試写会から初の皆との顔合わせ。
チラシの残り枚数を確認して、優先順位的に配布先予定を組むつもりが、まさかのチラシ残数100枚以下・・・。
かなり落ち込む。
先週、確認した枚数と、全然ずれていた・・・。
なんとか、監督や役者の手持ち分だけ、配布できたけれど、街中での宣伝計画などは持ち越し。
増刷を頼んだとしても・・・2週間遅れてしまう・・・。
う~ん。何がずれたのか、結局わからないけれど。
万という単位で印刷して、千という単位で用意していたはずなのに。
宣伝できるところがあればどこでもしたいけれど、当然、優先順位というものがある。
どこから宣伝していって、足りないなら増刷などなど、勢いに任せるのではなくある程度のコントロール。
そこが出来ていないという自分がとっても腹立たしい。
肝心な宣伝したい場所が後回しになってしまうような計画性では駄目だ。
こういうところが、自分のダメなところなんだ。
写真は、本チラシの表面。
仮チラシも、本ポスターも、メインビジュアルはこれに決まった。
何人が気付くかはわからないけれど、タイトル「セブンガールズ」なのに8人の女たち。
気付いた人には、作品を観てから大きな意図だとわかるようになっている。
白地に赤いロゴ。
純白とすこしだけ濃い赤。
全てに意味と意図が込められている。
この8人の女たちが、セブンガールズと呼ばれるようになる。
それが、この作品だ。
キャッチコピーが、本チラシの上部に。
「戦争が終わってから、女たちは戦った」
考えて、考えて、それでも足りないぐらい絞り出して。
シナリオから、セリフの抽出もして。
キャッチコピーの候補のリストを作成して、その中から選ばれた。
ひねり出されたキャッチコピーは全てに愛着があるけれど。
その中でも、一番、作品がストレートに伝わるキャッチになった。
「戦争」という強いワードが、最初にあるのも、大きな理由になった。
舞台のチラシだと、様々な慣例というものがある。
例えば、タイトルと劇団名を上部に記載するのが慣例だ。
宣伝場所が折込やラックが多いから、上部にタイトルがある方がキャッチーなのだ。
映画のチラシは平置きが多く、ラックも上部だけが出ているものは余り見かけないからそういう慣例はない。
それに、舞台のチラシは表面に、劇場名と日程を絶対に記載しなさいと言われる。
表はビジュアルで、裏は情報と割り切った方が実は個人的に好きなのだけれど、まず必ず言われる。
けれど、映画のチラシは、日程も劇場名も、どこにも掲載しない。
裏面下部にある白帯と呼ばれる部分に、後から印刷したり、ハンコを押したりする。
演劇と違って、様々な劇場で上映する可能性がある映画は、本チラシに、日程も劇場も掲載しない。
だから、映画のチラシの方が演劇よりもよりビジュアル的に優れているし、コレクターが多い。
映画のチラシを額縁に入れて飾るような喫茶店が存在するのは、こういう情報が少ない部分にもあるかもしれない。
少し悩んだけれど、本チラシのどこにも劇団のロゴは記載していない。
それは、映画を劇団の宣伝にしてはいけないという明確な意思でもある。
映画は映画で大成功を願っているわけで。
もちろん、映画で劇団に興味を持ってくださる方がいれば、自分で調べたり、リンクを辿ってくださる。
情報を押し売りするのではなくて、最低限の情報の開示の方が良いからだ。
自分で調べて辿り着いてくださった方は、きっと本当に足を運んでくださる。
興味がない方はそもそもロゴなんて意味がない。
そういうことだ。
もちろん、舞台にだって来て欲しいけれど、別のモノなのだから。
恐らく、役者たちもいつもとは少し感触が変わってくる。
舞台やるんですとチラシを手渡すことと。
映画に出ているんですとチラシを手渡すこと。
ニュアンスが少し違ってくるはずで。
いつもより、より多く配ることが出来るかもしれない。
10月に連続で、舞台の公演も控えているから、舞台のチラシも配るようになる前にある程度配布出来たら。
この本チラシ。
上映館のK’sシネマでは、すでに配られているそうです。
実は、今朝、こっそりK’sシネマで映画を観てやろうと出かけたのだけれど。
電車の中で観ようと思っていた作品が満席になったことを知り、Uターンで戻ってきた。
新宿で暇をつぶして他の作品を観ることも考えたけど・・・。
さすがに、それは時間の無駄になりそうだなと断念。
まだまだこれから新宿には行くことになる。
ちなみに試写会をやったユーロライブにもあるはずです。
他にもみかけたら、ぜひ、教えてくださいませ。
色々な人が手に取ってくださったらいいなぁ。