中秋の名月の翌日だけど、実は、今、この時間辺りが満月。
月齢表を見ると、明日が満月。
中秋の名月は旧暦の8月15日になる。
毎年9月半ばぐらいだけれど、今年は閏月が入るから10月までずれ込んだ。
旧暦は、太陽暦ではなく太陰暦で、月の満ち欠けで暦をよんでいた。
昔の人は、三日月や、十五夜と言う言葉が残っているように、新月から15日で満月と計算していた。
だから、8月の15日に月見の日が設定されている。
一方で、実際の満月、現代の月齢は純粋な天文科学で計算されている。
月の満ち欠けは、実は30日ちょうどではなく、29.x日になる。
その上、月の衛星軌道は、正円ではなく楕円。
だから、その月によって新月から、13.x~15.x日で正円に近い満月になるという計算。
暦と天文科学のタイムラグが、こんなことを生む。
でも、昨晩は月見には最高の好天だった。
今日はおいらの地域では、雲がかかっていた。
月見には適さないけれど。
綺麗に、雲に光の輪を描いていたよ。
おいらは、昨日から今日、明日までが、月見の夜でいいやってことにした。
適当だなぁ。
まるでお月見に合わせて、冷たい空気が、流れた。
この空気の冷たさを知ってる。
この空気の中、毎日セットを創り、毎日撮影をした。
去年のあの濃密な二週間の空気だ。
仕込みの中日、BBQをした日も、こんな空気だった。
週末の三連休、大雨が降った後、もう一度、暑い日が来るなんて聞いたよ。
寒暖差が激しい。
去年は、この寒暖差に体を壊さないように細心の注意を払っていたなぁ。
今日ちょっと驚くような連絡があって。
自分の分不相応さに、笑いそうになった。
でも、これはこれで、なんだかきっと連続した何かで。
その何かを自分の中で感じている。
そういえば今週末は稽古もない。
まぁ、バンドリハはあるけれど。
いつも会うメンバーも、今週は会わないのか。
それなのに、ほとんど会えないような人たちと会うなんて。
この流れは、何に繋がっているだろう?
詳細なんか書けないから、なんだか、申し訳がないけれど。
ロケ地をお借りできることになった日。
監督に家まで送ってもらって、家の近所のコンビニの喫煙所で話をした。
監督の印鑑の秘話だ。
今となっては懐かしい。
あの日も、確か、こんな冷たい空気じゃなかったか。
あの日も、確か、月が輝いていたのではなかったか。
正確に思い出せないけれど。
あの日の、わくわくした会話は今も覚えている。
事務的な連絡もあった。
少しずつ、公開に進んでいる。
一歩一歩さ。
見あげてごらん。
あの夜空を。
まるで、スクリーンみたいだ。
月が輝いて、雲が流れてる。
夜にしては、明るすぎる夜に。
あの月の向こうで、誰かが笑ってらあ。
そっちはどうだい?こっちもなかなかさ。
下を向くぐらいなら。
その笑顔を覗いてやるのさ。
負けないぐらい煌々と。
きらめいて、光って、やるんだ。
スクリーンに出会えるその日まで。