映像編集を少し。
セブンガールズとはまた関係ない映像だし、編集と言ってもそう作業は多くない。
いくつかの調整や書き出し設定が必要なだけだ。
日曜に監督から受け取ったデータを指示通りに作業していく。
前は時間がかかったことが、まるでかからなくなっている。
ショートカットも、普通に使っている自分が面白い。
今、自分はすごくクリエイティブで面白い感じだ。
映像の編集をしたり、印刷物を制作したり、役者をしたり、作家をしたり、演出をしたり。
もちろん、自分の中心にあるのは、役者だなぁというのはぶれない感覚としてあるのだけれど。
それでも、まるで違うような創作が相互に影響を持っていることに気付く。
思えば、そういう人は珍しくない。
リリー・フランキーさんなんか、イラスト書いて、役者やって、トークライブやら、作家やら。
それを多才という一言でくくってしまえば、まぁ、それはそうなのだけれど・・・。
監督だって、作家に、演出家、漫画原作や、映画監督、ヴォイストレーナー、ディレクション等々。
とにかく、多才な人で、元々ダンサーだったり、DJやったり、バンドをやっていたり、デザイナーまで。
今までの創作活動は多岐にわたる。
北野武さんだって、芸人でありながら、絵を描き、小説を書き、映画監督をしている。
ひょうきん族時代は、実はディレクションもかなりやっていたとどこかで読んだ。
最近なら、バカリズムさんとか、劇団ひとりさんとか、芸人さんがとても広く活動している。
役者で言えば、斎藤工さんが、様々な活動をしている。
テクニカルな部分も含めてだけれど。
まるで違うように見えて、実際には、マルチに活動することは、お互いに好影響がある。
もちろん人にもよるのだろうけれど、経験が多いほど表現が広がるのは間違いない。
役者だって、作家だって、自分の経験を生かすことのできる仕事だからだ。
もう。クリエイティブなこと以外は本当は一切したくない。
まぁ、そんなこと言ってたら、買い物さえ出来なくなってしまうけれど。
以前、芝居関係のことで、役者以外のことはやりたくないと一切、手を付けなかったことがある。
もちろん、実作業でせざるを得ないことはしたんだけれど。
でもそれで良い結果だったのかなぁと考えると、どうもそうじゃないなぁと最近は感じ始めている。
あまり拘ることなく、色々な創作をしていった方が良い結果を生むような感覚がある。
特に今、そう思っているだけなのかもしれないから、すぐに気が変わるかもしれないけれど。
監督だって、ダンサーだった時代に、自分がその後、漫画原作や映画監督をすると思っていなかっただろうな。
色々な表現活動を重ねていくうちに辿り着いた。
もちろん、映画監督だけを目指して頑張っている人もいるわけだけれど。
どっちも遠回りだったり、どっちも不正解だったりするんだと思う。
ただ自分の表現活動を続けていくというのは、実は、そんなに差がないことなのだろうなぁ。
そんな感じがする。
独特とか。
オリヂナルとか。
きっと、そういう隙間から生まれる。
全員、同じマニュアルの中で育ったって、面白くない。
それぞれが自分の表現を探しているから、独特が生まれる。
クリエイティブな日々よ。
どうか、このまま、いつまでも続いて欲しい。