2018年05月23日

奇跡の始まり

情報公開から明けて明日の21時にちょうど一週間になる。
早いなぁと思いつつ、ここからなのだともう一度考え直している。
今日まで応援してくれた舞台のお客様、支援してくださった方々にまずはお伝えした段階。
例えば、今回舞台に来れなかった方でネットをあまり使わない方のお手元に情報が届いているだろうか?
まずは、おいらたちのことを少しでも知ってくれている人たちに少しずつ情報を届けていく。
例えば、メールやメッセージで、映画情報が出たことを告知していく。
そういう地道な作業が第一歩でもいいのかもしれない。


情報公開直後、PVやHPのアドレスを、SNS上で拡散してくださる方がいらっしゃった。
拡散するという意識がなくても、シェアや、いいね!などで広まったりもしたはずだ。
恐らくそうやって、一つずつ、少しずつ、情報が広がっていく。
少しずつ減衰しながらも、友達から友達に、更にその友達に、輪が広がっていく。
その中で、一人でも興味を持つ人が出てくるかもしれないという希望を持てる。


けれど。
それでいいのか?と考える自分がいる。
それだけでいいんだっけか?
この映画は、そもそも奇跡の映画じゃなかったか?


クラウドファンディング達成だって奇跡的だったじゃないか。
この予算で、あのボリュームの、それもセットが必要な映画を撮影したことだって奇跡だった。
ロケ地が見つかったことだって、奇跡的だった。
あの撮影の日々は、その瞬間瞬間に奇跡を生み続けていった。
海外プロモーションだって、まさかというようなことが起きた。
不可能と思えるようなことを、可能としてきたのが「セブンガールズ」だ。


だとすれば。
自分の発想をそこで終わらせてはいけないのだと思う。
恐らく、通常のプロモーションで言えば、まず発表された9月のK'Sシネマでの上映の成功を目指すべきだ。
それは、もちろん、当然のことだし、それがその後の世界を拡げていくことでもあるのだけれど。
恐らくそこを想定してのスケジュールだし、そこを想定しての営業活動になっていくはずで。
だとしたら、そこに合ったプロモーションをしていくことがベストなのかもしれない。
けれど、多分、おいらだけは、それではいけないのだと思っている。


上映館が全国に広がり。
上映が続き、ロングランになっていき。
このクラスでは信じられないほどの動員を記録して。
「ヒット」と呼ばれるほどの成功をするには?
・・・という考え方を、多分、おいらだけはしなくちゃいけない。
そんなまた、夢みたいなこと・・・と笑われるのなんか、まるで気にしない。
むしろ、笑わば笑え!というぐらいに。
宣伝費もそれほどないのに、どうやってだよ!と言われたとしても。
それを念頭においたプロモーションを、本気で考えるべきだ。


9月のK'Sシネマが上映期間、毎回満員御礼であれば、上映期間が伸びたり、上映館が増えたりもあるだろう。
でも、それはきっと、結果に対する反応でしかない。
作品に力があれば、自然発生的にそういうことが起きるとは思わない。
なぜなら、そもそも観なければ、どんな映画だって話題になることはないのだから。


役者の中には地方出身の俳優もいる。
実家の親にも映画館で見せてあげたいなぁと口にしていたのを覚えている。
日本全国で上映されるようなことはそんなに簡単なことじゃない。
それでも、それに近いようなことが起きるにはどうしたらいいのだろう?


なんだか、面白そうな映画があるぞ。
なんだか、話題性のある映画があるぞ。
やけに良い作品らしいぞ。
ちょっとした噂から、日本中に広がっていった映画は実際にある。
監督が主題歌を歌った「大誘拐」は上映館が増えてロングランになり、賞レースのトップに躍り出たし。
最近なら「百円の恋」も、同じように全国に広がっていったはずだ。


そりゃあ、不利な点は多い。
有名な俳優なんか一人も出ていない。
日本人は海外に比べればずっと保守的だから、話題になりにくいかもしれない。
それでも、サブカルであるとか、東京の劇団であるとかの訴求力は、意外にあるんじゃないだろうか。
実際、地方に住む高校生が、東京の大学に受かって、まず下北沢に行くなんて人も多いと聞く。
そういう世代に、そういうまだ見ぬ人々にまで。
情報を拡散していけたら。


徒手空拳。
何も持たぬ。
それでも。


おいらだけは、信じるのだ。
奇跡を起こすことを。
奇跡が起きることは、あればそれでいい。
でも、自分から積極的に、起こす!と意識することが出来るのは、多分、今、ここにいるおいらだけだ。


ここから奇跡を始めるのだ。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 03:54| Comment(0) | 映画公開への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする