人に何かをお願いする。
そういう時、いつも、自分で自分を縛る。
ぐるぐる巻きにして、人にお願いした以上、自分はここまではやりなさい。
そう、自分に何かを課す。
そういうことをしないと、なんだか、人にものを頼めない。お願いできない。
自分は何と言うか、そういう不器用なところがある。
結果はともかくだ。
大抵のことは、思ったように事が運ぶことはない。
スケジュールを組んだって、スケジュール通りになったことなんかない。
目安は目安で、それが崩れた時に、ボロボロになってしまうのも好きじゃないから。
それはそれで、覚悟している。
思うようにはいかないよ。
スケジュール通りには進まないよ。
そう思いながら、最善で、最速の道はこの辺かな?という場所は探す。
細かく細かく、敗北は繰り返される。
大きな敗北だってやってくる。
やあ、またお前か?
敗北君とはとっくに友達になった。
君に慣れるような自分にはなりたくないけれど、君に落ち込むような自分も好きじゃないのだ。
敗北君とは、そんなことばっかり話している。
それでも、楽観的にケラケラと笑っているのは他でもない。
あなたのおかげだ。
そこで笑ってくれる人がいれば、多少の恥はどうってことないのだ。
少なくても、その先を自分は観ることが出来る。
生あくび。
どこかでリセットすることも出来るのかな?
今のところ、色々な記憶をないまぜにして、全てが繋がる日を夢見ている。
いずれやってくるであろう日を、どこかで、待っている。
今日も稽古場に行く。
稽古場は、いつだって、反省するための場所だ。
反省は、いつだって、未来に続く道だから。
それを毎週毎週、何年も繰り返して。
その先に何があるの?と自分に聞き続けて。
まぁ、やれることは全部やるのだ。
全部やって、それからだ。
それからじゃないと、人にも何も頼めないし、言えない。
それからじゃないと、スタートも出来ない。
なんて、困った性分だろう?
一番寒い日か。
どうせ、すぐに更新されるけれど。
冬の足音を聞きながら。
重いような軽いような足を運んで。
いつものように、なんにもなかったように、笑うのだ。