2016年12月27日

ムシロココカラ

最終稽古も終わりクリスマスも特に何もなく編集で過ぎた。
クリスマスを越えれば1年は一週間を切る。
大晦日も正月も目の前だ。
年内にどこまで編集で追い込めるのか。
どんどん進んでいるけれど、ここからが、クリエイティブな作業になっていく。

日がな一日中、セリフの切り出しをしていた。
録音データも面白い。
それがガンマイクなのかピンマイクなのか、エアなのかまで、もうなんとなくわかるようになった。
ガンマイクで追い切れていないセリフもいくつか出てきているけれど、持ち上げれば何とかなるのかなぁ。
とは言え、監督が納得いかなければ、アフレコもどんどん出てくる。
アフレコについては、もうKORNさんにお願いをしてある。
ピンマイクも衣擦れで、使えないセリフが出てくるだろうと予測しているのだけれど。
意外に、簡単なノイズリダクションで行けそうなセリフばかりで今のところは安心だ。

明日の編集前にここまでやりたいと思っていたことの3分の2ぐらいしか進まなかった。
音声データの貼り付け自体はそれほど大変じゃなくなったんだけど、整音しやすいように整理するのが意外に大変。
もちろん、貼り付けるだけにして、KORNさんに渡しちゃってもいいかもなとも思っているけれど。
ただ、これからの編集作業で、なるべくクリアな音声にしておきたい。
その方がより、クリエイティブな編集が可能なはずだからだ。
カットごと変えたら、そこはやり直しになっちゃうけどさ。
別にそんなことぐらいなんてことはない。

音楽監督の吉田トオルさんが歌録りのレポートをBLOGにしていた。
なんというか、そのクリエイティブな内容に、おいらはドキドキする。
監督、トオルさん、KORNさん、3人と、クリエイティブな作業をするのがおいらはたまらなくドキドキする。
次々にアイデアが沸いて、ほんの少しの違和感も見逃さない。
いつだったか、稽古場で舞台の通し稽古を観ていたら、落雷があった。
そしたら、そのままそのシーンは落雷だ!と、曲を創ってきたことがある。
なんというか、そういう偶然もたくさん重なって、創作活動になっていく。

セブンガールズの舞台作品では、毎公演、ここのタイミング!という場面がある。
つまり、音を切り、音を出すタイミングが、非常に微妙なシーンだ。
そこの編集は多分、明日やることになると思っているのだけれど。
そんな明日、都合が合えば、音楽監督が顔を出すとのこと。
その時、どこまで編集が進んでいるのかはまったくわからないけれど。
恐らく、映像のイメージは更に広がり、あるいは深まっていく。
作品は、縦にも横にも、奥行きにも広がっていくのだ。

最初は、文学だ。
戯曲と呼ばれる文学。
それが、シナリオであったり、上演台本であったりする。
文字が俳優の肉体を通って、芝居になっていく。
その芝居に、演出が入っていく。
より、芝居が面白くなるように。
そして出来上がった芝居を、照明効果が広げて、音楽が深めていく。
文字だったものが、立体になり、広がっていく。
お客様は出来上がった作品しか知ることは出来ないけれど。
作品が出来るまでの過程には、多くの、本当にたくさんの、創作が重なっていくのだ。

同じセリフでも、別の俳優が口にすれば違う芝居になる。
同じように、同じ音楽でも、全く変わってしまう。
つまりは、創作という表現活動は、全てが個人に由来しているということだ。
だから、そもそも個性派俳優なんて言葉はおかしい。
全ての俳優は、いや、全ての人は、個性的なのだ。
作品は、一つのものだけれど、たくさんの個性が集まって、複雑に組重なって出来上がるのだ。

さて。
明日はラストシーンまで編集が進むのだろうか?
やってみなくちゃわからないけれど。
シナリオのページ的にも、ノリ的にも、今日までの慣れ的にも。
なんとなく、ラストまで行っちゃうんじゃないかという予感がしている。
行ったところで、そこからなんだけどさ。
編集なんて、ここで終わろうというまでは続くから。

明日の準備だけしておこう。
それから、睡眠をとっておかないとだ。

むしろ、ここからなのだ。
創作と呼べる作業は。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 03:41| Comment(0) | 編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする