2016年12月25日

メリーメリークリスマス

クリスマス。
去年のこの日。クラウドファンディングが公開になった日。
まだセブンガールズの映画かなんて夢の中だった。
まるで、サンタさんにお願いをするかのように。
この映画化企画の支援をお願いし始めた日だった。

あれから一年。
おいらは、支援してくださった皆様に、十分な恩返しは出来ているのだろうか。
「一緒に歩んでください」
おいらは、そう支援してくださった皆様にお願いをした。

だから、このBLOGは休まないと心に決めた。
応援してくださった皆様に、今、どんな状況で進んでいるのか、リアルタイムに知ってほしいからだ。
支援したのは良いけれど、あれはどうなっているのだろう?そんな企画にはしたくなかった。
徐々に・・・本当に徐々に進んでいく、この企画を、別の角度から楽しんでもらいたいと願った。
毎日読んでくださる方もいるだろうし、たまあに覗きに来る方もいらっしゃると思う。
クラウドファンディングが終わってから、知った方もいる。
自分の応援した企画が、日々進んでいっていることを楽しんでいただく。
それが、まず一番の恩返しだとおいらは思うからだ。
きっと、公開される日。
一緒に歩んでくださった方にしかわからない達成感を共にできると信じている。

そう。
去年の、このクリスマスから。
おいらは一人ぼっちじゃない。
たくさんの人と一緒に歩んでいる。

今日も音を貼り付けていった。
一人一人の台詞を貼り付けていく。
ビデオに収録されているステレオ音声では重なっている音声も、パラレルだと分解できる。
それぞれの音声のバランスの修正が出来るように、全員の全ての台詞を一つずつ切り出していく。
地味な作業だけど、それまでとは音世界は一変する。
例えば、ピンマイクのあたりを触ってしまって、ガサガサ音が入っていても。
そこを修正して行けるから、それまでストレスだった雑音が映像から消え去っていく。
環境音や足音まで、必要としていないマイクが拾っているから、そこを消していく。
それだけで、臨場感がどんどん変わっていくのだ。
それでもまだ、この音声は全てモノラルだ。
これが、ステレオになり、場合によっては5.1chのサラウンドになっていく。
環境音は遠くなり、セリフが前に出てくる。
作品は、どんどん映画になっていくのだ。

作業中、ふと思い出して、明日レコーディングする箇所の映像のチェックをする。
一つ勘違いしていたというか、失念していた部分があったので、音楽監督にすぐに伝える。
SNSのチャット機能を使って連絡すると、そのまま、音声通話の表示が出た。
音声チェックで、ヘッドセットを装着していたからとても驚いた。

そのまま、音楽監督の吉田トオルさんと通話。
向こうのカメラが生きていたらテレビ通話になっていたのかなぁ。
明日のことをお願いして、他の部分のことも話す。
年内、どこかで逢えるだろうか?
明日のRECした音源は、2MIXなのか、サラウンドなのか。
そんな話も少しする。
映画の規格は5.1chだったと思う。
劇伴はステレオ音声で製作されるだろうけれど、どう配置するかはMAの作業になる。
音の世界もとっても面白い。

明日はREC。
監督と行けるかどうか確認。
結局、トオルさんとKORNさんにお任せする方向にする。
やはり、移動時間を考えれば、まず編集作業を先に進める方が大事だ。
移動時間だけじゃなくて、精神疲労も考えれば、今は分担作業の方が正しい。
REC現場に行って、最初の指示だけして編集しようなんて話していたけれど。
REC現場に行けば、RECな頭になってしまうことは容易に想像がつく。

トオルさんと通話が終わってから時計を見て、ちょうどクリスマスに入っていたことに気づく。
今年のイブからクリスマスの切り替わりは、トオルさんと通話だったか。
そういえば、トオルさん、少し酔ってたかもしれないなぁ。
明日のことをお願いして、トイレに行きたくなって、急いで話を終えてしまった。
メリークリスマスの一言も言えない野暮な自分に腹が立つ。

さて、明日も編集だ。
皆が歌を録音し始める頃には、もう編集作業が始まっている。
それも、クライマックスに突入する直前のシーンだ。
今日、目標としていた個所まで音の整理が出来なかったけれど。
少し音の作業にも慣れつつある。
まだ、ノイズリダクションまでは、出来ないけどさ。
ついでに、ノートについているタッチパッドで、とても使いやすいタッチムーブを覚えた。
これで、また、作業がはかどる。

