2017年04月30日

打ち上げる

色々あった。打ち上げて、二次会に行って、朝まで飲んで、始発で帰って、起きて、稽古場にいる。
そう、今、リアルタイムで、稽古場でこのBLOGを書いている。

さて、どこから書くべきか。若干残るアルコールの中で記憶の糸をたどる。

結果から言えば、きっと、試写としては、ダメダメだったと思う。
店を取ってくれた後輩に聞いていた話と、機材状況がまるで違った。
HDMI経由で映像を送るつもりだったけど、認識しないし、音声も出なかった。
スクリーンがあって貸し切りのパーティールーム的な場所と聞いていたのに、いわゆるカラオケパブ的な空間だった。

もちろん、スタッフさん、俳優陣がどんどん集まっていくから。
なんとか、映像は出さなくてはいけない。
もう直結で、HDMIからプロジェクタに映像を送った。
ネイティブな映像では、映像を送信できなかったから、事前に書き出しておいたMP4をPCに表示して、そのミラーリングにする。
音声はアンプに直結させた。
どういうわけか、そのアンプがうっすらリバーブがかかっていて、ただでさえスピーカーの位置がめちゃくちゃなのに、音声のバランスが、とれなかった。
しかも、クライマックスで、一度、ブレーカーが落ちて、映像が止まるというトラブルまでおまけつきだった。
映像は、明るい中で表示させるプロジェクターだから、輝度設定が異常にあがっていた。

撮影監督の吉沢さんは、これだったら、見せたくないと感じたし。
音楽監督のトオルさんは、これが本当の音だと思われたくないと思ったし。
もちろん、後日試写室での試写があるとしても、より完璧なものを見せたい思いは、恐らく、監督にもおいらにもあった。
製作側としては、こんなんじゃないという思いがある。
・・・というか、おいらが誰よりも一番、試写室で観たいと思ってる。

それでも、映像が終わり、拍手が起き、涙を流している俳優たちを見て、一瞬でそんな心配も吹き飛んだ。
狭い店内で、撮影という時間を共有した皆で、一つのスクリーンを観る。
それも、編集後初めて、それがどんな映画になっているのか知っていく。
ああ、これはある意味、必要な時間帯だったのだと、感覚で理解していく。
映像を見ながら、耳打ちで話しているメンバーや、見入っているメンバー。
自分が出ていないシーンで、どんな撮影をしたかもわからないシーンを観て驚いたり。
確かに、試写室では出来ないような、酒を飲みながら、映像を見ていくという特殊な時間だった。

映像も、音声も、パーフェクトではない。
それなのに、声を出して笑い、涙を流して泣く。
恐らく、試写室では、他で観ている人を気にして、笑えないような場所も笑える空間。
暖かい空間。
監督を中心に、何人かで作り込んできて。
この瞬間から、全員にとっての”ワタシの映画”になっていく瞬間。

エンドロールが流れる頃には、皆、静かに見入っていた。

そのあと、役者もスタッフもなく、全員で呑む。
あちらこちらで、笑い声が漏れる。
熱くこの作品について話す声が聞こえる。

ああ、一次会だけでは終わらないだろうなぁと、しみじみ思う。
帰ろうかと思ったけれど、スタッフさんが一人でも残っているうちは帰るつもりはなかった。

打ちあがったなぁ。
そして、たくさんのパワーをもらった。
今日から、皆の作品なのだ。

そして、この作品なら、きっと、どこまででも行けるという声を役者からもスタッフささんからも頂いた。

このBLOGも、次の段階だ。

目の前で稽古が始まっている。
昨日まで映画の内容を知らなかったメンバー。
映画を観た後、芝居が変わるかな?
見た目は変わらないかもしれないけれど、変わっていたりするかもなぁ。

さあ。
おいらも、稽古に参加するんだ。


posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 13:06| Comment(0) | 編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月29日

試写準備

Blu-ray用のデータを書き出していたら、落ちてしまった。
Blu-rayは、データ量が膨大だから、圧縮率を可能な限り落とすことが出来る。
片面なら25GB、二層式で50GBという膨大なデータ量。
圧縮率を最低にしても、二層式なら当然入る。
ちょっと悩んだけれど、MPEG2よりもH.264のBlu-rayにして、片面にする。
それでも、ビットレートが20MBを越えていて、かつ、フルHDのままで書き出せた。
全てが終わったらデータDiskを作成して保管用のライブラリを作ろうと思う。
それが出来れば、HDDを再活用だってできるからだ。
ディスクメディアの、保存性は高い。

書き出しは終わったから、今は、レンダリング中。
本当はレンダリング中は、PCを触りたくないのだけれど、BLOGを書いてないのだから仕方がない。
昔、監督と映像作品を製作していた頃はこまめにレンダリングをした。
それも、二分の一サイズであったり、サイズダウンしていたような気がする。
SDサイズのDVminiに録画したデータを取り込んでのオフライン編集だったけれど。
たったそれだけのデータの再生も、カクカクになってしまったからだ。
サイズダウンしたレンダリングした映像データで編集しないととてもじゃないけれど、編集にならなかった。
実は、今、編集しているこのマシンでは、ほぼほぼレンダリングが必要なかった。
フルHDというサイズで、外付けのHDDだとしても、リアルタイムでの編集が可能だった。
それも、簡単なエフェクトであれば、特に変換しなくても、編集出来てしまう。
そんなことが出来るようになっているなんて、本当ならもっと驚いてもいいことなのだけれど。
もちろん、今の編集機でもレンダリングしないと動かないようなマシンもたくさんあるはずだけれど。
グラフィックボードが内部処理してくれれば、フルHDまでなら、かなり快適に今は再生される。

とは言え、今日、試写でPC直出しするのであれば、念のために、プレビュー用のレンダリングはしておきたい。
どこかで何かがあればカクつく可能性はゼロじゃない。
今日まで編集して、そういうことは、かなり細かく編集した時しか起きなかったけれど。
それでも、試写で、トラブルが起きることだけは避けたいのだからこれで良い。

それが終わったら、書き出したBlu-ray用のデータをディスクに書き込む予定。
もし、PC直出しで、ひどいレイテンシーが起きるとか、音声トラブルがあった場合の保険だ。
まぁ、それもあまり心配はしていないけれど、試写でトラブルなんて、なんだか縁起が悪い。
石橋を叩いて、叩いて、その上で挑むつもりだ。

もちろん、プロジェクターの性能や、スクリーンの性能が大きく作用する。
試写室であれば、当然、プロジェクターは2K、4Kまで出力対応しているし、スクリーンも映画用のはずだ。
スクリーンも、ただの白い布ではなく、反射率など細かい技術が作用している。
まぁ、恐らくプロジェクターの出力はHDじゃないかと予測している。
それだけは、まぁ、仕方のないことだ。
ただ、大きく表示されると、それだけで、美しく見えたりもするはずだから心配していない。
むしろ、スクリーンのスペックと、どれだけ打ち上げを兼ねた海上で灯を落とせるかだ。
まぁ、そういうところでという監督の指示があったのだから、それで構わないけれど。

だから試写室で観れる日を、それは、そんなに遠い日ではないと思っているんだけれど。
とってもとっても楽しみにしている。
今日の試写だって、スクリーンで観れるのだから、楽しみだけれど。
完全に映画館と同じ映像なのかと言われれば、再生環境が違うのだ。
当然、DCPの2Kという、ファイル形式だって変わるのだから。

ただね。
思うのだけれど。
映画は別に形式でもデータでもない。
音楽に例えればそれは簡単にわかる。
当然、ハイレゾと呼ばれる原音データに勝るものはないのだけれど。
実際、市場に出る場合は、かなり圧縮される。
CDならPCMになってしまっているし、スマフォならMP3などに圧縮されている。
そもそも、現代では、デジタル化されることからは逃れられない。
その時点で、すでに、劣化が始まっている。
さらに、その音楽が、カーラジオから流れてくるとすれば、AMラジオならモノラルになっているのだ。
けれど、カーラジオから流れる音楽だって、やっぱり、その曲そのものなんだ。
つまり、それは再生環境というよりもアングルでしかない。
音楽は形式でもデータでもなく、その時に流れる環境音も含めた音世界そのものということだ。
映画だって、まったく同じ。
打ち上げという、慰労を兼ねた祭りというアングルで、しかも全員で同じものを観る。
色々な人の思いが交錯する。
関係者試写とは、きっと、そういうことだ。
だから、細心の注意も払うし、なるべく美しく出力されるようにギリギリまで調整するけれど。

どうやら、レンダリングが終わった。
映像データの全てに、緑色のラインが入った。
緑がレンダリング済み、黄色がリアルタイム再生可能、赤が不可能。
これで、問題ないだろう。

なんだかドキドキしてきた。
皆、どうやって観るのかな?

とってもとっても、不思議なことだけれど。
今、確認の映像を見ていたら、これまで不可能だった自分の芝居を判断できるようになってる。
編集時、ずっと、自分の芝居については何もわからないと感じていたのに。
今日を迎えた途端に、自分の芝居を観ることが出来るようになっている。
無意識的に今日までそういう脳にしていたのか。
それとも、本当に何かが落ちていったのか、なんなのかもわからないけれど。

皆と同じで。
おいらも、今日、初めて、自分の芝居をちゃんと観ることが出来るのかもしれない。
どんな思いをするのかなぁ。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 13:37| Comment(0) | 編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月28日

初号を組み上げる

エンドロールの清書に移る。
ロゴの配置、文字の大きさの修正、文字列の整列。
文字を少しだけサイズダウンした。
その方が当然、記載できる長さが稼げる。
字間も狭くできる分、全体的に伸ばすことが出来る。
結果的に、エンドロールのスピードが、少しだけ下げられる。
長いエンドロールであれば、それが重なっていくのだから、かなりスローダウンできる。
文字を大きくするよりも、文字を小さくした方が結果的に、読みやすいという不思議な現象だ。

最近は少なくなったけれど、おいらが子供の頃なんか、エンドロールになるとたくさんの人が席を立った。
映画が終わったのだから、もう用事はないとばかりに。或いはトイレに急いだり。
出口付近の混雑を避けたい人だけが残っているような雰囲気すらあった。
香港映画は、まるで、それに対抗するかのように、エンドロールにNG映像を流した。
エンドロールまで含めて映画なんだぞ!と主張しているかのようだった。
最近、映画館に行くと、客席が明るくなるまで立たない人が多くなった。

今のお客様の方が映画の楽しみ方を知っている・・・なんて言えない。
逆に昔は2本立て、3本立てなんかも、あって、一日中映画を観たり、梯子する人もいた。
日本の映画全盛期っていうのは、一人の監督が年間に10本撮影したり、めちゃくちゃだった。
映画が娯楽の王様だった時代があるのだ。
だから、むしろ、楽しみ方を知っているというよりも。
娯楽性から、少しだけ、今の方が芸術性に針が振れているんじゃないかなんて思う。
娯楽だから、エンドロールなんか観ないのだ。
香港映画は、だから、NG映像を流して、エンドロールすら娯楽にしたという事なんだろう。

おいらは、その精神がとってもとっても好きだ。
最後の一瞬まで楽しんでもらおうと思っていなければ出てこない発想だから。
だからこそ、おいらも、コマ単位で調節して、流れる音楽に合わせて、文字の読めるスピードにして。
本当にこんなのわかるのかな?て思うような微妙なレベルでの調整まで重ねた。
それこそ、エンドロールだけでも、もう一度観たいと思われるぐらいにしなくちゃいけないと思った。
気持ち良い瞬間があれば、それだけで楽しめるはずだ。

ポイント単位で、位置を調整していたら。
その膨大な数の文字数を編集するのに、思ったよりも時間がかかった。
途中から、キーボードのカーソルキーしか使っていなかった。

何度か、流して観る。
よし、これで、とりあえず書き出そうと決める。

さて、試写会をPC直にするか、Blu-rayにするか。
プレイヤーを持ち込むぐらいなら、PC直の方が良いかもしれない。
圧縮しない分、当然、美しい画像が出せるし、オーディオインターフェースをかませば音質も上がる。
なるべく本番のDCPに近い仕様にするなら、PC直なのだろう。
レアデータに近ければ近いほど、当然、映像は美しくなる。

とは言え、これから、書き出しをしておく。
書き出しデータを、一応、持っておけば安心だからだ。
初めて、タイムコードなしでの書き出しになる。
圧縮率を高めにした映像をまず書き出しておこう。
朝起きたら、エラーさえなければ出来上がっているだろう。

さあ。
組みあがった。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 04:37| Comment(0) | 編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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