2018年01月22日

自裁

稽古日。
稽古場に向かうと勇気ある堂々とした態度に出会う。
本当は恥ずかしいことも、分けることなく、さらけ出す。
それは、簡単なようで簡単ではない。

自分たちの稽古。
素晴らしい、一挙手一投足に出会う。
そんなことは許されるのか?と思うようなこと。
早く、衣装も着けて完成されたこれを観たい。

ディティールを詰めていく。
ほんの小さなこと。
ここは、こういう風に考えてやってみて、変われば・・・。
ぐらいの微妙な変化。
大きな変化はないけれど、小さな変化で違和感が消えていく。
その違和感は観ていてもわかるけれど、より役者の内部の方が大きいと思う。
かと言って、時間を空けて見比べても、気付かないほどの変化。

そのまま稽古見学。
別チームは別チームで、別課題。
少ししんどくなって、外して休む。
スマートフォンに評論家の入水のニュース。
とても驚く。
明確な意図をもって、自裁したのではないかとの記事にどこか納得する。
心が弱ってでも、傷ついてでもなく、意図的に多摩川を進んだというのは。
余りにも、生前の人物像と重なる。
気骨のある人だと、ずっと思っていた。

稽古終わり。
少し立ち話。
監督も驚いていた。
やはり、監督はちゃんと知っていた。
時代というものを、自分なりにちゃんと捉えながら、作品を創っている。
あまり、普段、言わないけれど。
それにしても、入水というのは、余りにもだ。

呑みに行く。
色々な稽古の話。
それぞれの班の話。
振り返る。
良きところ、悪きところ。
次週への課題。

明日は雪だという。
稽古の途中に観た、三日月が、冬の空を照らしていたことを思い出した。

寒かったはずだ。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 02:43| Comment(0) | プロモーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする