2018年05月03日

行きつ戻りつ

起床して昨日の編集の最後の微調整だけをしていてふとメールボックスを見る。
音楽の吉田トオルさんから、5月公演「カクシゴト」の音楽が届いていた。
メールを一本送信してから即座にダウンロード開始。
解凍してすぐに中身を確認、音のデータが壊れていないかの確認。
そのまま、音響機材のサンプラーにアサインしていく。

音響台本がいつものように添付されている。
トオルさんが持っている台本のページと、セリフが書き込まれていて。
どのキッカケで音を出し、どのキッカケで音を下げるのかまで記載してある。
音響台本通りにオペレーションが出来るように機材に音を入れていく。
基本的には、作品ごとにBANKを振り分けて、音を出す順番にアサイン。
押している間音が流れるのか、押せばそのまま曲がれ続けるのか。
更にそれぞれの素材をループさせるのか機材で指定していく。

・・・しかし、これ、キーボードで製作しているのか・・・
弦の音が響く。
これ以上はどんな音か書かないけれど、一貫したテーマ性を感じながら。
その曲数、なんとSE含めて30曲。
本公演のような感じじゃなくていいですとお願いしていたのに。
結局、いつもと変わらないか、むしろ3作品分だから多い曲数になってしまっている。
厳しそうなキッカケも、試して見たらうまくいきそうだ。

面白いなぁと思うのは、作品によって曲数が全然違っていた事。
これはある意味で、プレッシャーと言うか、何と言うか。
面白いことになったなぁと思う。
こういう音楽でも、作品の違いがはっきりと出ているのは、とっても面白い。
お客様もこの違い、面白さは、伝わるんじゃないだろうか。
予想していたけれど、予想以上の、面白さのある差。
ある意味で理想的だよなと思える劇伴に対する哲学。

音響台本通りにまずは稽古場で流してみて。
それぞれの演出家の指示でキッカケも変わるかもしれない。
まさか音の追加依頼なんかないだろう・・・と思いつつ。
それでも、キッカケの変更は実際に芝居をしないとわからないものだ。
そこで、もう一度、オペレーションについては考えればいい。

音の振り分けが終わると、今度は印刷物の仕上げ。
先日の仮稿に対する返信が来たから、ほぼ本稿に近いものに仕上げていく。
細かい部分のチェックまでしてからようやく送信。
入稿まではまだ時間があるけれど、完成と言っていい状態まで。
指摘された修正点と、追加する情報を重ねていった。

なんだか、今日は、映像編集、音楽準備、印刷物仕上げと、多種多彩な作業だった。
昨日は没頭するというような精神状態での作業だっただけに、不思議な気がする。
雑多な作業はそれはそれで脳を活性化していく。
作業しながら、色々なアイデアが脳内を駆け巡っていく。
もう一本、ないし、もう二本は映像編集したいアイデアがある。
浮かんでは消えて、消えては浮かんでいく

最短で〆切がやってくるのは印刷物になるのかな?
まぁ、それも大まかには済んでいる。
ここからが踏ん張り時なのかもしれない。

雨の音が聞こえる。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 04:14| Comment(0) | プロモーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする