稽古日。
稽古場に着くなり、代役で、本読み参加。
その後、その班での話し合いがあったようで。
そのまま、自分の班の稽古に。
役者の休みが続き、代役や解釈の稽古ばかりだったから、つるりと流す。
細かく止めながらの稽古は、またすぐに始めるけれど、まずは流れで。
流れでやると、相手役の芝居での変化とかが多くなる。
今、どのぐらい関係性が出来ているのかを中心に。
気になったところを必ずいくつかあげて、調整していく。
美術的にも、出はけ口が確定したようだから、動きも確定していく。
来週からは、章分けして、一つ一つの動きや立ち位置まで決定していければ。
先行して稽古を始めているから、良い具合に、芝居に飽き始めているはずだ。
飽きることが出来るというのは、すでに言葉や関係、動きが体に落ちてきた証拠。
流れてしまうような、するっとやれてしまうようなことも起きる。
それから、ここの強調が足りないとか細かく、チェックしていく。
フレッシュな感覚を取り戻すとすれば、舞台に上がったり、音楽が流れたり。
状況が変わる日まで、なかなか難しいけれど、その日までに完全に体に入れば、良いなぁと思っている。
自分の班が終わって、前の班の人に声をかけた。
長く、作品の選定を繰り返してきたけれど、ようやく作品が決まったとのこと。
これで、5月の企画公演の作品が出揃った。
少人数の班分けをしたからこそ出来ることがある。
監督もそうだけれど、おいらも音楽のバンドをやっていて。
4~5人という単位だと、お互いに忌憚なく意見を言い合うことが出来る。
人数が増えすぎると、余り話し合いに参加しない人や、役割固定が起きていく。
それ自体は悪い事じゃないけれど、表の話し合いは、逆に足が重くなって。
むしろ、係分けして分担して、運営していかなくちゃ、どうにも進まなくなる。
その点、人数がすくなければ、係に分けることなんかできない。
約3か月、作品選定に時間はかかったけれど、それ自体は、悪い事じゃない。
今度は少人数での作品作りに入るわけだから、そこからが本番だ。
決まったんだなぁと思いながら最後の班を見学。
台本が進んでいて、役者たちが苦悩している。
何人か、風邪などで休みがいたから、同じメンバーで延々と稽古。
代役をする機会もあるかと思ったけれど、登場人物がそこまでいなかった。
見れば見るほど、まったく経路の違う作品が揃ったなぁと感じる。
面白さ自体も違うし、スタイルまで違う。
同じ劇団とは言え、メンバーも違うし、稽古を重ねていけば更に変わっていく。
別に勝負をするわけではないから、それぞれの毛色が際立っていけばいい。
稽古後の呑みに行く。
結局飲み屋でもディスカッションを重ねる。
とにかく、決まったことは良かった。
さて、詳細をWEBで発表して、宣伝材料をそろえたりしていかなくてはいけない。
それぞれの作品の紹介が出来る段階になったら、一気に進むだろう。
今はまだ速報の仮タイトルと期間だけのままだ。
2月の半ば。
良い時期の発表が出来る。