2017年07月26日

too mach pain

すごい湿気だった。
サウナの中を歩くように。
ならならと汗を流しながら。
踏み込む一歩が重い。

それでも前に行け。
それでも進め。
足の指だけで歩くのでも構わない。
昨日より進んでいろ。

様々な映画祭の知識をもう一度入れる。
プロモーションについてもう一度考える。
WEBについて、もう一度触る。
音楽を聴く。
音楽を聴く。

自分の魂の発露のような音楽に辿り着く。
そういえば先週、監督が、竹原ピストルの歌は魂だから誰も勝てないと、喫煙所でポロリと言った。
音楽性だとか、リズムだとか、メロディーだとか。
そういうことを言いそうなのに、この人は、そんなことをポロリと言う。魂なんて言い出す。
それほど、魂なんて口にするのは好きじゃないはずなのに。

おいらが芝居をするのも、バンドをやっていたのも、それ以外にないことを思い出す。
なんだか、最近は、舞台でも魂が発露するような場面を演じていないとふと思った。
怒りの咆哮も、悲しみの嗚咽も、気狂いの呼吸も。
もちろん、感情を抑えて、ぐっと我慢する芝居だって、大事だ。難しいし、やりがいがある。
でも、基本は、魂だ。
それを、やっていかないといけない。
物語を運んでばかりでは、性根の部分が腐ってしまいそうだ。
何か考えないといけない。大人になる必要なんかどこにもない。
うまいへたでは辿り着けない場所に、おいらは、何度も踏み込んでいるのに。

ズキン。

痛む。
いつの間にかいくつもの傷みを抱えながら生きている。
この痛みにはもう慣れたなんて言いたいけれど。
慣れるような痛みなら、そんなものは、それだけのものだ。

これは、チャンスだ。
今、この痛みを知った今。
腹の中で猛獣が暴れまわっている。
今のおいらを、どっかの映画監督はキャスティングしたらいいのに。
とんでもないものが飛び出すぜ、これ。
教えてやるつもりもないけどな。

どうせ落ち込むなら。
どこまでも落ち込む。
悔しいなら、どこまでも、悔しがる。
その向こうにしか見えない景色がある。
それは、演者の特権だ。

振り切るな。
取り込め。
周りの空気を吸い込め。
全てを自分の物にしろ。

このプロジェクトに魂を込めてきた。
それが、おいらの責任だからだ。
でも、演者だ。
だから、演者でしか味わえないことを味わいつくしてやる。

おもしろくなってきた。

Too much pain
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 03:10| Comment(0) | プロモーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする