例年よりもインフルエンザが猛威をふるっているらしい。
A型とB型が同時に流行っているからだそうだ。
実際に、自分の周りでも、何人も聞いたし、劇団員でもいた。
電車に乗れば、必ず車両のどこかで、咳き込んでいる人がいる。
どうも、インフルエンザだけじゃないような気がする。
普通の風邪の人や、他のウイルス系の人も、何人か近くにいた。
特に理由なんかないのかもしれないけれど。
ちょっと流行りすぎなんじゃないか?と思うぐらいだ。
学級閉鎖はすでにピークを越えたなんて聞くけれど・・・。
自分がまだ子供の頃は、小学校でインフルエンザ予防接種があった。
低学年の子なんかは注射が怖くて、びーびー泣いていた。
今は、自主での予防接種だなんて知らなかったけれど。
それでも、凄い数の学級閉鎖だったと聞いている。
ここまで囲まれていたら、とっくにかかっていそうなんだけれど、どうもその感じがない。
精々、持病の片頭痛で気持ち悪くなる日があったぐらいだ。
ウイルスを撃退する力が、今は強いのかもなぁとかも思う。
実は、舞台俳優は、舞台が千秋楽を迎えると、バタバタと風邪で倒れていく。
嘘でも何でもなくて、何年もやっているけれど、いつも同じことが起きる。
舞台に向けて緊張している間は、風邪にかからないことが多い。
もちろん、絶対じゃないんだけれど・・・。
稽古で忙しいし、ストレスも多いから、免疫力は下がっていそうなものなのだけれど。
病は気からという言葉は、現代医学からすればダメな言葉らしいのだけれど。
舞台をやっていると、あながち間違ってないよなと思う。
あれだけ、毎日へとへとになって、芝居のことばかり考えていて、体力だって落ちているのに。
へたしたら、アルコールの摂取量だって増えている。
その間だけは、平気というのはどうも解せない。
まるで、すでにウイルスが潜伏していて、その時を待っていたかのように。
舞台が終わると同時に、急に熱が上がって、咳が出たりする。
それと・・・。
これも不思議なんだけれど、舞台本番一か月前ぐらいに、必ず、誰かが風邪をひく。
本番前に終えておくみたいなタイミングで。
稽古場では、とっても嫌がられるけれどね。
でも、実際に、今のうち、風邪になっておいて良かった!なんてケースもある。
あれは、なんなのだろう?
偶然なのかもしれないし、印象的で記憶に残っているだけかもしれないけれど。
受験生がいる家庭にとっては、ウイルスは忌み嫌う最悪のものなんだそうだ。
受験勉強も手につかないし、受験の日に熱なんか出したら最悪だからだ。
家で、少し咳払いしただけで、ものすごい顔で観られるなんて聞いた。
もう少しで、受験シーズンも終わる。
なんだか、ドンピシャで受験シーズンに流行るって言うのも、厭なものだなぁ。
スケジュールの変更が利かない仕事だ。
役者も、スタッフさんもそれは変わらない。
舞台なら、劇場を抑えたら、その日を動かすことは簡単なことじゃない。
映像だって、ロケ地や、周りのスケジュールを合わせたら、もう動かすことは何か月もスライドしてしまう事だ。
肝心な時に、風邪をひいてしまえば、仕事が飛びかねない。
今、自分が風邪をひかないことが不思議だ。
右も左も前も後ろも風邪のような状況だったりしたのに。
まったく影響がない。
もしかしたら、おいらは、セブンガールズの公開が終わるまでは本番状態なのかもしれない。
水っぱなぐらいは出るさ。
でも、急に寒い所に言ったり、急にエアコンが効いているところに行ったりしたときだけだ。
公開したら、ぶっ倒れるかもしれないなぁ。
何もせず歩いていても、心のどこかで、その日のことを考えている。
どうも、その間は、どこかが緊張しているような気がする。
思い過ごしかもしれないけれど。