2017年03月26日

テロップ作成

目覚めてすぐにテロップの製作に入る。
もちろん、今までもいくつかのテロップは貼り付けてあったけど、あれは仮だ。
なぜ、仮だったのかといえば、テロップを付けたまま色調整は出来ないからだ。
それをしてしまうと、文字にまで色調整が入ってしまう。
それも、カットごとに、調整具合が違うのだから、テロップがシーンごとに色が少しずつ変わってしまう。
なぜか、あのシーンだけテロップがオレンジがかってるなぁとか、そうなっちゃうのだ。

だから、事前に貼ってあるのは仮だった。
特にフォントも気にせずに、位置とタイミングと大きさだけを、確認してもらっていた。
それを色調整済みの映像に、同じ位置タイミングで、正式なテロップを貼り付けていく。
それぞれPhotoshopで作成し、今は文字データのままだけど、最終的に絵画データに変更する。
文字データのままだと機種依存フォントなどで、近しいフォントに変換される可能性がある。

テロップを一つ一つ、フォントを決めて貼っていく。
映像と重なる場合があるから、全てのフォントには薄くドロップシャドウをかける。
グローでもいいし、反色での枠でもいいのだけれど、字幕データが白い字に黒枠のはずだから避ける。
それと、色調整の前に外しておいたタイトルも配置する。
同じように、タイトルロゴも色調整されないように外してあったからだ。
音で決めたシビアなタイミングだから、まったく同じコマ数で配置していく。

全ての映画劇中でのカラコレ後の貼り付け後、同じようにカラコレ後に配置するいくつかのオブジェクトも配置する。
ちょっとしたマスクデータや、画像データなどだ。
もちろん、色調整された映像を再度切り出して、前回と同じ処理をして貼っていく。

それぞれが終わってから、今度は、エンドロールの製作に入った。
クレジットにはお世話になった皆様の名前を一つづつ入れていく。
古賀Pより、Photoshopで製作するのが普通ですよと言われたのでやはりPhotoshopで製作しているけれど。
印刷データなども製作しているおいらとしては、illustratorの方が、絶対にやりやすいんじゃないかと思う。
文字データなどの配置をしていくのであれば、確実にPhotoshopよりも特化しているから。
なにかいみがあるかもしれないから、とりあえず、Photoshopにしているけれど。
どこかのタイミングで、やっぱり、違うなとなれば変更するかもしれない。
結局のところ、どちらでもいいし、実はPhotoshopデータをillustratorで開くことも出来るはずだ。

最近のアニメのエンディングなどはとってもとっても派手で、名前にエフェクトを駆けたり、動かしたりする。
個人的にはそういう派手なエンディングは嫌いじゃなくて、どうするのかなぁと思っていたけれど。
なるべくシンプルにした方が良いとの監督の指示があったので、シンプルにしていく。
不思議なことだけれど、確かにオープニングに比べてエンディングはシンプルな場合が多い。
どちらも好きだし、まぁ、作成したのを監督が見て、どう思うかだけれど・・・。
まともに、スタッフロールを作ると、何度も自分の名前が出てきてしまうから、古賀Pがまとめてくださった役職がある。
ちょっと、面白いなぁと思った。
そんなことを考えたら、監督だったら、ギャグを入れかねないことに気づいて冷や冷やする。
ここは、面白いことを実は仕掛けられる場所だから、アイデアを出されかねないなぁ・・・。
まぁ、その時はその時だ。

まだスタッフロールの製作の途中だけれど、一旦作業をやめて、ビデオに配置する。
位置情報を開始位置からエンディング位置で指定すれば自動でアニメーションしていく。
想像よりも早いスピードになりそうだなぁ。
おいらがガキの頃は、映画館でスタッフロールが流れた瞬間に席を立つ人も多かったと思う。
香港映画はそれを逆手にとって、NG集を流したりしていた。
けれど、最近は、映画館でもスタッフロールが終わるまで席を立つ人も大分少なくなった。
スタッフロールの最後までが、映画なのだと、少しずつ理解されてきたのだと思う。

文字データを貼り付けた状態の映像を再度書き出す。
今日は、いつもよりも早いけれど、ここまで。
明日は午前中から整音作業で出かけなくてはいけない。
なんだったら、日常よりも早起きだ。
稽古もあるから、終わりの時間もある。
明日で、MA、整音作業の道筋が見えてくるはずだ。

テロップ作成は、すでに、DCP作成前の最終作業だ。
もう、完成はそこまで来ている。

まずは、明日だ。
明日が過ぎたら、景色が見えてくる。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 02:45| Comment(0) | 編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする