今日中にやっておこうと思っていた作業がやっと終わる。
母のところに行ったり、オリンピックに声を出したり。
途中、気分を変えながら、なんとかなんとか終わる。
果報は寝て待てなんていう言葉があるけれど。
残念ながら、いくら待っていたって駄目なのだとこれまでの経験で思う。
能動的に、自分から動くことをやめてはいけない。
果報は動きながら待てが、正しい。
全てが結果につながるわけではないけれど。
何もしない人には何の動きもない。
舞台の詳細を発表して最初の稽古が明日か。
他の班の作品を知らないままだったメンバーもいる。
タイトルを初めて知ったメンバーもいる。
そういう意味では、作品の稽古は始まっていたけれど。
少し、興行として意識し始める最初の稽古になるのかもしれない。
自分の出演する作品だけではなくて、3つの作品で1つの興行なのだから。
自分は、作・演出・出演をすることになった。
出演するのにどうやって演出するのかイメージできないと監督が言っていたけれど。
確かにそれは、そうかもしれないなぁと思う。
小劇場の世界では、アングラ以降、作・演出が出演するというケースが意外に多い。
出演しない作家や演出家からすれば、まったく別の作業だから想像さえできないのだろう。
実は自分は、その3つをやることが初めてではない。
自分の中で、そのやり方も、ペースも掴んでいるつもりだけれど。
だからイメージは一応出来ているつもりだ。
お笑いコンビがネタ作りをする時は、作も演出も出演もする。
まったく別の視点を同時に持たなくちゃいけないけれど。
そもそも、役者は、客席に自分の視線を起きなさいというのが、最初の一歩でもある。
ただ、今回は、メンバーが決まった時点で、自分の班では、自分以外の3人の芝居が観たいと強く思った。
だから、基本的には3人芝居で、自分も登場する場面があるという構成にしてある。
それぞれの班の稽古を観ることも、継続していこうと思っている。
全体感や、差異を知っておきたいし、全て良い作品になったほうがいいと思っているし。
それに、ヒントが落ちているかもしれない。
余計に今日までの作業は今日までに終わらせたかった。
無駄だと思えるようなことなのかもしれないけれど。
例え実際に、あまり意味のない作業だったのだとしても。
その姿勢がきっと、果報を運んできてくれると信じているから。