通してセブンガールズをまず観る。
何をするにもまずここからだ。
どれだけ間を空けたところで、やはり客観的には観れない。
撮影時のこと、編集時のこと、たくさん思い出しながら。
完全に客観で、初見のお客様の気持ちで観たいと思いながらも。
それはきっと一生不可能で、映画館で体感する以外にないのだなぁと気付く。
編集完パケデータの、音楽が流れていない映像の書き出しをする。
こんなに時間がかかるんだっけか?
書き出しの形式にもよるのだけれど、思ったよりも表示された時間が長い。
最近、短いクリップしか書き出していなかったからかもしれない。
音楽が流れていない完パケを作成しておけば、予告編の編集に入れる。
予告編は予告編で、音楽を重ねるわけだから、音楽が重なっている映像では作成できない。
自分の中ではすでに用意しているつもりだったんだけど、見当たらなかった。
もちろん、書き出さずに元データだけで再度、映像予告を作成だって出来るけれど。
全てのデータがあるのだから・・・。
ただ作業工程的にも元データの保護を考えても、別に書き出した方がいいだろう。
世の中にはもちろん予告を製作する会社もある。
そこには、完パケデータを渡して、そこからの製作になるはずだ。
想像もしていなかったような予告が流れることもあるはず。
つまり、監督とは別に、宣伝のディレクターがいる。
よくよく観てみると、ネタバレになっちゃっている予告編も意外にあった。
肝心な部分が説明されていなければ、そこまでのネタバレにはならないという判断だろう。
映画の予告も、再生環境が様々にある。
まずは、映画館で流れるCM。
映画と同じサイズで流れる。映画と同じ音声で流れる。
映像のダイナミックさがあればあるほどいいのだろうなぁと思う。
ハリウッドのように切り刻んで、テンポ良く見せるようなCMもある。
それと、テレビCM。
まぁ、これはセブンガールズの予算ではとてもじゃないけれど流す余裕はない。
映画紹介コーナーなんかで流れる映像は、誰が編集しているのだろう?
あれは、CMとはまた違って、面白い所をピックアップしているなぁと思う。
そして今は、WEB。
最近の映画には、トレーラーというリンクが張ってあって、そこにスポット映像が並ぶ。
短いバージョンのPV、長めのPV、特設PVと、多種多彩だ。
これは、PCやYoutube経由でテレビでも観れるけれど、最近は、スマフォがメインじゃないだろうか?
だとすれば、テロップの文字の大きさが、まるで変ってくる。
あまり小さな文字だと、視認できない層が出てくる。
そのうちのどの映像を製作するにしても、音楽なしのセリフだけの映像が必要になってくる。
中間コーデックはなるべく画質を落とさないものの方が良いだろう。
時々、ハリウッド映画の予告編で、本編で使用されていない映像が流れていた・・・なんてことがあるらしい。
あれは、どういう流れでそうなるのだろう。
予告編ように撮影するなんてことはほぼないはずだから。
まだ最終的な編集が終わる前に、予告編を製作したか。
あるいは、編集の過程で、これはカットするけれど、どこかで使おうとマーキングしていたのか。
そのどちらかになるんだろうなぁと思う。
今回もカットした映像から、予告編を製作することも可能だ。
全てのデータがここにあるし、PV製作会社に完パケを渡してお願いするわけでもない。
でも、どうだろうな・・・。
音声のMAもされていないし、映像のカラコレもされていない。
こっそり、隔しデータで入れることは出来るけれど。
頭の中で、様々な映像、様々なシーンが、まるでDJがスクラッチしているかのようにランダムに通り過ぎる。
なんとなく頭の中で、構成だけは出来てきたから、材料が揃ったら色々試してみよう。
この作品を広く広く伝えるためにも。