寒波だ。雪が降るとかやっぱり降らないとか。
そんな予報を耳にする。
仕事始めの人もきっといるだろう。
雪が積もるようだと、正月明け早々、足元に注意しなくてはいけない。
おせちに飽きてカレーライスなんて文化もあるけれど。
そろそろ、餅以外を口にし始めているのだろうか?
自分は、餅ピザなんか創って、ほおばってみた。
あっという間に正月は過ぎていく。
正月番組編成は、昔から好きで、かくし芸大会とかも良く観ていた。
最近は、録画編集した番組が多くなったけれど、それも現代性なのだと思う。
スタッフさんだってタレントさんだって、正月休みを取る。
おかげで、特別ドラマが増えたように思う。
昔の12時間ドラマはもうやらないのかなぁ。
あれはあれで、面白かったのに。
ただ正月番組まで、次期クールの番宣が入るのはなんとなく滅入る。
そういうのとは、少し関係なくおめでたい酔っ払った番組が多かったなぁと思うからだ。
年始の稽古までもう少しになった。
劇場見学をして、そのフィードバックが必要なのだけれど。
まだ、うまく頭の中で整理できていない。
少なくても、大道具の出はけ口ぐらいは、まとめておかないといけないだろうし。
簡単でも打ち合わせぐらいはしないといけないのだけれど。
別作品を同じ舞台で演じる以上、シンプルなセットにせざるを得ないのだけれど。
基本的な舞台構成だけははっきりしておかないと演出が出来ない。
演出に至るためには、やっぱり打ち合わせだけでもしておかないとだ。
漠然と頭の中にはあるのだけれど。
やはり、実際に稽古場に行かないと、話をしないと。
進む話も進まない。
イメージだけでは、どうにもならない。
正月編成の番組で、タレントではなく、役者が話をするなんて機会が時々出てくる。
歌舞伎俳優が対談をしたり、普段、バラエティに出ない女優が、トーク番組に出演したり。
そういう話の中に、何かヒントがないかなぁなんて思って観ているのだけれど。
意外にも、小劇場の世界の俳優と同じようなことを話して、同じように悩んでいたりする。
共有できる悩みだったりすると、何かを学ぶというよりも、共感ばかりしてしまう。
もちろん、それはそれで楽しいのだけれど。
自分の中で飢えている部分に訴える何かを見つけることが出来ないでいる。
これを知りたいのに。
ここを求めているのに。
どこかにそれが落ちていやしないか?
一週間、稽古が空いてしまうだけで、自分の中の軸がぶれるような気になってしまう。
体感して初めて手にすることが出来ることはやはり多すぎて。
言葉や、観るだけでは、掴めない。
新年早々の稽古では、また色々あるだろう。
想像するだけでも。
それまでに、自分の中で確認しなくちゃいけない事があるのに。
解決できないことの方が多い。
特別ドラマをいくつか観ていく。
どれも力が入っていて面白い。
自分ならどうするかなぁなんて考える。
役者としても、製作側でも。
すべて頭の中での出来事。
ちょっと変わった稽古をしようかなぁという気持ちになる。
身体が、感性が、芝居を生む。
そういう稽古を。
間が空いた分、理詰めじゃないことをやりたくて仕方がない。
なんだか、この正月は貴重な時間を改めて頂いているような気がする。