2017年05月18日

プロモーションの準備

これから公開に向かっていくための最初の打ち合わせをする。
加藤Pと、おいらの二人だけ。
監督にも声はかけたけれど、忙しかったらしく、むしろ、無理して参加しないで大丈夫と伝えてあった。
プロモーションは、本人がするものではなく、客観性が大事だから、むしろ、ある程度、出そろってからでも良い。
もちろん、プロモーション開始前に、チェックしてもらうのだけは避けて通れないけれど。

いわば、プロモーション開始前の、0日目の打ち合わせと言っていい。
大枠の話をしてきた。

まず、公開時期をいつ頃にするのか。
公開のために必要なことはどんなことがあるのか。
どこにどれだけ予算が必要になってくるのか。
そして、何よりも、営業開始前に、どこが最大の売りなのか。
そこについて、様々な意見を交わしてきた。

加藤Pは、これまでも多くの作品を手掛けてきたから、とても刺激的な内容だった。
社会が持つ無意識的な共同幻想のような話も出た。
おいらは、まだハタチそこそこの頃、時代の病理について、共同幻想について、とてもはまっていた時期がある。
芝居の師匠に教わった吉本隆明さんの本を読み漁っていた。
時代を読むという意味では最先端を行く人だったと今も思っている。
糸井重里さんが、尊敬されているのも、人間性はもちろん時代の持つ無意識にまで突っ込んでいたからだと思う。
その頃に、友人と交わした会話を思い出していた。

この作品「SEVEN GIRLS」が、今、この時代に求められるとしたら。
それは、なんなのだろう?
そんな疑問を自分に問いかけながら、話を続けていった。
まさに、マス・イメージ論そのままだなぁ・・・なんて感じていた。
きっと、加藤Pも、吉本隆明さんなんて知らないのだろうなぁ・・・。
そうか。そういう場所に突入するのか。
思考の迷宮に入ってもおかしくない、ディープな世界だ。

今日は、だから、特に何かが決定したわけではない。
むしろ、何かがスタートしたのだと思う。
ただ、決まったというにはちょっと、おおまかすぎる方向性というか、大枠だけはなんとなく決まったように思う。
それは「嘘をつかないこと」だ。
なんだよ、それ。新婚夫婦の約束かよ!と言われそうだけれど、そういうことではない。
この企画は、ものすごくピュアだと加藤Pが口にした。
映画にしたいという思いからはじまって、本当に、この映画自体が奇跡みたいなものだと。
だから、大袈裟に何かを喧伝するという方向よりも、嘘をつかずに、純粋な思いで宣伝していこう。
そういう方向性だけが、なんとなくなんとなく決まった。

今の時代、情報をどんなに盛ったところで、SNSでもなんでも、すぐにばれてしまう。
だったら、かっこつける方向の宣伝は、結局、軽くなっちゃうんじゃないかという話になった。
この平均年齢で、ちょっと信じられないぐらいの意思で、映画を創っちゃったんだから。
それは、もう、そのままかっこつけずに、進んだ方が良いんじゃないかということだ。
なんとなくな、大枠に思えるかもしれないけれど。
それだけで、随分、今後の思考の方向性が決まってくる。

デザイナーにお願いしたら・・・とか、予算の話をしたり。
海の向こうのカンヌでセールスをやっていて、いついつに、誰それのアポがとってあるなんて、話をしたり。
振り幅が大きすぎて、目が白黒しちゃうような時間だったけれど。
自分がやるべきことが、それまでとは違って、一気に見えてきた。
どこかかすんでいた目先が、一気に広がっていった。

WEB、販促用の印刷物、予告。
やはり、やることになった。
そこを外注する予算があるなら1館でも多くの映画館で上映した方が良い。
一人でも多くの映画ファンに届けた方が良い。
世界のどこにもない、こんな映画、ちょっと気を抜いたら、何もできなくなってしまう。

加藤Pに、最新の映像データを渡してお開き。
解散と同時に、出演した役者全員に、アンケートのメールを送る。
これからのプロモーションの前に、皆の思っていることを吸い上げてまとめ上げる。
無記名のアンケートではなく記名のアンケート。
面白い内容があれば、本人に質問をして更に無意識な部分まで掘り返したりもできる。
その上で、自分もマーケティングして、より多くの、キャッチコピーや、売りをまとめていく。
次の打ち合わせで、より具体的な方向に進む最短距離だ。

帰宅途中に、数人からアンケートの返信。
この人数の意見をあっという間に集められるというのは大きな大きな武器だ。
まとめあげれば、そこに、全体が持つ雰囲気がきっと浮かび上がる気がしている。

プロモーション計画が始まった。
海外セールスと同時に。

ついに、公開を見据えた動きが始まったという事だ。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 04:02| Comment(0) | プロモーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする