二日目。遅入り。
体を休めてから、初日売り上げの記録など確認してから家を出る。
小屋入りして、体を温めてから本番。
遅入りは、身体は休まるけれど、逆にその事で影響も出る。
疲れ切った状態でゲネプロ、初日を体感しているから、元気な体だと違和感が残るのだ。
いつもよりも、身体がキレて動くときの方が実は怪我をしやすい。
そして、頭もいつもよりもクリアな分、余計なことまで考えられる。
さすがにベテランと呼ばれるようになってからは、そこまで計算して板の上に立っているけれど。
それでも、各役者が、今日は注意していかなくちゃだなと考えているのがわかる。
満員の客席に囲まれて、二日目の本番を迎える。
劇中での自分の役割に徹する。
カーテンコール。
クラウドファンディングのご協力へのお礼と、映画の状況をご報告。
ネット上の感想をみつけて、リプライを繰り返す。
舞台は、口コミこそ、最大のパブ。
良い感想も悪い感想も、全てが、舞台の周知に繋がっていく。
感想を書いてくださった皆様に感謝の言葉を残す。
高校時代の友人と、食事に向かう。
様々な話。
高校時代もまぁ、よくばかやってたやつだけれども。
時々、足を運んでくれる。
舞台や、アーティストを応援したりしている。
話すと、わりに、面白い話にいつも広がっていく。
いつか、一緒に面白いことが出来たら、皆、驚くだろうなぁなんて思う。
ほぼほぼ終電近く。
電車に揺られて帰宅。
監督も、映画再編集前の映像チェックをしておいたらしく。
あとは、編集ポイントをまとめてくれるかどうかだ。
こんな日々は良い。
芝居と酒と映画と。友人とお客様と、月夜。
毎日本番だったら良いのに。