2018年03月15日

やったことないことが出来る事

映像の修正点が来たから修正をしてみる。
その中で、画質関連の修正依頼があって。
そういえば、色味や明るさなどは、一切、映画編集でやっていないことを思い出した。
なぜなら、編集後に最終的なグレーティングが待っていたからだ。
中途半端に色調整をしてしまうと、かえって画質を落としてしまう結果になりかねない。
画質なんかは、編集段階では触らないようにだった。

やったことのない作業の場合、さて、どうやるんだろう?と探すところから始まる。
出来るのはわかっているけれど、じゃぁどこでどうやったらいいのか。効率がいいのか。
そういう経験がないのだから、そこで時間がかかってしまう。
まぁ、一度、覚えればその次からは早いわけだけれど。

けれど、意外なもので、あっという間に、この辺に多分出来る奴があるなと直感で進んでみつけた。
ここのつまみをいじれば、多分、思った通りになるな・・・というのもそのままできた。
これは、Photoshopなどの画像加工をしている経験があったからだ。
まったく違うアプリケーションだし、動画と静止画じゃ、色々と違う。
でも、その違いを具体的に把握していれば、なんとなくわかる。
そして、例えば「輝度」とか「コントラスト」とかを、どう触ればどう変わるかも知っている。
そこまで大きな差異があるわけではなかった。
その作業をみつけるのに時間がかかるかなと思っていただけに、肩透かしだ。
ああ、こんなに簡単に出来ちゃうのか・・・ぐらいの。

もちろん、静止画に比べて、圧倒的にデータ量は重い。
1秒間に30枚とか60枚の画像が並んでいるのが動画なわけだから。
通常の静止画加工×コマ数の計算をPCがすることになる。
複雑な色調整などは、意外に時間がかかるはずだと思っていた。
でも、グラフィックボードを積んである今のPCは早い。
ほとんどリアルタイムで、動画は動き続けた。

昔、ショートフィルム企画で、自分が監督作品をやった時。
回想シーンで、色味を変えるという作業をした。
その時は、時間がかかったなぁ。
1コマ切り出して、色の結果を見ていって。
じゃあと、エフェクトをかけた後に、保存して、プレビューを書き出して。
確か、監督ととあるPVの編集をした時もそうだった。
プレビューの書き出しになったら、編集している部屋を出て、外で煙草を吸ったなぁ。
あんなに時間がかかったのに、今は、そんなこともない。
そういえば、この編集ソフトは、グレーティングのソフトと統合している。
だから、実は単独でのグレーティングも出来るはずだ。

作業も直感的に、あっという間に出来た。
PCも、計算に入らずリアルタイムで動いた。

少々の手直しなどをして、あっという間に書き出して、送信。
思ったよりもずっと時間もかからない。

出来なかったことが出来るようになっても。
少しずつしか変化していないから実感しない。
当たり前のことだけれど、自分で成長を感じることなんかほとんどない。
こんなこと出来なかったけど、出来るようになったという感慨なんかない。

信じるしかない。
結局は。
自分は前に進んでいると信じるしかない。
実感を待っていてはいけない。
感想を待っていてはいけない。
前に向かっていくとしたら、それは、信じ続けることだ。

技術がいつも進歩しているように。
自分も進化していると。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 03:36| Comment(0) | プロモーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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