いよいよ折り返して、4日目。昼夜公演。
最近の傾向で昼の公演の方が多くのお客様が訪れる。
今日のお客様で終演後に、もう一度観たいと千秋楽の前売り券を買ってくださったお客様がいたとか。
長い公演期間だと、リピーター率が上がるけれど、1週間の公演。
だから、うちでは、リピーターは千秋楽に集中する傾向がある。
昼夜公演の間に、監督がどこかに消えていた。
恐らくは、再編集についてどこかの喫茶店で考えていたはずだ。
まだファイルを受け取っていないけれど、ファイルさえ受け取れたら、編集日に一気に進むだろう。
二日目の夜から、映画の進捗を応援してくださっている皆様に報告するようにしている。
大法螺も交えて。
皆様の温かい拍手に、もう一度、ピリッとする思い。
反省を繰り返しながら、板の上に立つ。
作品の落としどころ、そのシーンのピーク。
緩急をつけながら、緊張を弛緩をコントロールする。
映画とは違う。
カット割りされずに、そのまま芝居を続ける。
板の上にいる限り、セリフがなくても芝居を続ける。
それが、どういうことなのか、もう一度、体感していく。
明らかに、これを体感しているから、あの撮影が出来たのだと改めて思う。
最近の自分の舞台での役の傾向がある。
それは、作品のテーマや、作品世界の、補足や補強、説明、或いは、強調をすることだ。
作品内で生きながら、同時に、お客様の視点に立って、物語を分解していく。
本音を言えば、自分の感情を開放するような役をそろそろ演じたいなぁとも思う。
色々と経験して、今、それをやったら、なんだか、とんでもないものが飛び出しそうで怖いけれど。
もう何年もそこをやっていない分、大変なことになっちゃいそうだ。
狂言回しは、けれど、それをやってしまってはいけない。
大事なことは地道に作品世界を構築していくことだ。
自分の中で、どう台本を読み解いて、どうしていくのかという中々困難な仕事。
作品の根幹にもかかわっている。
食事してから帰宅。
2ステージ分の、入力と計算をして、ようやく今に至る。
多くのネット上のリプライも繰り返す。
口コミは、最大の宣伝だ。
きっと、映画公開後も口コミをいかに大事にできるかがカギになる。
残すところ、わずか1日。2ステージ。
楽日と呼ばれる最終日に至る。
大千秋楽は17時から。
早めに終演したら撤収作業が待っている。
そして、そのあとは、打ち上げだけれど・・・。
打ち上げに行ったら、再編集が厳しいかもしれない。
まだ、美酒は当分先か・・・。
今回ばかりは打ち上げることも出来なさそうだ。
法螺吹きは。
酒も飲めぬか。
さあ。明日だ。
立ち向かえ。
ここからが本当の山場だ。