2017年01月09日

稽古初め

新年初稽古。
到着してから昨日の明け方までやった映像の書き出しに入る。
稽古中に書き出して、監督にUSBメモリでデータを渡すつもりだからだ。

先日、メールで送ったのだけれど。
サイズが大きいからクラウド経由で渡したら、ダウンロードせずにそのままクリックしたようだ。
そうなれば、当然、そのまま再生が始まってしまう。
サイズの大きい動画だから、ネット環境が潤滑じゃないと、どうしてもカタつく。
右クリックからダウンロードをお願いしたとしても、それなりの時間がかかってしまう。
やはり、データを直接渡した方が早い。

とにかく、監督が、通して作品をまだ見ていないという状態を脱したい。

明日の編集でどこまで進むかはわからないけれど。
やはり、出来ることなら最後まで進みたい。
月末には舞台も待っているし、まず編集が完了しないと、カラコレも、アフレコもMAも出来ない。
当然、音楽監督にも渡せない。
じっくりと、納得がいくまで編集するのはもちろんだけれど、進む中での変更を繰り返した方が良い。
当然、シナリオを描いているし全てのシーンを観ているのだから、全体感は感じているけれど。
それでも、やっぱり、通して作品を観ないと見えないものもあるはずだ。
テンポ感や、どこでどんな風に物語が、転がっていくのか。
その受け渡しはうまくいっているのか。
全体で観た時に印象が薄くなっているテーマはないのか。
そこを観たうえで、明日、最後まで進みたいなぁと思っている。
一つ形になれば、そのあとは、ようやく彩色の世界に突入していけるのだ。

もう2017年1月。
末日の舞台本番に向けて、気を入れていかなくてはいけない。
大変なことだけれど、ここをまず乗り越えれば、今までとは違った時間を作れる。
作業工程はまだまだ計り知れないけれど、目途だけでも立てばいいなぁ。

稽古終わりですぐに帰宅して、明日の編集に備えて、セリフの切り出しをしようと思っていた。
けれど、年末から年明けにかけての編集作業のストレスを、どこかで吐き出さないといけない。
意を決して、やはり飲むことにする。
新年最初の稽古の後の吞みだし、顔だけでも出さないとと思っていた。
実際、ようやく、2017年初のアルコールは、身体に染みた。
ストレスは少しぐらい放出できただろうか。
それは、自分でもよくわかっていない。

1周目の編集も創造的だった。
2周目の編集は、よりクリエイティブになっている。
そのまま3週目に突入するのか、いったん、預けるのか。
2周目が終わった時点で決めるしかない。
けれど、おいらとしては、カラコレや、アフレコ、MA、そして劇伴がついてから。
そこから、更にクリエイティブな時間に入っていくのだと思っている。
音楽監督はなるべく完パケに近いデータが欲しいという。
それは、映像の尺に合わせて曲を作るからだ。
そうなると、まず3周目に入った方が良い気もするけれど・・・。
けれど、きっと、音が入ってからも、音がこう来るなら、ここを変えたいだとか。
逆に、音楽監督から、ここにもう少しだけ間を作れないかとか。
そういうこともあるだろうと予測している。
だから、監督から、「これで。」の一言が出れば、そこでもう次に進んだ方が良い。
監督は、そういう変化を求め始めているなぁとも感じているからだ。

セリフの切り出しをやっているだけでも、とても、大きな変化がある。
昨日やったシーンのほとんどが劇的に変わった。
それまで見えていた物から、全然違うものになった。
ちょっとした雑音が消えていくだけで、こんなにも、映画作品に近づく。
そういう劇的変化が多段階的にこれから続いていく。

稽古が始まった。
稽古初め。
正月が終わって、新しい年が動き出したなぁと実感する。

ここから、2017年がはじまる。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 02:33| Comment(0) | 編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする