稽古場に早めに到着して、PCを立ち上げる。
セット券や、特別鑑賞券の予約をしてくださった皆様への送付前の封入。
皆も早く集まってもらう。
うちにしか出来ない事。
それをやっていこうと思ったから提案したら、全員が集まった。
こういう提案にすぐに反応があって、全員が集まることが素晴らしい。
ある程度まで進んでから稽古に。
ダンスが始まり、立ち回りが始まり、舞台の説明が入る。
美術案から図面を起こして、確認してもらって、図面を直してようやく稽古場で反映できる。
舞台上のどこに入口があるのか、段差はあるのか、壁がどこにあって、どこに座れるのか。
正確な図面を引いて、稽古場にテープを貼って空間を再現していく。
それでも、稽古の終わりには図面からのイメージとは違ったようで再度の直しが入ったらしい。
美術の案を出したり、図面を引いたり、まぁ、なんでもやる。
美術さんに頼むこともあるし、今回もその考えもあったことにはあったのだけれど。
なんとか、美術案の起こしから、決定まで進んでよかった。
思った通りの、美術になったら、素晴らしいことになるなぁと思う。
仕込みの段取りまで考えて、役者の導線まで考えて、図面は出来上がる。
稽古が始まる。
がっつりと台本が増えて、新しい箇所から。
出演する新しいメンバーも参加して、新鮮な気持ちで見ながら。
自分のシーンも。
2回やる機会があったので、それぞれ変えながら、台本に近寄っていく。
なるほど・・・。
べた入りまでにある程度、自分の物にしていきたい。
・・・と言っても、キャラクターは勝手知ったる成瀬だ。
映画でも何度も何度も観てきた成瀬を演じるのに、悩む箇所なんてない。
今回の台本に、舞台ならではのとあるシーン、演出方法が多いことに気付く。
恐らく意図的に、そういうシーンを書いている。
実は一番難しいのかもしれないような芝居。
自分にそれが回ってくることは、まずないだろうけれど。
どのように皆が仕上げていくのかは見ものになりそうだ。
自分の出番が終わり、稽古場からデスクに移動してモクモクと封入作業を重ねる。
やはり今日中に終わらせるのは難しいと悟る。
送付が10日以降としていたことは、正解だった。
・・・というか、まるで図ったかのように、スケジュール通りになりそうだ。
そういう意味では順調だし、皆が早く集まってくれたおかげで、素晴らしい内容を送れる。
思った以上につかれている。
続きは明日だ。