劇場入りして準備から、ゲネプロ。
リハーサルでのミスを修正して、休憩してから本番に備える。
ほんの15分程度の睡眠をとると、すっきりする。
そして、ようやく初日を迎えた。
お客様の前。
それまでの全ての稽古、リハーサルにはいなかった観客という存在。
芝居は自己の中で完結するものではなく、人に観てもらって初めて成立するものだと実感する。
お客様に届けるというスタンス。
おいらたちは、舞台でこれを体の芯まで学んでいる。
終演して、ロビーで挨拶を重ねるとそこに加藤P。
再編集の状況などを確認。
実際に、どうやって納品するのかなども確認しておく。
同時進行で映画の再編集が続いている。
踏ん張り時なのだ。
二日目、三日目は、遅入りだから、日中に編集しないか監督に確認する。
監督は、驚いて、いや、その時間で考えておくから大丈夫!と一言。
少し心配だけれど、今は芝居に集中しろという事か。
どこまで、修正案を煮詰めておいてくれるかで、格段に変わる。
編集に入らないのであれば、監督がより具体的に考えてくれる他に手がない。
それが出来るようなファイルは製作してあるけれど・・・。
信じるほかはない。
初日打ち上げに行く。
いつもはいないメンバー。
映画はどうなってるかなんて質問も、やはり出てくる。
まぁ、なんというか、なんというか。
さて。
二日目だ。
芝居が待っている。
初日の受付の確認作業などをして、ようやく今に至る。
今日もあの板の上に立つ。
体の芯まで、あの板の上で受信しよう。