力強く、座席が埋まっていった。
今、予約システムを確認してみると、初日は残り1席、二日目は6席しか残っていない。
それも、その残っている席は、「車椅子可」の席で、きっと遠慮がちに避けていただいたのが容易に想像できる。
優しいお客様ばかりなんだなぁと、思った。
もちろん、予約したから酷い人間ということは一切ない。
ここまで予約がないのであれば、初日に来たい方は、遠慮せずに予約してくださって構わないはずだ。
朝の時点で確認した時に、初日は当日席を用意せずに全ての席を前売扱いにしていた。
二日目以降は、既定の当日席を確保した上での、前売り予約開始だった。
そう考えると、週末の合計の販売数は、とっても好成績だなぁと改めて思う。
平日も、金曜が既に、◎マークから、〇マークに変わっている。
恐らく平日に関してはまだ時間も席も余裕があるから、いつにするか決めていない方もいるはずだから。
週末が完売になった時点で、平日の動きも加速し始める。
他の日程だって、一気に動き始める可能性がある。
どうかどうか、皆様、お早目のご予約をお願いいたします。
前回までで、見逃したという声を、買えなかったという声を聞くたびに、苦しい、申し訳ない気持ちになったから。
少しでも早く予約していただければ、それだけ延長上映の可能性だって高くなる。
そうすれば、更に見逃してしまうお客様がいなくなるはずだから。
前回、前々回と、映画ファンが駆けつけてくださった。
ミニシアターファンや、他の作品のファンだった方が、興味を持ってくださって。
そしてとっても嬉しいことにそんな皆様が、映画鑑賞後、舞台にも足を運んでくださった。
そして、今回、再度リピートしてくださる方もいらっしゃる。
舞台だけをやっていた時とは違ったお客様が確実に増えている。
ずっとお客様の前に立って、お客様に喜んでいただけたらと思っていた自分たちにとって。
それがどれだけ嬉しくて、どれだけ感動して、そして奇跡のようだと思っているかをうまく表現できない。
言葉でうまく表すことが出来ない。
舞い上がってしまっている出演者だっている。
きっと今までずっと応援し続けてくださった皆様も、同じように思ってくれていると思う。
感動的な、上映という体験をもう一度できる。
更に広がってくれるといいな。
また、新しい肩が興味を持ってくださるといいな。と願っている。
全ての回が△マークになったら、気にかけてくれるかもな?なんて思ったりもする。
そんなに簡単なことじゃないけれど、話題の映画、人気の映画というふうに見えてくれたら。
きっとそれだけでも、新しい皆様と出会う可能性が高くなるから。
だからこそ、精一杯で、皆様にこの作品を知ってもらえるように努力を更に重ねなくちゃいけない。
そして、来てくださった皆様に精一杯楽しんで頂く努力をしなくちゃいけない。
毎日が奇跡の日々だった。
一人、また一人、セブンガールズに出会って。
毎日、毎日、そんな皆様が増えていく。
そんな幸せな日が、日付的には明日、もう一度やってくる。
応援するに値する映画ですか?
応援するに値する自分たちですか?
改めて自分の中で問いかける。
やろう。
軌跡をここから起こそう。
この企画を立てたその瞬間から、その責任と覚悟をしたはずだ。
やると言ったらやる。
そう口にして始めたんだから。
もう一度。
皆様に会いに行こう。
あの娼婦たちの歌が聴こえる。