2017年02月07日

今も書き出し中

帰宅するなりシナリオを修正する。
どこを編集したかわかっているから、すでに修正済みのシナリオの一部分を直していくだけだ。
直していると、音楽監督から音楽の差し替えデータが届いた。
ダウンロードして差し替えていく。
ここにきて、監督発注の新曲も数曲。
残り数時間の勝負だ。

セリフ音声のLR振り分けは早々に諦めた。
40分超まではやってあるし、後半は比較的音声もクリアになっている。
初日撮影分の、ピンマイクが少なくて、ガンマイクが多かったシーンの音声が一番の問題だからだ。
もちろん、納品後に修正していくのだけれど。
今回の字幕製作会社への納品は、とりあえず、ここまでとする。

音楽の差し替えが終わった頃に音楽監督から電話。
監督と電話で話して、エンディング曲を当初の予定に戻した方向になった。
KORNさんから届いたデータをアップロードして、音楽監督に送る。
あとは、音楽監督からのリターンが届き次第、張りなおして修正するだけだ。
シナリオだけ先行して納品してから、日曜に編集した冒頭部分のタイミングの微調整に入る。
ここには、確実に字幕が入るのだから、確定しておかなくちゃいけない。
丁寧に、音と映像の一番美しいタイミングを計って、カット切り替えなのかフェードインなのか調整していく。
音楽監督が指摘したシンプルな問題が解決されていくのがわかる。

修正完了してから、音楽監督からのリターンをダウンロードして貼り付け。
問題がないのを確認してから、PCをいったん、再起動。
メモリ空間を空にしてから、全編の書き出しに入る。
ところが、ここで、問題が起きる。
エラー終了を繰り返したのだ。
どうやら、納品データを少しでも美しくしようと、データを重くしたのが問題だったようだ。
書き出しの際の一時データが膨大になって、HDD容量がピークを越えてしまうのだ。
一時データを削除して、再起動をかけてから、再度の書き出し。
けれど、残り8分で止まってしまって、そこから残り時間が少しずつ伸びていく。
もう、朝になっているのに・・・と思ったまま、眠ってしまった。

一時間後に起きるも、やはりエラー終了。
抜本的な問題だなと思って、思い切って、映像の圧縮率を変更する。
やはり、字幕業者に納品するからと、欲張ったのがいけなかった。
それに、納品するのだから、あまり重いデータでは失礼かもしれない。

再度書き出し設定を調整していく。
やはり、残り8分で止まってから、徐々に残り時間が増えている状況。
それが、リアルタイムな今。
本日中の納品のために、何か所か連絡しておく。
今も、おいらのPCは、ウンウンとうなりをあげて作業をしている。
ヒートファンが止まらずに回転し続けている。
この書き出しが成功したら、再生してみて、問題がなければアップロードする。

プログレスバーが動く気配がしない。
でも、確実にエンコードが進んでいる。出力プレビューが止まってるわけじゃないんだ。
大丈夫。そうはいっても、ここから何時間もかかるわけではない。
がんばれ、おいら。
がんばれ、PC。
がんばれ、CUDA!!

ああ。
映像が決まった。
映像は色調整を残すのみだ。
あっても、テロップ修正などだろう。
音関連は、アフレコ、MAまでまだ続くけれど。
完成に向かっていることを実感する。

そして。
いよいよ、まだこの物語を知らない人に、この映像が届く日がやってきたのだ。
字幕製作会社の方は、舞台も舞台版の映像も観ていない。
もちろん、感想をうかがうことなんてないのだろうけれど。
そんな日がやってきたのだ。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 09:22| Comment(0) | 編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする