とある撮影に向かう。
勝手知ったるメンバーと待ち合わせて。
特に迷うことなく、時間通りに到着。
懐かしいスタッフさんとも久々の再開。
映像の企画は製作発表されるまで詳細を書けないのが困るけれど。
カメラの前に立てば緊張する場合もあるけれど。
昔ほど緊張することもなくなった。
まして、勝手知ったるメンバーがいて、顔見知りのスタッフさんもいる。
自然、緊張よりも現場の空気を良くしようなんて意識も働いてくる。
緊張による悪循環の反対のような好循環。
もちろん、シーンによっては緊張感を創らないといけないけれど。
それもすんなりと作っていくことが出来た。
面白い事やら、書きたいことも色々とあるけれど、割愛。
個人的にこの現場の監督さんとは実は3度目のお仕事。
作品も数本観ている。
演出や、やり方や、楽しんでくれる場所、そういうものも少しだけ見えてきた。
編集されたものを観るのが楽しみだ。
ほんの少しでも力になれたのかなぁ、なんて帰りに考える。
スタッフさん、嫌じゃなかったかなぁとか、ネガティブにも考えたりする。
共演者の方とも色々話したけれど、気を使わせてなかったかなぁとか、思う。
多分、そういうことは皆が考えるのだろうけれど。
考えながら、気にしてばかりよりも。
撮影中の、表情を思い出すようにする。
ほんの少しでもプラスになればと参加しているのだから。
スタッフさんに挨拶をして。
お疲れ様でした!と言って帰る。
そんな時に、笑顔が少しでも見えた。
その表情だけで十分なご褒美だ。
おいらたちは、一歩踏み出して、今までになかったことをした。
それは、自分の中の経験になって、自分の中の記憶になって、そこから先の道を見せてくれている。
だから、いつだって、その一歩を躊躇してはいけないんだ。
その一歩が、何十歩になることだってあるのだから。
なんにもならないことだって、それはあるだろうけれど。
無駄な一歩なんかやっぱりない。
少なくてももう一歩前に行くときは、前よりも二歩前にいるのだから。
助監督さんが、劇団を面白そうだと言ってくれたことが嬉しかったな。
そういう意味では、個人でありながら個人じゃない部分も持ってる。
皆や代表が、恥をかくようなことをしちゃいけないんだよなって、緒を締める。
そういう言葉を色々な場所で。
そういう言葉を色々な時間で。
少しずつ残していくことが大事だ。
信頼は、何よりも強い力だ。
学べ。学べ。
きっとそういうものは、映画公開後にも、すごく大きな力になると思う。