2017年01月29日

感情疲労

朝一からの稽古。
13時間に及ぶ。
通しを繰り返すという、中々の苛酷な内容。
久々のノリウチ公演だから、まず流れを体に叩き込む。

自分の弱い所をみつけたり、良くなるなという場所を見つけて相談したり。
同じクリエイティブな作業でも、自分の肉体がそこに加わるだけで、色々と変わってくる。
PCに向き合うのとは、明らかに、異質な創作だ。
並列で、別の創作に関わるという事は今までもあったけれど、その差異がとても、気持ちいい。
どちらの良さも悪さもあって、どちらも、保管してくれる何かがある。
肉体感覚というものは、やはり、原点なのだろう。

最後の通しが始まるころ。
通しの途中に、音楽監督から連絡あり。
新しい音楽データが届いたことを知る。
通し中だったけれど、出番がまだ先だから、すぐに返信。
帰宅後に、貼り付け作業にする旨を伝える。

さすがに通しを繰り返した稽古からか、体力的にいつもより疲れを感じる。
時間が長かったという事もある。
帰宅して、一瞬にして、眠りそうになった。
なんとか、コーヒーを温めて、すすりながら、作業を開始する。
いつものように、データをダウンロードして展開する。
まとめてある音楽用フォルダに移動して、シーケンサーで読み込む。
音楽台本をエクセルで開いて、それぞれ支持された箇所の音源を差し替えていく。
音量が変わっていないのに、セリフが聴こえてくる。
声とかぶっていた周波数帯を整理したことをBLOGで知る。
いわゆる、マスタリング作業に近い作業だ。
あれは、音の世界により深く入っての作業だから、耳がとても疲れることを思い出す。
同じ楽曲なのに、それだけで、音の表情が変わっていく。

貼り終えて、明日の準備をするか、まず寝るか一考。
このBLOGを書き終えたら、すぐに眠ることにする。
実は、今、とても眠い。
まぶたが重くて重くて、どうにも出来ない。

芝居をすると、夜、そうなってしまう。
頭の疲れとも、体の疲れとも違う。
感情が動いたことによる疲れがあるのだ。
赤ん坊が泣いた後に、寝るのは、頭と体の疲れだけではないのだろうなぁってよく思う。
芝居なんかやっていない人でも思い当たらないだろうか?
泣いたり、笑ったり、起こったりした後に、急激に眠気が来ることを。
恐らく、感情が肉体を支配するとき、脳内のホルモンは過剰にあふれだしている。
脳の疲れが、実は最も、疲れとして残るのだ。

さっきまで芝居をしていたのに。
夜にはシーケンサーを開いて。
今は、BLOGを書いている。
今更ながらマルチだなぁって思う。

とりあえず、書き出しをする。
明日、監督のPCにある映像と差し替える予定だ。
先日送ったものから尺の変更はないからタイムコードもそのままだ。
生あくびが出たから、PCは立ち上げたまま、明日、書き出しの確認にしよう。

明日も稽古。
やっぱり同じように疲れるであろうことは目に見えているのだ。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 02:33| Comment(0) | 編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする