舞台関連の印刷物入稿前作業。
今日の昼に、急に情報が増える。
確定しているデザインから、スペースを作るのは意外に苦労する。
文字の大きさを小さくしすぎて読めなくても問題だし・・・。
それでも、まぁ、なんとかなんとかするしかないのだ。
そんなわけで、ようやく、今、入稿。ほっとする。
まだ、メールの返信もしていない・・・。ギリギリだ・・・。
WEB入稿が出来るようになってから印刷分野は大分〆切が楽になった。
昔は、印刷屋さんまで、CDRとか持っていってたから。
いつだったか、劇団員と二人で持っていったら、子猫が何匹もいて、猫アレルギーの劇団員が顔をボコボコにしていた。
懐かしいなぁ。
それが、今では、WEBでそのままアップロードできる。
場合によっては、校正までクラウドで出来てしまう。
便利な時代になったものだ。
映像も圧縮したデータであれば、それが可能になっている。
もちろん、レアデータはさすがに、今も郵送になるのだろうけれど。
〆切が楽になったけど、その分、今度はギリギリまで追い込むことになる。
必要最低限の情報だけでと思っていたのに、この情報も、あの情報もと増えていく。
舞台のパンフレットなんて、ぺら紙一枚でも普通なのだけれど。
そうなってくると、どうしても、こだわりはじめてしまう。
余りそこまでやる必要ないんだよなぁと思いながらも。
これまでの公演全てのパンフレットを大事に保管してくださるお客様を見かけたりするとそうもいかないのだ。
映画館に行くと、その作品の豪華なパンフレットが売っている。
最近は、映画館がどんどん大型化して、いくつもの作品のグッズを一つのショップで売っているから売り上げが落ちてるらしい。
昔は、1つの映画館に1つの作品だったから、受付でも売ってるし、ポップコーンの所にもパンフレットが置いてあった。
映画ファンは、それを必ず購入して、コレクションしている。
でも、実は、パンフレットって、日本独自の文化らしい。
海外の映画館に行っても、パンフレットは売ってないのだ。
映画は、その映像から受けるものが全て。
それ以外の情報を映画館で渡すことはない。
だから、海外の映画のプロモーションで、ハリウッド俳優がやってくると、日本のパンフレットを非常に喜ぶらしい。
こんなものがあるのか!ってなるんだそうだ。
スターウォーズのパンフレットとかすごいけど、あれも、日本だけなのだろうか?
おいらはパンフレットを買うなんて贅沢だなぁってずっと思っていたのだけれど。
高校時代の友達の家に、ETとかグーニーズのがあって、とっても悔しかった思い出がある。
確かに、後から観るにはとっても思い出になる一品だ。
そう思えば、やっぱり、出来る範囲でもこだわりたい。
舞台の、チラシ、チケット、ポスター、アンケート、パンフレットなどなど。
印刷物をやっているうちに、色々なことを覚えた。
それこそ、デジタルの前からやってる。
タイトルと劇団名は上にあったほうが、オリコミで見つけやすいとか。
人間の目は左上からどうしても読み始めるとか。
そんな基本を、若い子に教えてあげたこともあった。
縦チラシと横チラシの狙いの違いとかも、実は、ちゃんとセオリーがあった。
逆に若い子に、タイトルの位置を教えようとされて、笑っちゃったこともあった。
お前が、ハイハイしてる頃に、そんなの知ってたよとは言えなかったけれど。
なんせ、最初に作ったチラシは、自分で作、演出、出演となんでもやった公演だったもんな。
もう、かれこれ、25年以上も前ってことだ。
さて。
次は役者モード。
エディターモードもあるからなぁ。
あはははは。
切り替え切り替えだ!!