2017年02月03日

DVD作成中

明日のオフライン試写に向けてDVDに映像を焼いている。
その前から調べておいて、なるべく画質を劣化させない方法を何度か試したりもした。
けれど、やはり、劣化はもう仕方ないのだと諦めて、今、ようやく書き出し中だ。

DVDって、SDサイズなんだなぁ・・・。
ハイビジョンですらないっていう。
フルハイビジョンじゃないとは思っていたけれど、まさかだった。
そんなことも知らないんだから、困っちゃうよね。おいらも。
思い切って、ブルーレイに書き出すことも想定したけれど、再生環境がわからない。
DVD片面二層も、作成しておくのも考えたけれど、色々想定して断念。
納品ではなく、試写なのだ。

AdobeのPremiere PROには、かつて、かなり優秀なDVDオーサリングソフトのencoreが付いていた。
けれど、今のヴァージョンでは撤廃されていた。
現状、メディアに残すことから、ストリーミングやネット上に配信などデータ化していっている。
だから、会社の方針でソフト開発をストップしているらしい。
以前のヴァージョンのソフトをダウンロードしたのだけれど、開発ストップしているからUIが非常に使いづらい。
高精細なモニタに対応していなかった。
また、実際に動くという保証は出来ないという記載も気になった。
でも、未だに利用している人が多いアプリケーションなのだから、開発は続けるべきだって思うな。
これから、4Kでも8Kでも、様々な書き出し形式に対応するようなソフトがなくなると思えないもの。

とは言え、オーサリングソフトは、フリーソフトでも優秀なソフトが数多く出回っている。
誰でも、DVDやBlu-rayを焼くことが出来る時代だという事だ。
外付けの、ブルーレイを接続して、ソフトを立ち上げると自動的に認識もしていた。
こんなものがフリーで出回っているんだから、開発をやめるのもわからなくはないか。
そういえば、ブルーレイがあるのだから、こっちでバックアップというのも可能だと気づく。
逆にディスクメディアの方が磁気メディアよりも安全性が高いじゃないか。

字幕製作会社への納品はどういう形式のデータが必要なんだろうか?
ディスクメディアという事はないような気がする。
やはりデータ納品が一番想定できるかなぁ・・・。
昨日の編集箇所のシナリオ手直しも必要だし、時間も限られているなぁと改めて思う。
明日の試写で、変更点がいくつ出てくるかで作業量が変わる。
けれど、そんなことは、何の苦にもならないだろう。
徹夜も辞さない覚悟さ。

明日は、プロデューサーと待ち合わせしてDVDの受け渡し。
再生が可能かどうかなどチェックしたころに監督も到着する。
そこから、スクリーンでのオフライン試写がはじまる。
ちょっと未だに、スクリーンでの試写というのが想像もできない。
我が家で最大のモニタは、テレビなのだから当たり前だけれど。

DVDを焼くのはあとは全自動でPCにお任せして寝てしまうか。
それと、焼きあがった頃に一度起きて映像の確認をしておくか。
画質劣化だけは避けがたいのだろうけれど。
どんな画質になるかはエンコードが終わらないとわからないものなぁ・・・。
音のバランスも、やはり、書き出した時点で、多少は変わってしまう。
一つの同じ波形にミックスされるんだから当たり前だけれど。

そんな作業をしながらちょっと思った。
もしかしたら、もうすぐ、おいらの手は離れてしまうのかもしれない。
字幕納品して、アフレコして、MAして、カラコレして。
最終的なDCPにする工程もやはり業者になっていくだろう。
そのどれも、おいらに出来ることなんかは少ないようにも思う。
アフレコや整音は、やっぱり、多少の準備が必要になるのかなぁ。
そうなる日が来ると、わかっていたけれど。
一年以上、このっプロジェクトにかかりきりだったから、やけに寂しいなぁなんて感じたりもする。
まぁ、実際にどうなるかはわからない。
わかりようがない。まったく未知の世界なのだから。
そのあとに、公開やプロモーションで、もう一度お鉢が回ってくるのかもしれないしさ。

・・・というか。
もうすでに実は未知の世界なのだ。
去年の今頃に、今いる場所を想定できたか?
編集作業まで自分でやっていると想像していたか?
オフライン試写という言葉すら、おいらは知らなかったのだ。
監督だって、長編は初なのに、おいらごときが知っている世界なわけがない。
演劇畑にいたのだから。
映画畑はただただ新鮮な光景ばかりだ。
去年の今頃はずっとドキドキしていただけだったもんな。
クラウドファンディング達成するかなぁ。
2月の公演でお客様にお願いしてもいいかなぁ。
そんなことばっか考えていたんだもんな。

この道は。
道になるかなぁ。
おいらが歩いた道だ。
それが、いつか、誰かが歩きに来る道になればいいなぁ。
小劇場で、頭が痛くなるほど苦しみながら作った作品を誰かが映画化したいと思った時に。
こんな道があるんだって、みつけてくれるといいなぁ。

そうか。
明けて、節分か。
鬼は外、福は内。
明日から違う段階に入るのが節分だなんて洒落ている。
一節が終わったのだと思えば、確かに納得がいく。

あと何分で焼きあがるかな?
セブンガールズ最初のDVDが。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 03:52| Comment(0) | 編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする