2017年11月09日

流されながら流されない

昨晩、DVD書き出しをする関係で、外部HDDとの接続などをセッティングしたついでで。
本日は、データの整理を続けている。
今も、1TB近い大容量をHDDからHDDに移して、一本にまとめているところだ。
ついでに、アップデート関連も少しだけ手を付けていく。
さすがに、データ量も多くて、昔に比べれば圧倒的なスピードだと言っても時間がかかる。
動画はやはりデジタル化の中で発展のスピードと、データ量の問題との戦いだ。
4Kだ、8Kだが、普通になった頃には、もっと問題は大きくなるだろう。

フラッグシップが高機能になるのは、実は、とても良いことだ。
同時にローテクも引っ張り上げていくから。
ネット上に溢れている動画の質も、同時に上げていく。
スマフォで4K撮影できるような時代になっているのだから、それもわかる。
フルHDでのネット動画なんて、もうすでに普通になりつつある。
我が家のテレビは、フルHDに手が届くか届かないかぐらいなのに。
こんなに大きなモニタよりも、スマフォの方が高精細になっていて、驚く。
ちょっと前までは美しいディスプレイが売りだったけれど、今やディスプレイが綺麗なのが普通になった。
技術革新は、コンシューマに広がって初めてなのだなぁとつくづく思う。
おかげで、インフラがまだまだ間に合っていない。
データの移動も、映像のエンコーディングも、これから、どんどん問題になって行くはずだ。
革新スピードが付いていっていない。

でも、一番大事なことは、この変化に、自分が付いていっているかどうかだ。
もちろん、深い所までついていく必要はない。
変化に、自分なりについていって、空気感や、価値観の変化を体感できているかどうかというレベルだ。
SNS一つとっても、TwitterでもFacebookでもInstagramでも、観るだけでもいいと思う。
今、そういうものが世の中にはあって、一つの巨大なメディアになりつつある。
大衆の声というのが、集団無意識というレベルを越えつつある。
その空気感を、肌で感じ続けていないといけない。
もちろん、トレンドに流されて、自分の本質まで影響を受けるようじゃ情けないけれど。
今更、自分の根っこが変わることも、まぁ、ないだろう。

情報化社会というのは、ありとあらゆるものを情報化していく。
おかげで、かつては貴重だったはずの情報の価値が著しく落ちていっている。
例えば、どこかのアーティストが、誰それのカヴァーをしたらしいという噂を聞く。
昔は、生で聞いた人の話を聞いたり、こっそりテレコに録音していた音源を発見したり。
伝説化していったはずなのだけれど。
今は、それがネットで広まり、Youtubeにアップされ、共有されていく。
伝説になんかなりっこない。
ああ、あれなら見たよで、終わってしまう。
情報の価値は下がる。
同時に、相対的にコンテンツの価値も落ちていく。
かつては、ダビングすれば劣化するのが当然だったのに、デジタルコピーには基本的に劣化がない。
複製されやすいのだから、当然、コンテンツの価値もそれだけ落ちてしまうのだ。
結果的に、コンテンツは、ただただ消費されていく。

20年前に流行った歌は歌えるけれど、2年前に流行った歌は思い出せない。
そういうことが起きている。
情報化されてから後のコンテンツは、無意識的に自分で消費している。
昔のことはよく覚えているというのとは違う。
昔の映画、昔のドラマ、昔のアニメ、昔の小説。
感性が繊細な時期に観たからという理由だけでは説明できないほど、最近の作品を記憶できない。

次から次へと消費されていくコンテンツ。
でも、製作者たちは、別に昔の人に負けているわけじゃない。
同じように、魂を込めて、気持ちを込めて、作品を残している。
受け取る側が、溢れてくる情報、コンテンツを、無意識的に処理してしまうだけのことだ。
あんなに泣いた映画を、思い出せないなんてことは、かつてはありえなかった。
「君の名は」を観た途端にアナユキが、すごい過去の作品に感じてしまうように脳が処理してしまう。

飲まれるわけにはいかない。
そういうことを肌で感じながら、それでも作品を残していくこと。
まるで滑稽なドン・キホーテのようだけれど。
溢れている情報の中で、本能的な本質的な、自分の核心に触れてくれる何かを求めている人がきっといる。
大量生産される良質なコンテンツの中で、胸が痛むような瞬間を生むことだってきっとできる。

