前日に書き出したデータをPCに入れたまま稽古場に向かう。
その途中にメールが届いて、確認すると、先日のRECした歌データの直しが届いている。
せっかく書き出したけれど、これに差し替えたデータを監督に渡したい。
稽古場につくなり、劇団員のポケットwifiを借りる。
データのダウンロードをして、解凍、映像の音声データを差し替える。
差し替えてすぐに書き出し・・・。
・・・と言っても、やはり書き出しには時間がかかるから、そこからは稽古しながら様子を見る。
書き出したデータだけ、媒体に入れて持ってきていたらこうはならなかった。
危ない所だ。
いよいよ月末の舞台が近づいてきた。
その稽古に入る。
この映画規格を立ち上げた時の言葉。
「シモキタ」から「セカイ」へ
最初はおいおいと言われたけれど、ここまで来た。
そんな言葉を発しているのに、撮影があるからいつもしている秋の公演が出来なかった。
撮影が終わって、急きょ、予定を組んで、今月末に二日だけだけど公演をすることになった。
本当なら、撮影があろうがなかろうが、秋に公演をするべきだったのだと思う。
ただ物理的に、両方は不可能だった。
撮影が終われば、役者の手は空く。
殆ど勢いのまま、舞台に立つべきだという意見になっていった。
いよいよ1週間前だから、自然と稽古にも熱が入っていく。
今度の舞台は、確かに本公演とは少し違うから、いつもの舞台と風景が違う。
けれど、やはり、いつものようにうちの作品。
コントとかイベントとかでもない。舞台作品。お芝居。
芝居である以上、やはり準備していくことになる。
稽古中に映像データが書きあがって、USBメモリ経由で監督のPCに移す。
ついでだから、アップロードも稽古中にと思ったけれど、やはりデータが大きい。
ポケットwifiでは、ちょっと時間がかかりそうだから断念。
帰宅してから、アップロードか・・・。
稽古が終わって、飯に行く。
今日は飲みにはいかなかった。
飯を食いながら、今やってきた稽古のことを話したり、編集についてどうなってるのかなど話す。
RECした本人たちは、歌も聴きたがっていた。
とは言え、まだラフミックス。
オケと声の混ざりも、音声バランスも定位も、なんだったらアレンジも含めて変わっていく。
今の音声を聞かれるのは、音楽監督にとっても不本意かもしれない。
だから、自重している。
もうしばしお待ちを。
ラフからトラックダウンで、音楽はすごく変わるから。
それから、聴いた方が良いのだ。
帰宅して、即、アップロードを始める。
クラウドにアップするか、ギガファイル便か。
圧縮せずに、ギガファイル便にしてみる。
これで飛ばして、再生できないようなら、クラウド経由にすればいい。
家のwifiでも、それなりの時間がかかる。
気付けば、そのまま寝ていた。
はあ。
本番前だのに。
ちゃんとお布団で寝なさいよ。
アップロードにこんなに時間がかかるのは何か考え物だな。
HDまで画質を落としてもいいかもしれない。
起きたらアップロードが出来ていたので、音楽監督とMAさんに送信。
書き出した映像は、圧縮されている。
絵も圧縮されるし、音も圧縮される。
だから、実際の音楽監督が付けた音声とは、バランスが変わってしまうかもしれない。
音楽台本通りに配置したけれど、なんらかのズレがあれば、変わってしまっているかもしれない。
だから、監督に渡したデータと同じものを、これを渡したと、音楽監督にも共有してもらうのだ。
その上で、MAをしてもらうKORNさんにも、一度、この映像を送る。
ノイズや、ガンマイク、ピンマイクの感じなどなど。
今後の作業量を一度書き出しデータで、なんとなく見てもらうためだ。
監督は、この2日以内に、映像を観る予定になっている。
そのチェックが終われば、プロデューサーにも送信する。
プロデューサーに送った後、もう一度編集なのか。
送る前に少しいじりたいところが出てくるかは全く今の時点ではわからない。
舞台の直前だけれど、同時進行で映画も続いているのだ。
さて。
もしも、ギガファイル便が壊れていて再生できないなどだったら、再度のアップロードになってしまう。
一度、クラウドにもアップしておこう。
これで、このディレクターズカット版を観る人がまた一人増えたことになる。