2018年09月05日

LIVE CINEMA

短い時間なのにものすごいパワーの台風だった。
暴風域の関東でこれだけのパワーなのだから、直撃した関西は想像すら出来ない。
まるで、ハリウッド映画のような映像が次々に映し出されていた。

今日も順調に予約が来た。
昨日に引き続き、予約分がSOLDOUTになった日程があった。
皆様、ありがとうございます。
そして、今や、残り数枚しか残っていない。
ひょっとしたら今日にも完全SOLDOUTなんてことが起きるのかと、夜になってはらはらした。
この数枚がいつまでも引っ張るのか、それとも売り切れてしまうのか。
まったくわからないけれど・・・。
残り数枚という事実に驚く。

驚くことの一つは、完成披露試写会で、公開されたらまた来ます!と言ってくださった皆様のことだ。
すでに、試写で一度ご覧いただいているのに、本当に再度予約を入れてくださっている。
いや、それどころか、複数回予約してくださる方も、ご友人を誘ってくださっている方もいる。
やはり、皆様の映画なのだ。
感謝しかない。
皆様がこの映画を育てようとしてくださっている。
そういえば、出演者たちも試写会で観ただけだから、映画館で観たいと口にしていた。
もう公開後の映画館しかないのだけれど、確かに次に観る機会はいつになることだろう。
実際に公開中は、舞台の稽古とバッティングしている部分もあるし、まったく未定のままだ。

出演者やスタッフさんという関係者と。
ご支援いただいた方々への完成披露試写会の評判がとっても高かったことは、大きな力を頂いた。
けれど、実際に映画館に足を運んでくださる方は、関係者でもないし、応援してくださる気持ちがあるわけでもない。
だから、そういう意味で、劇団も知らない、関係者でもない人たちにも、公開前に観ていただきたかった。
先日の業務試写は、いわゆるそれに近い試写会だった。
殆どの方々が、劇団はおろか、出演者すら一人も知らないという環境で映画を観てくださった。

そこでも、大きな大きな自信を身につけることが出来た。
笑った・・泣いた・・・面白かった・・・そういう感想はもちろんのこと。
ああ、きっと、これは面白がってくださる方がいるぞという感触を持った。

いくつかの感想の中で、共通点がある。
不思議なことだけれど、観た人の感想の中で、同じワードが出てくる。
想定していたワードとは少し違うというか、驚くような言葉もあった。
その一つが、新しいジャンルの映画かもしれないという言葉だった。
つまり、こんな映画は見たことがないという感想がいくつもあった。重なっていた。
似ている日本映画を探すのがとても困難だという。
ああ、そうなんだ。何か新しいものを生み出しているんだ・・・。
劇団が、オリジナルキャストのまま映画を創ることなんてこれまで聞いたことがない。
それは、そのまま、映画のスタイルになっているのかもしれない。

そして、これは、なんというか・・・。
驚いたわけではないんだけれど、そうなんだ!と目を覚ましてしまうような感想で。
「スクリーンからエネルギーを感じた」という感想があった。
もちろん、そういう感想はこれまでの映画でもあるし、珍しいものではないのだけれど。
普段、舞台に立っている自分たちにとって、目の前のお客様相手の芝居ほど、エネルギーが直接的なものはないはずだ。
けれど、そのエネルギーが、あらゆるシーンから出ていたと、力説された方もいた。

演劇というのは嘘だ。
映画だって結局は作り物の世界だ。
そういう虚構の中で、真実を探すとすれば。
生々しく、すぐそこで生きることなのだと思う。
LIVEだ。
時にライブは、嘘を越えていく。虚構をひっくり返していく。
そのLIVEを、生の舞台ではなく、映像というフィールドで感じたと言われた。
スクリーンの中に、役者が生きているんだとすれば、それはどんなにすごいことだろう。

製作方法もあると思うけれど。
やっぱり、全員が死に物狂いで取り組んだ、その思いがそれを実現しているとしか思えない。

たった144分に凝縮されたあのエネルギー。
もしそれが、映像からほとばしっているのであれば。
ぜひぜひ、それを映画館で多くの人に浴びてもらいたい。
作品のテーマそのものともリンクするような。
悩んだり、戦ったり、泣いたりしている、連中が紡ぐ物語を観て欲しい。
何人もの人から、似たような言葉を頂いた時に、より強くそう思うことが出来た。

さあ、もうすぐ公開だ。

短い時間だけれど、ものすごく強い台風。
この時期の台風は、秋を連れてくる。
高気圧を上に押しやって、秋の空気を引きずってくる。
明日の午前中は、台風のしっぽが、またもや大雨と大風を起こすのだそうだ。
そしてその向こうに秋が待ってる。

パワーとかエネルギーとか。
言葉にすると簡単だなぁ。
でも、実際にそれを表現する言葉なんてないのかもしれない。
得体のしれない何かを、感じるようなものの裏には、必ず何かが潜んでいる。
たくさんのたくさんの思いが、その向こうににじんでる。
ソウルだ。スピリットだ。イズムだ。
そういう全てを。

奇跡はこれからだ。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 03:50| Comment(0) | 映画公開への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。