まだデータの移動が続いている。
これはデータだ。
つまり情報だ。
中身はコンテンツだ。
つまり作品だ。
色々な境界線が、曖昧になって行く中で。
自分の立っている場所をもう一度しっかりと踏みしめてみる。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 03:17| Comment(0) | プロモーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月08日

頬をなぜるぐらいの風を

帰宅して、昨日の続き。
DVD-R DLメディアに書き込んだ。
どうせならと、今、Blu-rayにも書き込み中。
いつ終わるんだろう?とか思いつつも。

なんか懐かしくもある。
自分で調べて、PCに負荷のある作業をさせての毎日だったから。
編集や、字幕を付けたデータの書き出し、毎日、PCと格闘していた。
意外に、イマジネーションが必要な作業で、ここをこうしたらうまくいくな?とかがあった。
それにしても、メディアに焼く方法でもっと簡単なものはないんだろうか?
やはり、アプリケーションを購入しないといけないのだろうか?
今までもメディアに落としたりはしたけれど、毎回、少し悩む。
120分以内であれば、もっと気楽にできたかもしれないけれど。

海外に出したのとは別のヴァージョン。
国内上映用に製作してある本編。
これを書き出す。
出来上がったDVDをテレビでチェックした。
シーンによってはやはり画像が粗くなる。
DVDだと、すでにサイズが4分の1だし、圧縮もかける。
それがどうにも悔しかったりする。
まぁ、仕方がないのだけれど。

映像をテレビで観ると、はぁとため息が漏れる。
もちろん、チェックだから、何分のシーンを・・と飛ばしながらなのだけれど。
撮影した日や、編集した日がすぐに頭の中を駆け巡る。
ここは、英語字幕版ではないシーンなんだよな・・・とか。
スクリーンで見る日には、完全な客観だったりするのかな?
役者たちは、初号試写以来だと、まだ自分ばかりチェックしてしまうかもしれない。

今やるべきことを一つづつ。
これ以上、自分に負荷をかけて良いのか?と思った日もあるけれど。
まぁ、土台、自分のような人間は目の前に何かがないとだめなのだ。
負荷をかけて、ストレスの塊になって、初めて満足するような人間が確かに存在している。

連動して、別のことも考え始めている。
キーを回すには早い気もするし、それでも、エンジンを温めたいという気もする。
全ては、繋がる。
そう思えば、やはり、何かをやらなくてはいけないのだと改めて思い始めている。
何もしなければ、風は吹かないのだから。

昨日のミラクルな出来事を含めて。
風が動き始めているのを肌で感じている。
見逃しそうになるけれど、自分のセンサーを働かせるんだ。
想像もしていなかったようなことが起きるとしたら、そういう見逃してしまうようなきっかけから始まる。
それを、この映画製作を通じて何度も何度も味わってきたのだから。

石を投げてみるか。
それが、水面に波紋を起こすことになるのであれば。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 04:02| Comment(0) | プロモーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月07日

NON-DL

なんというか、連絡の多い日だった。
映画関係、次回の公演について、それに音楽の吉田トオルさん。
どれも、リアルタイムで動いていて、どれもが大事なこと。

連絡がない日は一切ないのに、ある日は集中するのはなんでなのだろう?
いつも不思議に思うけれど、全然別のラインなのに、同時に連絡が来る。
忙しくなる時は一気に忙しくなって、暇なときはずっと暇のような。
そういうことって、実感として本当にあるなぁと感じる。

今、一枚DVDを作成するのに四苦八苦。
んー。ダメだ。
続きはもう明日。
DL・・・二層式を買わないとどうにもならなさそうだ。
本当にそうなのかなぁ。
なんか不満だ・・・。
編集ソフトから自動的にDVDのISOイメージや、Blu-rayのISOイメージまで作れたらいいのに。
まぁ、空のDVD-DLが普通にコンビニにもあると思い込んでいたのがいけない。反省。

色々と動き始めている。
同時進行で。
でも、いつだって、同時進行だ。
一つのことだけをやれるなんてことは、基本的に、非常に少ないはずだ。
そもそも、人間の脳みそから肉体から、パラレルで動くように出来ている。

まだ、はじまったばかりだ。
焦りなさんな。
大丈夫だから。

こんな時間までPCを触れなかったのは久々だなぁ。
うん、まぁ、これで良い。
一歩でも進んでいる方がいいに決まっているのだから。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 04:24| Comment(0) | プロモーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする