どう学んできたのか。
どう読んできたのか。
そこは、とっても、重要なのだと思う。
表面上のことを、借りてしまえば、それは真似だ。
例えば、その奥に流れている、背骨のようなものであれば、真似ではない。
或いは、一見、変わらないようで、実はテクニカルな組み立てであるとか。
或いは、デティールをどうやってつめていくのかとか。
構成であったり、そういう学ぶべき場所がたくさんあるわけで。
遺伝に近いものももちろん残る。
今まで教わってきたこと、知ってきたこと。
それは出会ってきた人たちや先輩たち。
観てきたこと、聞いたこと、その結晶だ。
それは多分、色々な人に残ってる。
きちんと解析して、きちんと取り組んで。
そうしないと学べないことが実は山ほどある。
なぜ、ここで、こんなことをするのか。
それは、そうなっているからそうするのではなくて。
やはり、どこかに意図があるからそうなっているわけで。
その意図を手繰り寄せ続けたものだけがわかることがある。
随分とたくさんのことを教わったんだなぁと、改めて思う。
まぁ、敵うわけがないや。
とてもじゃないけれど、並ぶことだってできない。
出来ることは、教わったことを自分の物にして。
自分にしかないものを骨格にしていくだけ。
少し見直しただけでも、いくつ、見つければいいんだろう?
まるで違うねと言われるようなものだとしても。
いやいや、当人には、とっても、似てしまって困っているんですよという事がある。
そのぐらい、とにかく、積み重ねてある。
とっくのとうに。
ブルースから、リズム&ブルースが生まれて、ロックンロールが産声を上げるように。
何もない所から何かが生まれることなんかない。
それが、ルーツだ。