2018年09月18日

どんどん近づいていく

思った通り自然と朝に起床する。
スッキリとした状態で、作業に没頭する。
連絡を取りながら、地道に1ページずつ。
今日、目途が立たなかったら、色々厳しくなる。
全てわかった上で、作業を進めていく。
焦らず急がず、けれど、効率よく。
今日まで培ってきたものが役に立つはずだから。

撮影前に監督が用意した設定資料を久々に開く。
役についての裏設定が書かれている。
映画のためだけに用意されたもの。
それも記載していく。
資料的過ぎる改行の仕方などは多少触りながら。

スタッフさんのコメントや、校正の返しも来る。
スタッフさんのコメントは難しいんじゃないかと思ったのに。
想像以上の数が集まって、それも、どのコメントも泣きたくなるような嬉しいコメントばかりだ。
それぞれの仕事の視点からでしかわからない、セブンガールズという作品。
すごい。すごいなぁ。すごいなぁと、何度も何度も思う。

秘蔵の写真や資料も貼り付けていく。
全ての写真の説明が出来る。
それをし始めたら、ページ数が圧倒的に足りなくなっていく。
もしかしたら見てもわからない写真もあるけれど、何かは伝わるはずだ。
まるでこの3年間の走馬灯のようなページが出来上がっていく。

一旦手を止めて、別の印刷データを作成する。
それは、すぐに出来る作業。
あっという間に入稿作業まで終わらせてしまう。

結局夜の23時過ぎに、パンフレットの第一稿があがる。
何時間かかったのかもちょっとわからなかった。
圧縮率の高いPDFにまとめて、起きていて時間に余裕があるメンバーを募集する。
誤字脱字など校正チェックは、複数人でやった方が良い。
返信があったメンバーに、一斉に送信していく。
それに、自分はもう目が限界だった。
文字のチェックは、都度やっているけれど、今は出来ない。
だとしたら、やってくれるメンバーからの返信を待てばいい。

目は死んでいるけれど、耳は生きている。
とにかく、印刷データから一度離れて、映画のマスターデータの音の確認をする。
と言っても、全編ではない。
直しが入った箇所を一つ一つ確認していく。
ヘッドフォンだと、やけに目立つ音があったけれど、スピーカーだとそうでもなかった。
映画館の大きなスピーカーだとどんな風に出るのだろう?
そこは大きなスピーカーでミックスしているのだから、それを信じた方が良いのかもしれない。
ようやく、音の確認が終わった。
さあ、マスターデータを書き出して、映画館に納品できるようにしよう・・・とも思ったけれど。
一度、立ち止まる。
マスターデータの書き出しは明日にしようと決める。
PCにやらせておけばいいのだけれど、最後の確認もしたほうがいいだろう。

いくつかの修正が返ってきた。
いくつかは直したけれど、今日はここまでか?
そこまで多くはないから明日でもすぐに終わるだろう。
ついでに、目が少し戻ってきたから、写真の差し替えだけ終わらせてしまう。

いくつかの業務メールを残すだけか。

公開前にやることがなくなる瞬間がやってくるだろう。
もう、後は公開を待つだけだ・・・という瞬間が。
その時まで、全速力で進むしかない。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 03:12| Comment(0) | 映画公開への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月17日

人を描く

さあ、ブログを書こうと思っても、つい気になってパンフデータの方に手を出してしまう。
そんなことが何度も何度も続いて、こんな時間になってしまった。

稽古日だった。
稽古場に着くとPCを開く。
作業的に、これだけはやっておきたいというのだけでも。
ダンスや殺陣の稽古の声が聞こえる部屋の片隅で、カタカタとキーボードの音が響く。
いつもの孤独な作業とは少し違う。

稽古が始まってからも、多少作業を続けるも断念する。
どうしても、芝居のことが気になってしまって出来ない。
編集担当や、監督に、パンフの印刷データの確認はしてもらいたいものの。
実際に、その作業を続けること自体が不可能と知る。

稽古になれば、稽古に集中していく。
進んでいく演出、進んでいく台本。
恐らくはこの日本に住むあらゆる人々の中では普通のことではないけれど。
これが、おいらたちの普通、日常。毎週の稽古。
舞台本番に向かっていく姿勢。

稽古している最中に猛烈に、呑みたくなる。
今は、作業的にも限界で、天王山だとも思うほどだけれど。
稽古場でやった作業が思ったよりもはかどったこともあった。
いや、それでも、呑みに行くのはいくらなんでも無理か・・・とも思った。
でも、違うな。
パンフレットの制作は作業だけれど、作業じゃない。
人のことを書き、作品のことを書いている。
だとすれば、人と触れ合う事こそ、豊穣にするはずだという言い訳を思いつく。

この舞台で見せなくてはいけないものは見えている。
本来気にするべきところはそこであって、そこ以外ではない。
そんな話で、飲み屋で盛り上がる。

帰宅してすぐにPCをセッティングしたけれど。
想像通り、一文字も書くことが出来なかった。
ああ、明日は大変だなぁなんて思いながら。
同時に、なんとかなるさと、楽観視する自分もいる。
どうせ、今ねても早起きして、再開するだろうから。

映画公開まで2週間を切った。

やれることを全部やろう。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 15:27| Comment(0) | 映画公開への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月16日

この数年を一日に凝縮している

チラシ表裏を製作するだけで一週間かかるのに。
このページ数の編集を一気にやっている。
編集長がある程度、コンセプトをまとめてくれていなかったらどうなったことか。
コンテンツが決まっている分、作業スピードは速い。
とにかく、朝から写真を編集して、貼り付けて、テキストを配置しての繰り返し。
仕上がっているページは全体の数分の一。
まったくの白紙のページも未だにあるような状況だから必死だ。
朝からずっと作業を続けて、多分、明日稽古場でも作業を続けないと間に合わない。

作業の途中で、音声データが届く。
実は、先日の試写後、音楽も含めて変更点が出た。
まだ出るのか!と思うかもしれないけれど、出る。
今、数時間の時間が惜しいという状況だけれど。
これもまた重要な作業であり、最優先だった。
編集ソフトを立ち上げて音声を映像に合わせて、頭から再度「セブンガールズ」を観る。144分。
音声的な不備、アンバランスな個所のタイムコードをその都度送り修正依頼をしていく。
返し返しだからとても144分で済むはずもなく。
とは言え、この音声と映像を合わせれば、そこでマスターデータが出来る。
それこそ、映画館で公開する映像なのだ。
映画館への納品を考えれば、ここでやり切ってしまった方が良い。

公開まで2週間。今が一番厳しい状況だ。
天王山だ。
パンフを入稿して、マスターデータを納品して。
それまでは、仕事の鬼になれ!

その作業中にも、様々な連絡が届く。
パンフレットの校正についても届く。
音声のチェックが終わってから、再度、パンフ作業に戻っていく。
連絡が届いたら返すのが、むしろ、ちょっとした息抜きのように感じ始めた。
ちょっとした連絡が人に戻れる瞬間のようだ。
息抜きにコンビニに行って、飲み物を買う。

さすがに、今日はここまでか。
明日明後日で、形にする。意地でも。
想像以上に進んだのか、想像より進んでいないのかもわからない。
でも着実に進んでいることだけは確かだ。

このぐらいがいいのかもしれない。
映画の公開と舞台の公演が待ってる。
そのことをどう実感すればいいのか。
まったくわからない。
いつものように忙しくしていればいい。
考えたくなくても、どうせ考える。
考えすぎるぐらいなら、忙しい中で同時に考えた方が結果がいい。

公開2週間前なのに。
あまり、SNSに顔を出せなかった。
反省。
映画を楽しみにしてくださっている方がいる。
まだセブンガールズを知らない映画ファンだっている。

ケイズシネマでは土曜日が封切だから。
前日に上映を終えた作品があった。
そして今日から上映を開始した作品もあった。
様々な感想や、様々な反応まで目にしていく。
この作品を見た方々は、映画館でセブンガールズの予告を観ていらっしゃる。
チラシも手にしているかもしれない。
その中で、一体、どのぐらいの人が興味を持ってくださっただろう。

作業をしながら。
音声チェックで再度観た「セブンガールズ」が脳内にぐるぐる回ってる。
スクリーンを体感した今は、モニターでは足りない。
それでも、笑ったり、涙ぐんだりしてしまう自分がいる。
やっぱり、この作品には力がある。
より多くの人たちが楽しめるような幅の広さも持っている。

映画は「思い」だ。
誰かの思いだったり、監督の思いだったり、観た人の思いだったり。
この映画は、そんな思いが、たくさんたくさん詰まってる。
それ以上の感動なんかない。

映画を愛している人にはどうしても見て欲しいなぁと改めて思った。

もう目が開かない。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 04:55| Comment(0) | 映画公開への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする