ミーティングで話した内容をまとめたスケジュールが届く。
一つ一つ、自分でメモをしておいたこととすり合わせて確認していく。
舞台関連で自分用のメモもスケジュールに書き込んで、返信。
何かが決まるたびにスケジュールは更新され、やり取りを繰り返すうちに埋まっていく。
今は白紙の部分にも、いつどんな予定が入るかわからない。
早速、一つ作業に入る。
まだ入り口。
5月の舞台で配る印刷物のメインビジュアルの画像の選別と調整。
RGBからCMYKに変換して、偏った色配置だけでも直していく。
それにしても、ちょっとしたカラー調整をマウスでやるのはなんでこんなに大変なのか。
ミリ単位でマウスを動かしているだけで、目が疲れていく。
ちょっとずれたら、全然違う色が出てしまったりもする。
数値入力することも出来るけれど、それじゃリアルタイムな変化がつかめない。
慣れている人はトーンカーブもさくさくやっているけれど、凄いなぁと思う。
おいらなんか、ドラッグしながら、ピクピクしてしまう。
このチラシは、速報的なものだけれど。
考えてみれば、とっても特別なものだ。
他のどこで配るわけでもない。
つまり5月の舞台に足を運んでくださった方だけが手に取れる。
とりあえず情報だけを列記したものでも良いと思ったけれど。
それは違うなと思った。
きちんとした拘ったものを作成しよう。
これは、映画「セブンガールズ」プロモーションの最初の一歩だ。
印刷物はその後、更に増えていくけれど、これが最初なのだから。
世界で数百枚しか印刷されない貴重なチラシだ。
劇団の公演以外では配れないようなチラシだ。
タイトルロゴと写真を配置して、メインが決まった段階で今日は終わる。
色々と考えたけれど、ここまでで十分なはずだ。
それに、監督から重要な情報を一つ待った状態。
それが来ないと、決定的なデザインも出来ないだろう。
スケジュール表を見たら意外に解禁日まで時間がない。
まぁ、時間がなければ作ればいいだけのことだけれど。
ここは踏ん張りどころなのだ。
微妙な作業や脳内作業も多くなる。
積み上げろ、積み上げろ。
今はまだ先が見えないほど、作業量が多い。
プライオリティも自分の中で決定していない混沌の状況だ。
それでも、舞台本番を見据えながら、一つ一つクリアしていくしかない。
全ての材料を揃えていく。
まぁ、ひとりぼっちなわけじゃない。
時には人にアドバイスをもらって。
時には相談を重ねて。
時にはミーティングをして。
そうやって、作業工程は続いていくだろう。
相変わらずさ。
この企画が始まった日から何も変わっちゃいない。
やれることは自分たちでやる。
誰もやらないなら自分から動く。
そんなことずっとやってきたんだ。
みんな、すごいことが起きているって気付いているかな?
面白いことが始まるって、わくわくしはじめているかな?
どうやって皆に伝えよう。
どうやってたくさんの人に伝えよう。