お世話になっている方から、俳優募集情報を教えていただき、書類をメール送信することにした。
おいらが合っていると思って、わざわざ教えていただいたのもあるし、自分も興味を持った。
日曜に、宣伝材料写真を撮影したばかりだったから、ものはついでで、自分のプロフィールの更新をした。
WORDって、どんどん使いづらくなっているようなイメージがあるけれど・・・。
こんなシンプルなビジネスソフトで、編集までしているのに四苦八苦する。
結局、保存はPDFなのだから、今後は最初からイラレで製作したほうが早いかもしれない。
開くたくなかった自分の写真を開いて、自分の顔にがっかりする。
こんな顔してたんだと、改めて思う。
鏡で見る顔と写真で見る顔は大抵、まったく違う。
当たり前だけれど、観たいところだけを観ているのだから、そうなる。
全身写真を観て、笑ってしまう。
まぁ、そもそもビジュアルで売るような俳優ではないのだから、いちいち反応するのも面倒くさい。
でも、俳優であるとかは別として、いつもガッカリしてしまうのだ。
やれやれって思ってしまうのだ。
困ったものだ。
人から見た自分、自分が知っている自分、実際の自分。
全てにギャップを感じてしまう。
おいらはおいらで目指している顔というのがある。
それは、かっこいいとか、美しいとか、そういう価値観のものではない。
なんというか、年輪が刻まれた顔だ。
そういう顔にいつになったらなれるのだろう?
ガキの頃は今の年齢で、とっくに、渋いおっさんになってるつもりだったのに。
まだまだどこか、甘いなぁ。
どこなんだろう?
人生がにじみ出るようになるのは、いつなんだろう?
役者はやっぱ佇まいだよなぁって思う。
雰囲気のあるやつだな。
・・・なあんて、言われたい。
いつになることやら。
なんというか。
恐ろしくポジティブな奴だと思われがちだけれど。
大抵はこんなことばかり考えている。
自分の卑小さに、ガッカリし続けるんだよ。
いや、根拠のない自信はある。
多少のことでは、くらわないぐらいの、ハートもある。
自分の中で絶対にぶれることのない信念もある。
それでも、同時に、人間の持ってる弱い部分も内包している。
はぁ、なんて情けないんだろう?なんて何度も考える。
そうなると、自己否定にだってなるよ。
一皮はがせば、誰だってそんなもんなのかなぁ。
今まで自分がやってきたことを否定するようなことはしないけどさ。
積み重ねてきたことだけは、全てが、宝物だ。
だからこそ、やってきたこと、歩んできたこと以外にがっかりしてしまうんだよ。
やってきたことじゃなくて、やってきた自分という器に。
まぁ、そんな時間があるから。
おいらの中に「ナニクソ」が生まれるのだけれど。
そして、自分の中の弱い部分を切りすてるのは違うぜって、どこかから信号が飛んでくる。
それは、同時に抱えながら生きるんだぞって、いつの間にか思うようになっている。
それが大人ってもんじゃねぇかなんて、かっこつけながら。
そして笑うんだ。
結局、朝が来れば。
けらけらと笑うんだ。
明日がやってくるんだもん。
仕方ないじゃんね。