2018年05月01日

スクラッチ

通してセブンガールズをまず観る。
何をするにもまずここからだ。
どれだけ間を空けたところで、やはり客観的には観れない。
撮影時のこと、編集時のこと、たくさん思い出しながら。
完全に客観で、初見のお客様の気持ちで観たいと思いながらも。
それはきっと一生不可能で、映画館で体感する以外にないのだなぁと気付く。

編集完パケデータの、音楽が流れていない映像の書き出しをする。
こんなに時間がかかるんだっけか?
書き出しの形式にもよるのだけれど、思ったよりも表示された時間が長い。
最近、短いクリップしか書き出していなかったからかもしれない。
音楽が流れていない完パケを作成しておけば、予告編の編集に入れる。
予告編は予告編で、音楽を重ねるわけだから、音楽が重なっている映像では作成できない。
自分の中ではすでに用意しているつもりだったんだけど、見当たらなかった。
もちろん、書き出さずに元データだけで再度、映像予告を作成だって出来るけれど。
全てのデータがあるのだから・・・。
ただ作業工程的にも元データの保護を考えても、別に書き出した方がいいだろう。

世の中にはもちろん予告を製作する会社もある。
そこには、完パケデータを渡して、そこからの製作になるはずだ。
想像もしていなかったような予告が流れることもあるはず。
つまり、監督とは別に、宣伝のディレクターがいる。
よくよく観てみると、ネタバレになっちゃっている予告編も意外にあった。
肝心な部分が説明されていなければ、そこまでのネタバレにはならないという判断だろう。

映画の予告も、再生環境が様々にある。
まずは、映画館で流れるCM。
映画と同じサイズで流れる。映画と同じ音声で流れる。
映像のダイナミックさがあればあるほどいいのだろうなぁと思う。
ハリウッドのように切り刻んで、テンポ良く見せるようなCMもある。
それと、テレビCM。
まぁ、これはセブンガールズの予算ではとてもじゃないけれど流す余裕はない。
映画紹介コーナーなんかで流れる映像は、誰が編集しているのだろう?
あれは、CMとはまた違って、面白い所をピックアップしているなぁと思う。
そして今は、WEB。
最近の映画には、トレーラーというリンクが張ってあって、そこにスポット映像が並ぶ。
短いバージョンのPV、長めのPV、特設PVと、多種多彩だ。
これは、PCやYoutube経由でテレビでも観れるけれど、最近は、スマフォがメインじゃないだろうか?
だとすれば、テロップの文字の大きさが、まるで変ってくる。
あまり小さな文字だと、視認できない層が出てくる。

そのうちのどの映像を製作するにしても、音楽なしのセリフだけの映像が必要になってくる。
中間コーデックはなるべく画質を落とさないものの方が良いだろう。

時々、ハリウッド映画の予告編で、本編で使用されていない映像が流れていた・・・なんてことがあるらしい。
あれは、どういう流れでそうなるのだろう。
予告編ように撮影するなんてことはほぼないはずだから。
まだ最終的な編集が終わる前に、予告編を製作したか。
あるいは、編集の過程で、これはカットするけれど、どこかで使おうとマーキングしていたのか。
そのどちらかになるんだろうなぁと思う。
今回もカットした映像から、予告編を製作することも可能だ。
全てのデータがここにあるし、PV製作会社に完パケを渡してお願いするわけでもない。
でも、どうだろうな・・・。
音声のMAもされていないし、映像のカラコレもされていない。
こっそり、隔しデータで入れることは出来るけれど。

頭の中で、様々な映像、様々なシーンが、まるでDJがスクラッチしているかのようにランダムに通り過ぎる。
なんとなく頭の中で、構成だけは出来てきたから、材料が揃ったら色々試してみよう。

この作品を広く広く伝えるためにも。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 05:44| Comment(0) | プロモーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする