今日の夕方に連絡があって、資料を送ることになった。
一部、待ちなんかもあって、中々送れなかったのだけれど、深夜になってやっと送信。
そしたら、先方から、数秒で受領確認の返信が届いた。
あまりのレスポンスの速さ。
さすがだなぁと思った。
映画製作を通じて、とても良く分かったけれど、レスポンスは本当に大事だ。
なんにせよ、連絡が取れない人というのが一番信用できない。
レスポンスがない人の場合、相手に話が通じているのかもわからない。
更に言えば、レスポンスがある上で、その速さも重要だ。
もちろん、忙しくしている時は、すぐに連絡が出来ない場合もあるけれど・・・。
少なくても、数時間中に、レスポンスがないと、心配になる。
インターネットという便利なものが生まれたのだから猶更だ。
時間がかかる場合は、時間がかかる旨を返信すればいい。
連絡が円滑に進まないと、実は、他に影響も出てくるのだ。
映画製作は細かくスケジュールが刻まれている。
そして、膨大な人数の人間が動いている。
そのスケジュールの中での連絡で、一つのことが遅れれば、その次に進めない場合がある。
セブンガールズで、オーディションなどもやったけれど、レスポンスの良い悪いでとても印象が変わる。
日程の連絡をして、その返信が来なければ、決定が出来なくて、ずるずる他に影響していく。
即答が無理なら、いつまでに連絡しますという返信だけでもしないと、ダメだと良く分かった。
まして、その人じゃなければ成立しないというような役者やタレントでもない限り。
大抵のことは、即答するぐらいの気持ちじゃないと、信頼されない。
この日空いてる?と聞かれたら、空けます!と答えられないと、実は製作側が厳しい。
そういう意味では、早い者勝ちになってしまうような部分もとても多いと思う。
プライオリティが低いのだから、スケジュールを優先されるのは当たり前なのだ。
スケジュールを空けられる人を見つけたら、そこを先に抑えてしまうことは良くある話だ。
待ってもらっている間に、他の人の仕事に決まってたなんて、普通のことだ。
携帯電話が普及する前は、例えばプロデューサーは本当に大変だったと思う。
少なくても、例えばフリーの俳優であったり、ボランティアエキストラなんて無理だったはずだ。
連絡が確実に取れる事務所の安定感が優先されたに決まっている。
個人であればNGが出ても、会社であれば、代理を用意してもらえる。
それに、デスクがいれば、連絡が取れないことだってないのだから。
自然と・・・。
夕方のメールへの返信を、その日の深夜に送ったのに。
「遅くなりました・・・」からメールしている自分がいた。
明日までに必ず送りますと言っているのだから遅れているわけでもないのに。
でも、日程確認すれば、明日には揃っていないと仕事にならないことはすぐにわかる。
ましてや、年末年始を挟んでいるのだから。
数秒で帰ってきたレスポンスには、
「早速のご対応・・・」と書いてあった。
ほっと、胸をひとなで。
そのあとすぐに、この時間まで仕事をしていたのかもしれないと心配になった。
ご迷惑になっていなければよいけれど。
まさか待っていたのでなければよいけれど。
製作側を知ったことで、わかったことがたくさんある。
自分に出来る事って、結局、誠意しかない。
その誠意も、自分の都合に合わせてしまったらなんの意味もない。
相手の都合に配慮して、はじめて、誠意になる。
当たり前ですよと笑われてしまうようなことかもしれないけれど。
自分はレスポンスを大事にしようと、つくづく思う。
当たり前のことを、当たり前に出来る人であろうと思う。