朝から稽古。
モバイルスタジオは家に置いたまま。
一日中、月末の舞台に向けての稽古だ。
監督も稽古場のそばまで来たけれど、台本を更に書きたいとのことで監督なしで演出確認などなど。
やはり待ち時間も多かったのでPC作業を並行しても良かったかもと少しだけ後悔するも。
今日はこれで良かったと思う。
そのまま、監督も合流して、後半の演出へとなだれ込んだ。
帰り道、出会う信号、乗る電車、全てタイミングが良い。
思っていたよりも早く帰宅して、軽食をとったころに、音楽監督からデータが来た。
メールを数往復して、先日のRECをしたKORNさんからも、歌入りのデータのラフミックスを頂く。
まだラフミックスだから、バランスを整えた音源というところだろうか。
トラックダウンまでに、音楽がものすごく変わっていくというのを何度も見てきた。
だから、これがラフだと伝えられれば、そのつもりで聞く。
例えラフでも、それまでのオケとは、まったく違う感触になる。
音楽監督の新しいデータと、RECデータを貼り付ける。
指定されたタイミングのタイムコードに移動して、頂いた音源の貼り付け。
今まで、デモを置いてあった箇所に同期して、歌入りのデータと交換していく。
貼り付けた個所は全て、音楽の尺の前後から観て確認をしておく。
現在、ミュージックフォルダには53曲。
それ以外にラフミックスが2つと、デモ音源の3曲。
書き出す前にシーケンサーの表示を確認する。
12トラックにびっしりとストレオ音声が並んでいる。
もう1トラックにも、いくつか音楽が置いてある。
書き出しの設定をして、H.264で書き出しておく。
少しでも、明日の作業を軽くしておく。
日が変わればいよいよ、監督のPCにこのデータを渡すということになる。
監督が、音楽を耳にする。
その日が来た。
どんなふうに思うかなぁ。
想像したところでわかるわけがないのだけれど。
監督が、このデータを確認したら、一度、Pに送るデータでもある。
どこかのタイミングで、一度、送らなくてはいけない。
音楽が付いて、もう数か所、編集してからになる可能性もあるけれど。
月末の舞台を思えば、舞台が終わるまでの間に、観ておいていただくのがベターだろう。
いずれにせよ、監督がこの映像を観て、GOになったと同時に送ることになる。
ラフミックスの音源のパンパンたちの歌が頭の中に流れ始める。
この曲が、この作品の中心にいつも流れている。
歌った本人たちも、聞きたいだろうけれど。
これは、まだラフだから、聞かせるわけにもいかない。
そんな音源も今や、映像と同期されている。
こんなに編集したけれど。
まだラフなのか。
映像が映画になっていくその過程。
今、その真っただ中だ。