クラウドファンディングのリターン設定の一部、データでのリターンを送った。
初めは試写会の後に送る予定だったのだけれど、想像以上に試写会を都合が合わなくて来れない人も多かった。
K'sシネマでの公開で多くの皆様が足を運んでくださったので、その後と決めていたのだけれど。
やっぱりその次の上映が決まってからにしようとタイミングを待っていた。
現場写真や、テーマ曲、サントラ。
支援してくださった皆様はダウンロードしてくださっただろうか?
気を使っているのは、映画を十分に楽しんで頂けるように事前にネタバレにならないようにということだ。
映画音楽を聴いてから映画を観るというのも、どうかなぁと思っていた。
現場写真で送ろうと思っていた写真も、ネタバレを含む写真だった。
やっぱり公開した時はなんの情報もないまま、映画を楽しんで頂きたかった。
実は、ご支援いただいた方々の中で、まだ映画を観れていない方もいらっしゃると聞いている。
だから、まだだいぶ悩んだのだけれど、さすがにもうここだろうと思った。
現場写真や音楽を聴いて、再び映画を観たいと思っていただいた時に上映機会がないというのもよくない。
再上映が決定した今こそ、タイミングだと決心した。
郵送のリターンはまだ残っている。
出来れば一度にお楽しみ箱のように届けられたらと思っているので、まだ待っていていただけたらと思っている。
映画シナリオを含むリターン設定というのもあって、繊細だよなぁと思っているのだけれど。
ある日突然、皆様に届けられたらなぁ。
非売品ばかりだからというのもあるけれど、少しずつ。
上映期間が終わってからの方が良いのかもなぁとも思っている。
一つだけ心配なのは、舞台DVDとサイン入り公式パンフレット。
既に手に入るものは、早く手にしたい方も多いと思っていて、非売品と違ってそれだけが心配・・・。
なんというか、左右から引っ張られているような気分。
喜んでいただけるのが一番だから、最高のタイミングになると良いのだけれど。
メイキングビデオに関しては、更に先かなぁと思っている。
やっぱり、メイキングは上映期間が終了してから。
上映期間中の映像も編集に入れたいなぁと思っているからだ。
もう少し映像を貯めて行って、セブンガールズの軌跡になるといいのだけれど・・・。
今、クラウドファンディングの頃には、セブンガールズを知らなかった方がたくさん応援してくださっていて。
嬉しいことに、非売品のものも欲しいと言ってくださっている。
そんな中で、昔からの劇団のファンや、ご支援いただいた皆様が、なんというかそっと見守ってくださっている感覚がある。
新しく知っていただいて、熱烈に応援してくださっている皆様をすごく好意的に受け入れてくださっているようにも感じている。
あまり多くSNSなどでコメントをされないでいるけれど、観ていてくださっているのがわかる。
会場ではそんな皆様と何度も顔を合わせ、舞台の千秋楽では多くのお客様に紙テープを配ってくださった。
もう「ありがとう」という言葉では足りないぐらいの存在で。
失礼かもしれないけれど、自分の中では共に歩んできたこの映画の同志とすら感じている。
今、映画を応援してくださる方がどんどん増えていて、そのことを一緒に喜んでくださっていると感じている。
これは本当は内緒するべきことで、そうしようと思っていたのだけれど。
あえてここに書いておこうと思う。
実は、舞台「BEGINS of Sevengirls」の千秋楽、20周年を祝って紙テープが客席から舞った。
あの感動のシーンを、ずっと応援し続けてくださっている皆様が用意してくださったのだけれど。
その中の一人が、客席から映像を撮影してくださっていた。
それをこんな感じでしたよ!とすぐに公開することも出来たのだと思う。
けれど、映像を一度送ってくださって、公開してもいいですか?と確認してくださって。
その上で、SNSで公開してくださった。
実は、そんなやり取りを、なんというかすごいすごい感謝している。
これを公開することは、適切な距離感ですか?という確認をしてくださっているなぁと感じたからだ。
多分・・・というか絶対だけれど。
今、映画を通じて応援してくださる方が増えていく中で。
あえてSNS内で、特別扱いしないでいいんですよという無言のメッセージをくださっている。
自分が特別扱いされている自分以外のお客様がいたらどう感じるか理解されている。
昔からのお客様も、新しいお客様も、同じ距離感で、同じように感謝する。
そんな当たり前のことを、無言で伝えてきてくださっている。
明らかに当たり前のように他の多くのお客様と同じ距離感で、会場で接してくださっている。
なんて、素晴らしい皆様に応援していただいているんだろう!
どんなお客様でも、疎外感や、入りづらいコミュニティの存在を感じさせることなく応援してくださるだなんて!
それでいて、あの紙テープのように、新たなお客様と共に、喜びを幸せを共有までしてくださる。
だからこそ。
繊細に、タイミングも、接し方も、きっと考えるべきだ。感じるべきだ。
今、セブンガールズがあるのは、そんな皆様のおかげで。
これから、セブンガールズがもっともっと広がっていくとすれば、新しく応援してくださる皆様が不可欠で。
その先、もっともっと応援していただけるようにならなくちゃなぁと、思うから。
だからせめて。
リターンを楽しんで頂けたらなぁと願っている。
楽しんで頂けているといいなぁ。
この信頼関係というか。
この感覚というか。
何と呼ぶべきかもわからないけれど。
それは、ある種類の使命感にも似たものに自分の中で変わっていく。
そういうものも全部、背負っていくんだという決心をする。
まだこの旅は始まったばかりだ。
この船に乗っている人の顔を、きちんと見渡さないと。
全員で、皆で。
出演者だけじゃない。
たくさんのたくさんの皆の顔を。