監督からの連絡を待つ。
用事が早く終わるようなら編集しようと言っていた。
ただ、正月二日。
無理しないでいいとも伝えてあった。
夕方過ぎに、今日はないなと確信して、ゆっくりと別の作業に入る。
本当は、セリフの切り出しに手を付けるべきなんだろうけれど。
タイトルの編集をやってみる。
実際の音源が来てからの方がいいかもしれないなぁと思いつつ。
今のうちに少しだけ触っておこうと思った。
どうせ、音の貼り付けを終えて一日耳を休ませたのだから、そのまま、耳を使わない作業にしようと思ったのだ。
けれど、とても苦戦した。
想像しているようなイメージにはなかなか辿り着かない。
まだ、ちょっと勉強が必要だな。
まぁ、それもこれからだろう。
出来ること、イメージ、出来ないこと。
それがわかればいい。
そして、スキルが上がれば、それでいい。
映像の編集ソフトと、タイトル製作のアプリケーションは全く操作感が違う。
統合することもきっと不可能だと思う。
音楽で言えば、シーケンサーとシンセサイザーぐらい違う。
機能的には両方かぶっている部分はもちろんあるのだけれど。
機械的には、全然違う動きをしている。
仮のタイトルを作成してから触っていなかったから、どうしても編集ソフトに慣れすぎてしまって戸惑った。
でも、昨日までの作業と、方向が違うから、その分、新鮮ではあった。
そして、やっぱり、面白いソフトだ。
どこかで、じっくりと触れる時間があればいいなぁ。
結局、テロップの作成なども待っている。
いずれ、映像以外の素材もそろえていくのだから、そこまでとりあえず、やはりセリフの切り出しに進もう。
問題は細かいノイズ。
ノイズリダクションをかけるかかけないのか。
バックに音楽が重なれば、帯域がかぶれば、ノイズも聞こえなくなる場合もあるはずだ。
そう考えれば、やっぱり、MAのKORNさんに全てお任せしたほうがいいようにも思える。
ただ、セリフの音量のバランスをこの編集期間に少しでもしておくなら、セリフの切り出しは絶対に必要だ。
ある程度の目安になるバランスがあれば、MAで、左右パンの時にもわかりやすいだろうし・・・。
目標は決まった。
次の編集日までに少しずつ、やはり、セリフの切り出しだけしておこう。
さすがに、全部は終わらないけれど、前半ぐらいまでは終わっている。
細かいピンマイクが拾った衣擦れノイズなどがなくなれば、更に映画らしくなるはずだ。
次の編集では、一気に直しをするはずだから、それまでに、よりストレスがない状態まで進められたら・・・。
監督は、映像を確認しただろうか。
三が日ゆっくり休んでくれてもかまわない。
よりフレッシュな状態で、映像を確認してほしいなぁと思った。
エディターは、地道にデータを整備していくだけだ。
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