あっという間に公開8日前。
昨晩書き出していたマスターデータをひたすらマスターにしていく。
その間はあまり他の作業をしたくなくてBLOGも朝になってしまった。
まぁ、仕方がない。
最近上がった記事を目にした。
現在の映画のヒットには、リピーターが必須という意見だった。
それを読んで、なんだかちょっと暗い気分になった。
なんというか、そういうことを最初から考えて映画なんか作らないんじゃないかと思う。
最近のヒット作の特徴・・・みたいにまとめていたけれど。
確かにそれはそうなのかもしれないけれど、自分の記憶ではそうじゃなかった。
やっぱり、誰もが観ていて、そのほとんどが一回しか観ていない。
それが、おいらの中のヒット作だ。
というか、そういうことを考えてプロモーションしちゃいけないんじゃないかと思う。
もちろん、何度も観てくださる方がいればとっても嬉しいけれど。
もう一回観て!ってお願いするのは、どこか気が引けてしまう自分がいる。
腰が引けてしまう。
今、自分はとにかく観ていただきたい。映画を共有していただきたい、その一心だ。
そうやって、動員をデータで分析して、それは指針になっていくというのもわかるのだけれど。
もう一度最初から観たくなる内容になっている・・・。
なんて分析は、ちょっと間違っているんじゃないかって思う。
少なくても自分も何度も観てしまう作品はあるわけだけれど。
それは、最初からそれを思って製作されたものなんかじゃない。
もう一回、あの映像体験をしたい、あの空気を感じたいと、思い返して観てしまうという感覚で・・・。
でも意外に、普通のことなんだなぁ・・・と気付いた。
何度も来てください!もう一回来てください!2度目は違って見えますよ!
そういう宣伝は、自分の想像以上にされているんだということが記事を読んでから目に付くようになった。
自分の考え方が甘いのかなぁ。
でも思うのだ。
それは、また、違ったプロモーションなんじゃないかって。
少なくても、まだセブンガールズを知らない人に知ってもらうということと。
観ていただいた人に来てもらうのとは、まったく違うことになる。
そういう意味で言えば、多分、リピートというのは、お客様の能動的な意思によるものだと思う。
ヒットの要因・・のような記事の分析は、そのお客様の意思が欠如しているんじゃないかって思う。
確かに、リピートしたくなるような仕掛けがあるというのもわかるのだけれど。
そんなに簡単じゃないよなぁって思うんだけどな。
少なくても記事に書かれているぐらいのリピートしたくなるような内容だったら、どんな映画にもある。
ラストシーンを見たら、もう一度最初のシーンを観たくなるなんて、どんな映画でも同じじゃないだろうか?
それを狙って製作しているなんて、なんだか、意地悪い分析じゃないだろうか?
どんな映画だって、何度観ても面白いように創ってあるはずだ。
自分は、セブンガールズを多分、世界で一番観ている。
監督よりも、エディターをやっていた分見る回数は多い。
だから気持ちがわからなくなっちゃうのかもしれない。
マスターデータが出来た。
いよいよ納品をする。
今日から、また違ったフェーズに入っていく。
セブンガールズがヒットしてほしい。
たくさんの人に観て欲しいし、知って欲しい。
そういう思いとは、一つ別に。
公開だ!お祭りだ!という、シンプルな盛り上がった気持ちがあって。
商売人みたいな顔をしろと言われても、どうも性に合わない。
営業じゃないよ。営業活動じゃないよ。
もう、ちょっと、もっとシンプルな気持ち。
もちろん、宣伝は宣伝になっちゃうのだろうけれど。
一緒に楽しもうぜ!一緒にこの映画を体感しようぜ!というなんというか、ワクワクしたやつだけなのだい。
どうぞ、参加してください。
このお祭りに。
ワールドプレミア上映ですよーーー!!
初の一般公開ですよーーー!!!
もうそれだけだ。
伝説の始まりですよーーーー!!