2017年02月17日

色々なところで同時進行している

色々差し迫っているのを感じつつ。
ギリギリまで、どこまで、出来るのかスケジュールの確認をする。

現在、鋭意、字幕製作中との話。
そのセリフ量に、加藤Pも字幕製作会社から、小言を聞いたようだ。
そう、セブンガールズは、従来の映画の倍ぐらいの情報量が入っている。
そういうテンポの作品だ。
通常の映画なら1シーンじっくり撮影するような場面を、3~4つ合わせて1つのシーンにしている。
ど頭からほんの10分で、いくつものエピソードが始まる。通常じゃありえない登場人物が現れる。
それこそ、海外ドラマのようなスピードで展開していくのだ。
だから、同じような時間の映画の倍近いセリフが詰め込まれている。
字幕になったら、一体、どういうことになるのだろう。
映像付きの小説みたいになっちゃうんじゃないかとハラハラしつつも。
いや、そうはならないぞ。なるはずがないなという確信もある。
少なくてもおいらは、海外映画を観るときは、字幕に追われることはない。
読んでいるようで読んでいないし、読んでいないようで読んでいるというような状況だからだ。
まして、テンポのある映画の時は、逆に、気持ちよく字幕も見ている感覚がある。

その中でスケジュールの確認が出来た。
スケジュールを聞いて、今週、自分たちでのアフレコに踏み切ったことを正解だったと改めて思う。
加藤Pも、セリフが聴こえる状態で納品したいというような内容が書いてあった。
今週やらなかったら、それは不可能だった。

本日、劇団員の一人が、KORNさんのスタジオまで移動して、マイクを借りてきた。
なんと、レコーディング用のマイクだけではなく、念のためにピンマイクも借りてきたようだ。
音の質感が合わなければ、当日付けていたようにピンマイクで収録すれば変わるかもしれない。
基本的にはレコーディング用のマイクで、演者とマイクの距離感で質感を見つけてほしいと言われているけれど。
高価な機材を貸してくださることに感謝。
借りにいってくれたメンバーにも感謝。
小心者だから、ハラハラしながら、大事に運んだだろうなぁ。

KORNさんから、映像のDLをしたけれど、壊れていると連絡が入る。
ファイル転送でも時々そういうことが起きる。
もう一度アップロードしての、送信。
…ということは、OMFは無事インポートできたのだろうか?
ちょっとわからないけれど、試すと言っていたから、開けたのかもしれない。
ちゃんとしたMAの予定は来月だけれど。
海外映画祭への出展の前に、ある程度のバランス調整をお願いしている。
もちろん、忙しいし、日程的には相当厳しいけれど・・・。
可能ならお願いしたいと言ってある。
いわゆる、音楽で言うところのラフミックスになるのだろうけれど。
実際に、音楽でも、適バラなんて言って、バランス調整が先に来る。
環境音、セリフ、音楽。そのバランスが整えば、また一歩映画に近づいていくだろう。
細かいMAでの追い込みの前の適バラで、提出できれば、全然違うものになるという確信がある。
実際のMA時には、音楽監督のチェックも入れば、より完璧になるだろう。

明けて翌日は古賀Pの元にモバイルスタジオを持参で向かう。
映像データのアップロードをしながら、最初に預かっていた外付けHDDにそのまま今のデータをバックアップする。
これを持っていけば、同じデータを古賀PのPCでも覗けるようになる。
仮に更新しても、更新したファイルだけ渡せばよくなるのだ。
そこで、今後の流れ、作業工程について話すことになる。
もちろん、映画祭に出すデータ、マーケットに持っていくDVDもさることながら。
最終的には映画館で上映できるDCPにしていかなくちゃいけない。
それまでに、撮影監督同席の上でのカラコレも入るだろう。
どんなデータ形式が必要なのかなども含めて話をしておかなくちゃいけない。
それに、テロップもまだテキストデータのままだ。
Macで開けば、あっという間に見た目が狂ってしまうのはわかっている。
ベクターデータかなんかに変換の作業が待っている。
そこで、一応、アフレコについても、詳しく聞いておかなくてはと思っている。
効果音の追加をどうするかなども、話さないといけない。

データのバックアップは思ったよりも早く終わったけれど。
アップロードは想定以上に時間がかかる。
どうも、ネットワークのスピードが最近、落ちているような感触がある。
まさか、速度制限されてないよなぁ・・・。
そんなことされたら、これから先が大変なことになってしまうよ。

明日、色々打ち合わせと確認をして。
土曜には、その反映と、アフレコの準備に入る。
日曜には、アフレコをして、そのまま帰宅したら、データを調整してOMFの書き出し。
書き出しが終わったら、そのまま、アップロードして、ラフミックスのためにデータを送る。
20日の朝に届いた音声データのバランス調整をしてもらっている間に、おいらは納品データを作る。
そして、23日には納品したい。
ん・・・ラフミックスの時間があまりにも足りないか・・・。
それだけをやるなら余裕だけれど、現時点では空き時間にやってもらうしか手立てがないのだ。
仕事の驚くほどの速さは知っているけれど、たぶん、間に合うか間に合わないかギリギリのはずだ。
その時は仮だから2mixのデータを預かってもいい。
どうせ、送るデータの出力はLRのみなのだから。

海外映画祭のディレクターが、作品を観てくれるのだという。
具体的なことまでわかってきた。
本当に、海を越えるのだと実感している。
お国も生活習慣も違う土壌の人がこの作品をどんなふうに観るだろう?
もちろん、広く外に出せば、悪く言う人だって分母が増えた分増えるだろう。
そんなことは、とっくに覚悟の上なのだ。
きっとギリギリまで完成に近づけたら、その分だけ思いも届く。
そんな風に信じるしかない。

中身の濃い終末がやってきた。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 03:00| Comment(0) | 編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする