映画「セブンガールズ」
劇場公開。9/29~10/5 新宿K'sシネマ http://www.ks-cinema.com/
開けて今日7/29は、公開日まで残り2か月になった日だ。
上映館のスケジュールや作品紹介が更新されていて、なんとなく上映時刻が見え始めているけれど・・・。
正式発表までは、上映開始時刻は見えない。
何時に始まるんだろう?なんて考えて何度も観てしまうのだけれど。
上映館のスケジュールに「Sevengirls」の文字を見つけるだけで少しにやけてしまう。
応援してくださった方や、知っている方々もいるけれど、まだ何も知らない映画ファンもたくさんいる。
そんな人が、足を運んでくださる機会が、本当に本当にやってくる。
あと、たったの2か月で、そんな日がやってくる。
「セブンガールズ」はやっぱりどう考えても超大作だと思う。
シナリオの分量も、登場人物の数も、セットも、144分という上演時間も、全て、大作を示している。
群像劇であり、シナリオの緻密さ、笑える部分、泣ける部分、アクション、恋愛、友情、戦争、夢。
サウンドトラックの曲数は、大作にもひけを取らない曲数になっている。
あらゆる要素をぎゅっと一つにした、とんでもない映画だ。
超大作。普通に考えたら、誰だってそう言ってもおかしくない作品。
けれど、恐らく世間で超大作なんて言われることはないだろう。
予算規模が小さく、出演者は世間的には無名、撮影日数が5日間、上映館が単館。
この矛盾を、この企画を知らない人が観たら、脳内でどうやって処理されるのだろう?
物語の中に没入して、そこから飛び出したときに、一体、この超大作は、どんな風に刻まれているのだろう?
それを舞台では経験している。
セブンガールズという作品を初めて上演した時。
あの時の、あの高揚感、一体感、それが映画でも起きると信じて、今日までやってきた。
長いような短いような、そんな時間が、あと2か月しかないだなんて。
もったいないような、いや、もっと別の感覚。
まだ、誰も知らないんだぜ。セブンガールズのこと。
今、世間では、無名の役者、新人監督が創った映画が面白い!と大騒ぎしている。
短観上映から全国上映になって、すごいすごいと、地上波のワイドショーまで取り上げている。
誰も知らなかった頃に見つけた人たちはきっと鼻を高くしている。
そうだろう?面白いだろう?俺は先に見つけていたんだぜって、きっと得意になってる。
それに近い気持ちだ。
あと2か月間、この映画は、誰も知らないんだ。
たったの2か月間、この映画で得られるカタルシスがどういう種類のものかすらわからないんだ。
こんな超大作を、創り切って、劇場公開までこぎつけて、こんなすごいこと。こんな奇跡。
まだこれを読んでいる人たちしか知らないんだ。
そりゃ、合わない人だっているかもしれない。
でもお客様を選ぶような作品でもない。
特殊な芸術作品でもないし、映画マニアだけが楽しめるような作品でもない。
だからと言って軽薄な大衆迎合だとも思えないし、マニアックじゃないとも言い切れない。
より多くの人が楽しめるようなエンターテイメント性も充分にある。
同時に、人によっては、のめりこんでしまうような深さだってある。
どんなことが起きるだろう?
どんなことを言われるだろう?
レビューサイトの1STレビューは、試写会を観た人かもしれないけれど。
その後、どんなコメントが続くことになるのだろう?
「カメラを止めるな!」では、有名な人や、芸能人が、面白い!と言って話題になったけれど。
セブンガールズは、有名な映画評論家も芸能人も、試写会に来ていないし、呼んですらいない。
だから、もし、そういうコメントが出るようであれば、その人は実際にお金を払って興味を持って来たことになる。
わずかな期間の上映だけれど、そういうこともあるのかな?ないのかな?
逆になければないで、本当に一般の皆様の口コミだけで、全回満席とかになったら面白いのにな。
自分たちで創ったバラックのパンパン小屋。
あれだけでも観て欲しい。
壁も、床も、柱も、衣装も、家具も、建具も、ぜ~んぶ自分たちで用意したんだぜ。
井戸や、物干し台まで作ったんだぜ。
本気で泣いて、笑って、戦って、走り回ってる役者たちを観て欲しい。
このとんでもない撮影に、参加してくださったスタッフさんたちの仕事を感じて欲しい。
作品の感動も、この映画を公開まで進めた感動も、全部がラストシーンでカタルシスになるから。
物語が終わった瞬間、娼婦たちを美しいと感じるから。
あとたったの2か月しかないけれど。
その2か月を十分に楽しんでやるんだ。
まだ誰もセブンガールズを知らないんだ。
話題になんかなるわけもない。知らないんだから。
ただ待ってくれている人や、試写会で知った人たちが勧めてくれているだけの状況。
ヒリヒリするような思いだ。
きっと、泣きながら笑っちゃう。
こんな映画創っちゃうのかよ!ってさ。
そんな人がきっと現れる。
夜中だけど大声で叫んでやりたいよ!!
セブンガールズ映画公開までついに辿り着くんだぞ!!って。
すげーだろう。
すげーよなぁ。
自分の人生の中でも自分をちょっとだけ褒めてやれることの一つになるよ。
この映画を公開まで推し進めてきたことは。
だって、他の誰にもできない事だろう?
2か月後が楽しみだ。
楽しみすぎて、楽しみすぎて仕方がない。
よっしゃ!作業の続きじゃ!!
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