2018年09月06日

特別鑑賞券完売

ケイズシネマで打ち合わせをした時に。
日時指定の予約を提案してくださった。
プレイガイドや、前売のシステムを導入していない映画館。
当日券しかないのですかという問い合わせを頂いていたから、すごく嬉しかった。
各日程何枚までという上限を決めた。
当然、当日券もある程度の数を用意してある。
それは、ケイズシネマについているファンもいるし、当日、その日に何を観るか決める映画ファンもいるから。
前売券で全て売ってしまえば、そういう道を閉ざしてしまうことになる。
それでも、かなりの数を前売用に確保させていただいた。

その打ち合わせの席で、軽口を叩いた。
「ま、予約分は一週間で完売にしますよ!」
・・・と。
いや、予約の完売をすることは可能なんじゃないかと思っていた。
自分の周囲の感触、問い合わせの数、そして舞台に比べて映画館は知り合いを誘いやすい事。
そういう全てを考えれば、充分に完売はあると思っていた。
ただ、完売する時期については、はっきりと予測なんか出来なかった。
軽口を叩いた自分は、即座に。
「・・・すみません。見栄を張りました。」
なんて、冗談ぽく口にして、打ち合わせの席で、皆で笑っていた。
でも、その時、心の中で一週間というのは一つの目標になっていた。
笑いながら、冗談みたいにしちゃったけど、口にしちゃったなぁと思っていた。
あ!本当に一週間で!って、あの時笑い話だったことを実現したくなっていた。
嬉しい驚きは、どんな場面にだって必要だから。

それが、まさか3日で売り切れてしまうなんて。

嬉しすぎてパニックになるところだった。
複数回来てくださる方、ご友人を誘ってくださっている方。
これまでの劇団を知らないまま、この映画に興味を持ってくださった方。
舞台から足が遠ざかっていたけれど・・・という方も。
そういういつもとは違う要素が、大きく大きく動いたとしか思えない。

そして驚いてしまうのは、予約分がなくなった今も、問い合わせがあることだ。
当日券についての問い合わせ、乗り遅れてしまったという報告。
いつもの舞台の予約ぐらいのつもりだった・・・という毎回来てくださるお客様。
当日券だって、充分な数があるから、ぜひ、来てください!とお伝えするしかないのだけれど。

ドキドキし続けていた。
これは奇跡の始まりなんじゃないか?
そんなことが頭を何度もよぎる。

速報ツイートが、落ち着いてから、タイムラインの上部に固定するツイートを創る。
WEB上のニュースも、当日券情報モードに切り替えていく。
ふと見ると、映画館のケイズシネマさんのアカウントが、固定ツイートをリツイートしてくれていた。
映画館の公式アカウントのフォロワーたちに、前売予約完売が知れ渡ったという事だ。
それも、すごいことだなぁと、武者震いをする。
このアカウントに、チケット状況がツイートされる。
あの「カメラを止めるな!」も、ここで完売ツイートを出し続けたのだ。

そう。
奇跡は始まったばかりだ。
予約分は完売したけれど、だから映画館が満員になるというわけじゃない。
やっぱり当日券も全て出て、「本日のお席はなくなりました」が出ないとなぁと思う。
その為にやれることをどんどんやっていくしかない。
より多くの人たちに、より広い範囲に。
予約開始直後のSOLDOUTなんていう奇跡が起きたんだから。
そのままこの奇跡をやめちゃうのはもったいないじゃないか。

不可能と言われた映画化をした。
だから、やってやれないことなんかないって思う。

もう大人だからさ。
夢が必ずかなうなんて思ってない。
努力が必ず報われるなんて、大嘘だって知ってる。
それでも、夢を持った人間にしか行けない場所がある。
努力を重ねないと、行けない場所がある。
別に、絶対に必ず報われる必要なんかない。

だって、努力が報われたんだから。

あああああ。
嬉しい。
考えただけで、涙がにじんでくる。

「セブンガールズ」という作品が、どんどん育っているような気分だ。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 04:35| Comment(0) | 映画公開への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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