明日の編集後が年内最終稽古だ。
その頃、まだまだ娼婦たちは歌っているかもしれない。
おいらの頭の中では、つねに、その歌が流れているよ。

去年。
サンタさんは、おいらにプレゼントをくれた。
たくさんの支援してくださった皆様だ。
今年は何も期待していないから。
うちなんか寄らずに、他のおうちに寄ってくださいな。
支援してくださった皆様の夢枕に届けてくださいな。

メリーメリークリスマス。
去年のおいらから見たら、今のおいらは夢の中にいる。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 04:18| Comment(0) | 編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月24日

報いの日

編集日。
ラストに向かう大きなシーンを二つ、終わる。
おいらの大好物のあれも、とても良かった。
まだ大きなシーンを残しているけれど、確実にラストが見えてきている。
今日のシーンは、早く映画館で観たいなぁ。

ただ、今日、最後に編集していたところは、シナリオと齟齬があった。
さて、どうやって繋ぐかというところで煮詰まって、今日は一度終了にした。
解散してからすぐに監督から、わかった!つなぎ方!とメールがあったけど後の祭り。
やはり、一回空気を換えて、落ち着かないと出てこないアイデアもある。

残りの大きなシーンで手間取らなければだけれど。
やはり予定通り年内には一度ラストまで行くだろう。

帰宅して、やはり、もう一度観てしまう。
本当は音の貼り付けやら、今日の整理をしようと思ったけれど、どうしても観る。
毎回のことだけど、繰り返し何度も一つのシーンを確認していくのだ。
そうやって、違和感があれば、ひっかけておく。
ラストシーンまで進んでも、もう一度頭から確認をしていくのだから。
コマ単位の繋ぎぐらいは、よりスムーズにしておく。

良い映画になるなぁ。
これを見た人はきっと。
そう思う。
こんな映画はないというだけではなくて。
もっともっとベーシックな部分。
元々持つ作品の力強さに、もう一度気付く。

不思議なものだけれど。
クライマックスに近づくほど、より、映画を深く楽しんでいる。
なんというか、観ているのに、より観たくなってくる。
きっと出来上がりの映像をおいらは、誰よりも楽しめるんじゃないだろうか。
ありとあらゆる角度を知っているのだ。
編集だって、様々なアングルのカットがあって、なぜそこでこのカットをチョイスしたのかまで理解しているのだ。
そこまで理解したうえで、上映される映画を目にしたとき、それはどんな気分なのだろう?

きっと、スタッフさんたちも、組みあがるのを待っている。
プロデューサーさんたちも、撮影監督も、照明さんも、録音さんも。
それがどんな映画になるのか、まだ、紙の上でしか知らないのだ。
今、産声を上げようとしている映画の、一部分しか知らないのだ。
監督が、スタッフさんにまず見せられるGOサインを出すのはどのタイミングだろう。
きっと、最後まで組みあがっても、まだ見せないでほしいとあの人は言い出すだろうなぁ。
途中を見せたくないって何度も何度も口にする。

小野寺さん。
小野寺さん。

うん。

全てが報われるよ。
もうちょっと頑張ろうぜ。
全てが報われるからさ。

ああ。
なんだよ。
明けて今日はクリスマスイブじゃないか。
去年は、クラウドファンディング公開前日で、ずっとドキドキしてたっけ。

もうすぐだ。
もうすぐ、おいらは、サンタさんからプレゼントをもらえるんだ。
とびっきりの奴をさ。

そして、全てが報われるんだ。
今日までの。

18から芝居を始めた今日までの日々が。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 04:58| Comment(0) | 編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月23日

おいらの加速装置

音楽監督から昼間に連絡がある。
そう、当初言っていたイメージとのズレの確認。
原因はなんとなくわかった。
色々と手はあるけれど、まず最後まで編集が進んで、音楽も絡めた編集の段階までに考えよう。
監督とも応相談だなぁ。
その時が来たら、またこの作品は大きく生まれ変わる。

何度か書いているけれど、映画用のレコーディングが週末に控えている。
舞台版のセブンガールズを知っている方は、わかっているだろうけれど。
この作品は、一つの歌がキーになる。
劇中で、オケのないまま歌う場面が数度出てくる。
もちろん、その歌は、芝居で出てきたものだからRECまではしない。
けれど、オープニングやエンディングの歌は、ちゃんとレコーディングが必要だ。
芝居で歌うことは不可能じゃないけれど、どうしても、実際のオケとのバランスで苦労するからだ。
映画の撮影でも、もちろん、声を出して歌ってもらったけれど、そのままオケとは合わないだろう。
そもそも、撮影現場でもオケを流して歌っているのだから、とってもミックスが難しくなる。

音楽監督の吉田トオルさんは、撮影のはるか前に、その2曲だけはデータでくださっていて。
それで練習して、それで歌って踊って、それで撮影をした。
ただ、あくまでも、これはDEMOで、実際にどうなるかはまだまだわからない。
映像を観て変わる部分もあるかもしれないし、レコーディングで変わる部分もあるかもしれない。
もちろん、DEMOそのままになる可能性もある。
監督の意向で、大きく変更する可能性だってあるかもしれない。

ただ、それを仕上げることも可能な状態のデータまで今日、作ってくださっていたはずだ。
その場で、RECして、バランスだけを調整して聞く。
そういう作業をREC現場で出来るぐらいまでのデータだ。
おいらたちが頂いたのは、ステレオ音源に書き出されたいわゆるオケだったけれど。
実際のデータは、おいらが編集しているシーケンサーのように。
ドラムの音、ベースの音、ホーンセッション、などなど。
すべての音源が分かれて、それぞれがパラレルにタイムコードに並んだデータなのだ。
歌をセンターにして、ドラムを後ろにして・・・などなど、レコーディング時にもいじれるぐらいのデータにしていく。
そういう前作業が必要なのだ。
そこで曲の完成形が、見えてしまえば一番良いのだ。

例えば、完成した曲を、映像に当てはめて、イントロ部分を8小節長くしてとお願いしたとしたら。
トオルさんは、ものの数分で、仕上げてしまうことは知っている。
知っているけれど、それは、そもそもトオルさんが思い描いていた完成形とは違うものになってしまう。
もちろん、監督の意向が第一だけれど、音楽監督は、別の角度から、作品性や音楽性を見ている。
そのズレが事前に少しでも少ないほうがいいと思う。

今、アニメ映画「君の名は。」が大ブームだけれど。
なんと、あの映画のひとつのシーンは以前、おいらもここに書いた、曲先行らしい。
元々は、歌なしのオケを使ってもらう予定だったのに、歌ありのまま、PVのようにシーンを仕上げたそうだ。
音楽を聴いて、これはそのまま使った方が良いと、なったんだという。
こういうことは、映画では、意外に珍しいはずだ。
ミュージカル映画などでは、当然のことだけれど・・・。
あ!だから「ダンサーインザダーク」は、ミュージカルという人がいるのかもしれない。
確実に音先行でしか作れないシーンが何度も出てくるからだ。

もちろん、時間的な制約はあるけれど・・・。
タイミングさえ合えば、おいらの想像では2016年度中に、監督と音楽監督と3人で、会う日が来ると思っている。
誰かの時間的都合で年明けまで持ち越すかもしれないけれど。
でも、なんとなく、予感としては、その日が近いなぁと感じている。
・・・というのも、おいらは、大きく3回の監督と音楽監督との交差点があると思っているからだ。
トオルさんは、既に楽曲を20曲以上も書き下ろしていると聞く。
熟知している作品であるにもかかわらず、撮影現場に足を運び、その空気感まで感じて曲を仕上げている。
それも、その全ての曲を使わなくてもいいんだという。
監督とも、撮影現場でも含めて、何度も話をしている。
今、その状態で、粗編集の完成を待ってもらっている状態なのだ。

その映像を観てもらって、音楽監督の、曲の当て込みが入る。
曲を当てこんで、そこから、監督は、更に編集を変えていくとおいらは読んでいる。
音楽がこう来るなら、編集はこうじゃないだろう?もっとこうしたほうがいいだろう?そうなるはずだ。
むしろ、そういう提案を積極的に力にしていくことが出来るのが監督の大きな力の一つだからだ。
そして変わった映像を音楽監督に観てもらって、更に、ここでディスカッションが入るんじゃないかと思っているのだ。
舞台のクライマックスの音を決めていく作業はいつも、微細なレベルまで調整していく。
あれと同じ作業がここで、初めて、起こると思っている。
つまり、音楽監督の提案という交差点。
そこからの、監督なりの回答という交差点。
そして最後に、二人のディスカッションという交差点。
その3つは、確実にやってくるはずなのだ。
おいらは、その二人のスピードに対応するエディターにならなくちゃいけないと思うと汗が出る。

そして、その最初の交差点の入口に近いレコーディングが待っているということなのだ。
音の作成だけではない、音の提案まで含めた作業になっていくのは明白だ。

これまでの編集とも少し違う。
ダイナミックな変化も生まれると思う。
とにかく、まずは、編集を頑張るだけなのだけれど。
トオルさんの音楽は、いつだって、おいらにとっては、感情の加速装置なのだ。

よし!
明日は、多少長い時間編集ができる予定だ。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 03:05| Comment(0) | 編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする