2016年12月26日

稽古納め

録音組がRECを始めたころ、監督と二人で編集が始まった。
録音組の様子が気になりつつも、編集も佳境を迎えている。
人によっては起承転結の「結」と言ってもいいシーン。
おいらの中では、映画全体では「転」の終わりだと思っているシーンまで一気に進んだ。
残すところ「結」だけになったのである。

編集中、監督の判断もとても早くなっている。
ここは、これ。ここはこう。こんな映像なかったか?
あっという間に指示が出て、どんどん並べ替えていく。
編集中に来た劇団員に言われたけれど、二人ともとても集中していて話しかけられなかったらしい。
自分たちではそんなつもりはないのだけれど、そういう状況に見えるのかもしれない。
おいらのPCの画面をのぞき込んで、作業を見てみたけれど、作業内容なんて何もわからなかったらしい。
そんなものかもしれない。

編集を一区切りさせて、年内最終稽古に入る。
とは言え、録音組がいないから、人数は限られている。
それぞれのスポットで、練習できる個所を見つけては、色々、やってみるという稽古をした。
これが、意外とはまって、面白い稽古になった。
うちの劇団の原点は、実はこういう稽古なんだよなと思う。
本番中に、喫煙所や楽屋で、あそこのリアクションどうする?なんて言って、ネタ出しをする。
楽屋で、爆笑をとると、もうそのまんま舞台上でやっちゃう。
これ、銀河系レベルの爆笑だろ!なんて言って、そのまま舞台でやったことが何度あるか。
どうやったら面白いのか、何がはまるのか、皆でアイデアを出し合っていく。
あれは、一見、遊んでいるように見えるのだろうけれど、実はとてもクリエイティブだ。
全員が、それをイメージして、それの何が面白いのか想像しながら、チャレンジしているのだから。
なんというか、人数が少ないからこそできる、そして、改めて発見のある稽古だった。
もちろん、それを全て、一人で家で出来れば一番いいのだけれど。
ネタ出しのような、イメージの膨らみ方は、団体しか持たない強い強い武器だ。
そして、イメージはそれぞれが持ち帰って、更に熟成していくのだ。

なんだか、頭の中がぐわんとしながら、飲み屋に向かう。
年内最後だからと、いつもとは少しだけメンツも変わる。
録音組の一部も合流して、酒を飲む。
録音の様子を聞き、編集の段階を聞かれ、今日の稽古を話す。
その全てが、つまりは、劇表現の一部なのが面白い。

そのどれも、社会的に見れば、なんの貢献にもならないのかもしれない。
けれど、それは、本当にそうなのだろうか?
仕事をしていれば社会的貢献なのだと考える方が本当は危ういのではないかと、ふと、思う。
そんなに単純な仕組みではないし、意味がないと思えるようなところに、大事な何かが落ちているものだ。
編集という、ひとつの世界観を構築する作業をしていると、何度も思う。
一見、関係ないようなことこそ、世界を構築しているのだと何度も何度も確信するのだ。

帰宅して、PCを開いたところでギブアップ。
いつの間にか眠っていた。
夜中に目覚めて、布団にもぐる。
稽古は納めても、編集は続くのだ。

さあ。
このBLOGを更新したら、音の整理だ。
その前に、熱いコーヒーでも淹れよう。
今日は、監督が撮影監督と会うと言っていたけれど。
どんな話をするかなぁ。
まぁ、くだらないどうでもいい話をして、笑ってくれるだけでもおいらはいいのだけれど。
何か面白い話が生まれるかもしれないなぁとも思う。
明日の朝からの編集の活力になったらそれが一番いいなぁ。

昨日のRECデータのミックスが終わるのは、もうちょっと先かな?
なんせ、仕事が早い二人だから、今日来てもおかしくないけれど。
そこはじっくりとやってくれているような気もしている。

ささ。
先に進もう。
コーヒーを片手に。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 09:30| Comment(0) | 編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする