ヴェネチア国際映画祭の参加作品の発表日程とオープニング作品が発表されていた。
7月27日の11時。日本時間では夕方の18時にLIVE中継される。
いよいよ選考も佳境なのかもしれない。
別部門は、毎年、その日程よりも前に発表される。
2月のベルリン、5月のカンヌ、9月のヴェネツィア。
2017年最後の世界三大映画祭。世界最古の映画祭が間もなく発表される。
ベルリンは間に合わなかったけれど。
カンヌの時は、わからないフランス語でも、ライブ中継を観ていた。
エントリーしたのは別部門だったけれど、気になって仕方がなかったから。
LIVE中継するという事は、それだけ、世界からの注目度が高いという事だ。
ヴェネツィア国際映画祭は、非常に日本人には馴染みが深い。
世界のクロサワも、世界のキタノも、ここから始まった。
そういう意味では、日本人監督の発掘がとても多い映画祭だ。
意外に日本では知られていないけれど、実は、国際映画祭だけのイヴェントではない。
ビエンナーレという芸術祭の一部に国際映画祭がある。
世界中のアートや、演劇(!)まで、集まってくる。
世界最古だから最も世界で権威があると言われそうなものだけれど。
そこは、敗戦国という事もあるし、大戦中に独裁政権が政治利用しようとしたことがあったり。
やはり、戦後、厳しい時期を過ごしたこともあり、休止期間などもあった。
カンヌは、ある意味政治利用されるヴェネチアに対抗するために生まれたと言われているらしい。
国家的な支援と、同時開催のマーケットで、カンヌが世界最大と今では言われる。上映数も多い。
それでも、やはり、ベルリン、ヴェネツィアの権威は揺るがない。
それぞれがそれぞれに特色を持つ、三大映画祭となっている。
ここで上映がかなえば、世界レベルの知名度を得るのだ。
今日から約2週間弱。
世界中の映画関係者がやきもきすることになるのだろうなぁ。
どうしてもおいらの頭の中には「紅の豚」のポルコが思い浮かぶ。
アドリア海の飛行機乗り。飛べない豚はただの豚。
宮崎アニメの中では、珍しい大人向けのストーリー。
あの作品の舞台が、ヴェネツィアだ。
飛行機と、海と、島。
あそこに芸術が集まるんだなぁと思うと、それだけで、わくわくする。
ワンピースに出てくる、ウォーターセブンも、ヴェネチアをモデルにしている。
水の都にセブンガールズが上陸するような名前で、ドキドキしてしまう。
だから、ウォーターセブンのことはあまり考えないで、紅の豚ばかり考える。
胃袋の痛い2週間弱になりそうだけれど。
痛くなりながら、同時に、ワクワクし続けてしまうなぁ。
こんなまるで世界の端っこみたいなところから。
水の都を思っている。
あの浜辺で、パニーニをかじりながら、カフェラテを飲みたいなぁ。
ははは。
羨ましいだろう?
おいらは、こんなことを思っているんだぜ。