2017年03月17日

ブリッジ

グレーティングじゃなくてグレー「デ」ィングじゃないかとの指摘。
そっか。
その辺がやっぱり、うまくわからなかったりもする。
目の前で変化していく映像の面白さ。
実は、編集していたPremiereでもAfterEfectsでも出来るし、DaVinciも入れてある。
いつか、自分でも、いじり倒してみたいなぁと思うけれど。
編集機能を勉強するだけでも大変だったしなぁ。
3分程度の映像をどっかで遊びで作って、やってみたら、すぐに覚えそうだけれど。

帰宅してから、しばし気絶したように眠っていた。
電話が古賀Pからあって、いくつかまとめなくちゃいけないのに、困ったものだ。
ここが最後の踏ん張り時。
今週末は頑張らないとだな。
今度はProtoolsでのMA。
どんなふうに音がまとまっていくのか今からワクワクする。
今からどれだけ効果音を増やせるかだな。

KORNさんのところはRECスタジオでもあるから、接触音なんかはその場で収録も出来る。
そう思えば、少しだけ気が軽くなる。
時間的にどこまで出来るかはわからないけれど・・・。
一人でブースでファイトクラブするのも面白いなぁと想像したり。
今から想像して、色々準備していかないとだ。
昔、なぜか、TASCAMのフィールドレコーダーが異常に欲しくなった時があった。
別に意味なんかないのだけれど、環境音を色々収録して回ったら面白いなぁなんて思っていて。
今も、あの時の欲しかった欲求の意味はちょっとわからないんだけれど。
あの時に勢いで購入していたら、たくさんライブラリ作っていけるんだけどなぁ。
男の子って、カメラとか、そういうのが異常に欲しくなる時期がある。
なんなのだろう、それって。

変な時間に寝たから、変な時間に起きて、変な時間に目がさえてきた。
あまり良いことではないけれど、さえているうちに出来ることもある。

香港フィルマートも無事閉幕したようだ。
海外担当の方も、閉幕のイベントや、片付けから帰国と大忙しだろう。
恐らく3連休を挟んで、帰国してから、何かあれば報告があるだろうけれど。
何かの報告よりも、まずは、海外に渡って、SevenGirlsという作品があることを知った人が増えただけでもすごい。
どんどん外に広がってほしいなぁ。
たくさんの人に観てほしいなぁ。

昨日、撮影監督に言われた、座組の大事さの話を、今日は何度も反芻していた。
座組の連携、一体感が、映画には大きな影響をすると、つくづく思った。
素晴らしい演技を撮影できる環境まで考えて仕事に取り組んでいる姿勢。
良い座組になっていくことこそ、大変なのだという話。
それがセブンガールズでは、役者間ですでに出来ていたのだという。
お互いがお互いをサポートする姿は感動的ですらあったと言ってくださった。
皆が良い芝居が出来るように。
確かに、そこは、いつもの舞台のおいらたちの姿勢だ。

通常、俳優は恐らくその座組の中では、少し浮いているのだと思う。
何かで読んだ記事では、俳優は高級小道具何て書いてあったりもした。
製作段階から、完パケまでの間、俳優は全ての工程のうちの10%も関わることがない。
打ち合わせを含めても、実は、その程度しか関われない。
企画からロケハン、キャスティング、撮影打ち合わせを経て、撮影。
撮影時に初めて、その部屋に入って、そこで生活していた感じを出さないといけない。
でも、スタッフさんは、ロケハンから撮影打ち合わせから何度もその部屋を訪れている。
撮影が終われば、アフレコや写真撮影などがない限り、もうプロモーションまで関われない。
だから、座組の中では、やはり、浮いているのだろうなぁと思う。
作品に関わる密度でいえば、スタッフさんの方が圧倒している。

メジャーな作品のプロモーションメイキングを観ていると、平然と驚くような映像が流れる。
「このシーンどうやって撮影するのか当日まで楽しみでした!」なんて流れたり。
当日まで知らないなんてことも普通なんだなぁ、当たり前なんだなぁ。
そして、メイキングビデオすら、やっぱりメインは俳優という違和感。
作品を作るうえで、本当のメイキングがあるのであれば、俳優なんかほぼ映らないんじゃないだろうか?
瞬間瞬間を生きる俳優という職業の特異性は、そういうメイキングでは映らない気もする。

それが普通でそれが当たり前なのに。
セブンガールズでは、俳優たちがすでに座組を創っていたということなんだろう。
・・・というか、劇団なのだけれど。
恐らく、映画黄金期の時代は、大部屋俳優がそれをやっていたはずだ。
スタッフさんが役者のための空気づくりをするというよりは、俳優部が空気を持ってくるという状況。
映画会社ごとに大部屋があって、そこから俳優たちが生まれていく。
ちょっとしたガヤでも、自分たちでどんどん芝居をしていったはずだ。
そうじゃなきゃ、あれほどの数の映画を創れるはずがない。
有名な監督さんが年に10本撮影したりね。今では考えられない。

そういう意味で。
おいらがやっていることの何割かは、その橋渡しだったのかもしれないなぁと思いつく。
現場で助監督の江良さんに、何度も何度もご相談です~って呼ばれたりしたのだけれど。
あれも、今思えば、すごく大事なコミュニケーションだったんだぁと。
映画の現場のことまでよくわからないで必死だったけれど。
俳優が平然とインパクトドライバーでセットをいじるぐらい珍しいことなのかもしれない。
つまり、俳優部が既に座組で空気が出来ていたという中で。
スタッフさんという座組とのパイプ役になれていたように思う。
まぁ、今もなのだけれど。

今、編集の最終局面を迎えて。
実際に動いている部分はほんの少しになっていて、初めて感じる感触。
おいらの中では、海外担当さんも含めて座組だという思いがある。
海外プロモーション、国内プロモーション、公開まで。
そこでまた新しい動きが出てくるだろう。
俳優という立場ではなかなか見えてこない場所。
現場とは違う場所なのだろうけれど。
やっぱり、どう考えても、そこまでの範囲が座組だ。
視点も違うし、考え方も違うだろうけれど、作品を中心に据えたら、等価だ。
だから、いつか、海外担当さんにも、よろしくお願いしますとちゃんと目を見て伝えたいなぁと思う。
ありがとうございますと、伝えたいと思う。

さあ。
もう少しだけやろう。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 05:35| Comment(0) | 編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする