2018年11月20日

タンクは満タンさ

出来ることは全部やる。
それがこの映画を創り上げた。
そして、それは今も続いている。
今日やるべきことは、やってしまえとなんとか、ここまで。
うん、これで良い。

プレゼントなのだから。
心で動くしかないのだ。
たくさんのガソリンは頂いている。

自分の出来ることは、まだある。
今日出来ることはさすがにもうないけれど。
明日になれば、まだまだある。
それをどんどんやっていく。
それが自分なら出来るのだと信じている。
信じているというか、疑わないようにする。
そうでなければ、足が止まっちまうぜ。

「止まる」と書いて、普通は、トマルと読む。
でも、実は、トドマルとも読む。
最近の映画に、「止まる」というワードが入ってきているのはきっと時代に停滞感を感じている人がいる証拠だ。
転がる石のようにと、かつてフォークシンガーが歌った。
いつだって、音楽も、映画も、時代に反映されている。
自分の足は、まぁ、止まらない。
こんな急な坂道にいたんじゃ、そもそも転がる以外に出来ないからさ。
次のワードは「転がる」かもしれないなぁ。
「駆ける」かもしれない。

良い映画の定義ってなんですか?と考えた。
まぁ、答えなんか、人それぞれ、千万通りもあるだろう。
自分の中の答えだって、日によって違うかもしれない。
今の自分の答えは「反芻」出来ることだ。
夢中になってのめり込んでもいいし、静かな映画を考えながら観てもいい。
どちらにしても、それをより反芻できるのが、良い映画なんじゃないだろうか?
例えば、恋人と映画館に行った帰りに、喫茶店や居酒屋で、その映画のことを延々と話すことが出来るとか。
一人で映画に行った帰りの電車の中で、一つのシーンについてなんども思い出したり、考えたりするとか。
とにかく、どれだけ反芻できるのかが、良い映画の鍵なんじゃないかって思う。
つまらない映画は恋人の会話を止めるし、次の日には大半を忘れちゃう。
面白い映画は、何十年経っても、やっぱり覚えている。

10年前の舞台でも、覚えていてくださる人がいる。
それはきっと良い作品だったんだなぁって思える。
例え一度みただけでも、きっと、頭の中では何度も何度も楽しんでいる。
そうじゃなければ、人間の記憶力なんて簡単に吹き消してしまうのだから。
思い出したり、考えたり、反芻したからこそ、覚えているはずだ。
人間の脳みそはそう出来ていると聞いている。
子供の頃に、ホラー映画を観てショックを受けて、今でも思い出す大人がいる。
そういう人はきっと、ショックを受けて、何度も思い出しては震えあがったんだってさ。
自分も、ホラーじゃないけれど、エレファントマンは怖かったなぁって今も思う。

反芻してくださる人がいる。
セブンガールズには。
それが、何よりもうれしい。
今も、SNSではコメントが止まることがない。
そんな人が一人でも増えるように頑張らなくっちゃ。
皆様が止まることがないのだから。
自分の足が止まるはずもないさ。

だから。
やれることを全てやるのだ。

駆けるには、充分なガソリンをもらってる。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 04:18| Comment(0) | 映画公開中 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする