2018年07月07日

PV第14弾公開


初めて6月中に梅雨が明けたと聞いて、今年の七夕様は久々に晴れるかなと思ったけれど。
西日本を中心に、台風からの降雨前線の活発化をしている。
信じられないほどの降雨量、被害は今も増えている状況、心配しています。
どうぞ、危険だなと思う場所からは離れてくださいませ。

登場人物紹介のラストになるPVの公開をする。
この日までにと思っていたスケジュールをなんとかクリアした。
完成披露試写会が終われば、それまでの情報解禁から、公開日の発表になる。
それまでに用意しておきたいと思っていた。
これから、映画館でも流れる本予告の製作にも入っていくけれど。
その前に登場人物の紹介Vが揃っていたら・・・そう思っていた。

ラストの5人は、1人ずつのPVにしても充分な映像もあるし、エピソードもある。
ここをまとめちゃってもいいのだろうか?と少しだけ悩んだ。
物語の主軸となる娼婦たちのそれぞれのエピソードの中心人物だからだ。
女たち10人のPVの評判がとてもよかったのもあるから、それも考えてはいたのだけれど。
結局、まとめることにした。
基本的には女たちに感情移入する物語なのだから。

終戦が1945年、昭和20年だから、男たちは学生を除いて、大正生まれになる。
大正男たちの、頑固なところ、不器用なところ、それぞれのそういう部分が見えるように出来ただろうか?
自分も写っているPVだから手前みそになりかねないけれど、それは関係なく、ものすごく切ない気分になった。
今の時代は「ちゃんと言葉にしてくれないとわからない」なんて女性に言われてしまう時代だけれど。
おいらの祖父に当たる世代は「言葉にしてしまったら軽くなってしまう」ということを大事にしていた。
少なからず彼ら登場人物にはそういう部分があって、言葉にすることがあるとしたら、それは余程のことで。
優しい言葉を持っていないのに、ものすごく優しさを感じたりすると、特にそう思ってしまう。

生きることに精いっぱいだった時代。
誰もが自分の大事なものを、切り売りするしかないような終戦直後。
恋愛は贅沢品だったし、だからこそ、強い思いを持った。
敗戦というショックと、傷つけられた尊厳と、行く先の見えぬ不安の中で。
きっと、恋愛ぐらいしか、光り輝くものを見つけられなかった。
彼らの不器用な愛情は、場合によっては女たちを傷つけた。

今回のPVにつける音は悩んだ。
基本的にそれぞれのテーマソングがあるのは女たちだけ。
男にも数曲あるけれど、展開がはまる曲があまりなかった。
選んだ曲は、実は映像を観ながらリアルタイムに吉田トオルさんが弾いた曲だ。
映像に合わせて弾いた曲だから、別の映像に合わせることに抵抗があった。
結果的に、その曲の一部・・・いくつかのセンテンスを切り出して、合わせていくことになった。
本当はこの曲はもっと長いし、構成のある曲なのだ。
不安に思いながら、公開前に吉田トオルさんに確認してもらった。
幸い、問題なかったけれど、不安だったなぁ。
この曲は、ぜひ、全編を聴いて欲しいなぁと思う曲の一つです。

男たちのこのPVは、ぜひ、その相手役とセットで確認してほしいなぁと思う。
本編鑑賞前と後でも違うかもしれないけれど、少しずつ繋がっていく。

さあ。
次は完成披露試写会だ。
ご鑑賞いただける支援者の皆様は、楽しみにしてくださっているかなぁ。
ぜひ、感情移入した登場人物がいたら、この登場人物紹介PVをシェアしてくだされば。
そういう材料になるように、用意したつもりなので・・・。

やっとスタートラインだ。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 14:23| Comment(0) | 映画公開への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする